妄想覚え書き、の9

Maruszczyk Instrumenstsの読み方について、以前適当なことを言いましたが、ずっと気になっていたのでYoutubeでどのように発音されているか確認しようとしました。ところがPublic Peaceの膨大な動画を拾い見し、関連動画にも飛んでみましたが決め手は掴めず、そうだ翻訳アプリがあるではないかとGoogle翻訳を試みました。

その前に、主催者であるAdrian Maruszczykのサイトページがありますので、そこを引用して翻訳精度を見てみましょう。

まず原文です

Seit 40 Jahren befasse ich mich mit Musik und allem was dazugehört. In dieser Zeit hatte ich die Gelegenheit, eine große Anzahl verschiedener Instrumente, Verstärker und Zubehör sowohl Live als auch im Studio einzusetzen. Des Weiteren konnte ich in den letzten Jahren durch umfangreiche Tests wichtige Erfahrungen hinsichtlich Holzauswahl, Tonabnehmern, Hardware und Saiten sammeln.
Aus den so gewonnenen Erkenntnissen sind Instrumente, Verstärker und Zubehörprodukte entstanden, die sowohl in der Funktionalität und Klang im musikalischen Alltag als auch im Preis-/ Leistungs- Verhältnis unübertroffen sind und deren ständige Weiterentwicklung mir am Herzen liegt.

Google翻訳で自動検出にするとドイツ語であると判別されます。日本語訳は

私は40年間、音楽とそれに付随するすべてのものを扱ってきました。 この間、ライブとスタジオの両方で、さまざまな楽器、アンプ、アクセサリーを使用する機会がありました。 さらに、私は広範なテストを通じて、木材、ピックアップ、ハードウェア、弦の選択に関して重要な経験を積むことができました。
このようにして得られた知識は、日常の音楽生活における機能性とサウンド、そして価格/性能比の点で卓越した楽器、アンプ、アクセサリー製品を生み出し、その絶え間ないさらなる発展は私の心に近いものです。

同サイトにはドイツ語に続いて英語への翻訳文が添えられます。英語では

For 40 years and counting, I've been putting my heart into music and everything related with it. I've had the opportunity to use a variety of different instruments, amps and other gear during live shows and studio work. Thanks to extensive testing and research, I collected a great deal of experience in the areas of tone woods, pickups, hardware and strings.
The knowledge I collected during those years allowed me to create musical instruments, amplifiers and accessories for the working musician whose functionality, tone and price/performance ratio are second to none. The constant development and improvement of my products will always remain my top priority.

サイトの英文からの日本語訳となります。

40年間、数えて、私は音楽とそれに関連するすべてに私の心を注いできました。 ライブショーやスタジオでの作業中に、さまざまな楽器、アンプ、その他の機材を使用する機会がありました。 広範なテストと研究のおかげで、私はトーンウッド、ピックアップ、ハードウェア、ストリングスの分野で多くの経験を集めました。
その間に集めた知識により、機能性、音色、価格/性能比が他に類を見ない、働くミュージシャンのための楽器、アンプ、アクセサリーを作ることができました。 私の製品の絶え間ない開発と改善は、常に私の最優先事項です。

ちなみに原文から英語へGoogle翻訳すると

I have been dealing with music and everything that goes with it for 40 years. During this time I have had the opportunity to use a large number of different instruments, amplifiers and accessories both live and in the studio. Furthermore, in the last few years I was able to gain important experience with the choice of wood, pickups, hardware and strings through extensive tests.
The knowledge gained in this way resulted in instruments, amplifiers and accessory products that are unsurpassed in terms of functionality and sound in everyday musical life as well as in terms of price / performance ratio and whose constant development is close to my heart.

そして、この翻訳された英文を、さらに日本語へ訳してみましたところ、重複になるので記しませんが、Googleのアルゴリズムは一字一句ドイツ語からの直接翻訳と一致させました。原文からの日本語訳と、サイトに書かれている英語からの日本語訳は、もちろん選ばれている表現が違うために、微妙な差を生みます。日本語になった時点で、どちらが自然かどうか甲乙付けがたく、やや不自然なところを残します。英語を直接読む場合、Gooogle翻訳された英語よりも、サイトの原文(web記載用にサイト主が翻訳している)英語を見た方が、やはり伝わり方は正確なような気がします。

そしてGoogle翻訳には音声で聴くことができるボタンがありますので、肝心な彼の名前を聞いてみます。

"Adrian Maruszczyk"を入れて言語の自動検出を行うとルーマニア語と表示されます。発音を片仮名で表記することには、根本的に抵抗を感じますが、日本語の文章の中に使用する固有名詞として記述する必要がありますので、敢えて私個人の耳で仮名変換をおこないますと、「アードリアン・マールスクジック」が適当かと思います。

これをドイツ語として認識させて発音させますと、これは非常に片仮名にしにくい音声が聞こえます。強行するなら「アードリアン・マホスチック」とrがhのように聞こえ、アードリアンの長音の中にもh(ホ)の響きが含まれます。

続いて英語も試みます。当然「エイドリアン」と米国人は言いますよね。「エイドリアン・マルースチェック」となります。学生時代に第2外国語はドイツ語を選択したにもかかわらず、やはり私には英語読みがしっくりきます。本国とは伸ばす場所、リズムが異なります。

Public Peaceの取引先であるMensingerが所在するポーランドではどうでしょう。Google翻訳の原文をポーランド語に設定して発音を聞くと「アドリアンヌ・マルシュチック」のように聞こえ、私が数日前に片仮名で表記したのと近い気がします。私は後半のzに引っ張られ「マルシュゼック」と書いてしまいましたが、ここまでを見てくるとcの方が支配的です。ルーマニア人はジも言いますが、その前に強くクと発音しています。そこの子音を複数回発音するため、マーと冒頭の母音が引き伸ばされているようです。

この遊びは限りなく続きそうですが、Public Peaceの住所からオランダに近いことがわかります。オランダ人だとどうなるか見てみましょう。「エイドリアン・マルシュチック」という感じで、first nameは英語より、last nameはポーランドよりという結果です。ちなみに、google mapに住所を入れ成田からの所要時間を調べると14時間20分と出ます。航空運賃は往復で¥134840〜と書かれています。ヨーロッパはロンドン・パリに3泊ずつしたことしかありませんので、死ぬまでには一度旅行したいですね。それこそポーランド、オランダ、ドイツに行きたいですし、スペイン、ポルトガルもイタリアも見ずに死ねない気がします。老後資金の蓄財ばかり考えていますが、しっかり稼いで旅行できるようにしないと悔いが残りそうです。エジプトへも行きたい。

Public PeaceのDealerページを見るとIshibashi Musicがリストにあり、今更ながらイシバシ楽器HP内のサイトを訪問してみます。

https://www.ishibashi.co.jp/maruszczyk/

そしてようやく見つけました。「エイドリアン・マルシュテック」の文字。ここまで見てきた見地からは、正直ちょっと容認しかねる表記ではあります。テとは読めないし、言っているGoogle中の人もおりません。Googleはmaruszczykをルーマニア語と判断しました。Adrianがルーマニア人であるか否かは調べられておりませんが、国の所在地はドイツよりチェコ、スロバキア、ハンガリーをはさんで遠く南西に位置し、巨大な黒海に面しています。彼がルーマニア人であるとしても、はるかに離れた場所で生活する周囲の人間が、その地の母国語で彼を呼んだとしても不思議ではありません。しかし、以上の簡易調査から、テックと発音するローカルな言語を想像できません。

ブランド説明文も、ポーランドに拠点を置くブランドであるかのように読み取れます。取引先はPublic Peaceでしょうから、ブランド国籍はドイツです。その辺りは明確にすべきではないかと思いますが、私の方が間違っているでしょうか。

maru-sz-c-zykと分けますと、マルは間違いなくて、その後です。szをシュ、cをク、zykをジクと読んでマルシュクジク。後半の子音が忙しいのでマーと伸びて、マールシュクジク。これがルーマニアの読み方。

一方、イシバシ楽器さんの表記がfirst nameをエイドリアンとしていることから英語読みかと推察しますが、zykのyを意識してチェックのようになるのと共に、英語特有の間のとり方でマルーのルーにアクセントが来ます。そこを伸ばさないと英語にならない。

というわけでオランダ人が読むケースが、我々が片仮名表記するのに便利な発音をしているのではないかと考え、勝手に、私はマルシュチックと書くことにします。イシバシさんを公式とするならば、非公式にテをチに変えさせて頂くことにします。自身の誤りを正すと共に、今後の表記を改めます。なんのためだかわかりませんけどね。ずっともやもやしていたことが一件落着しました。

ちなみになんですが…。ポーランド製と言えばMayones。これ一語では言語検出の結果がインドネシア語となり「マイヨネス」のように聞こえます(ヨにアクセント)。オランダ語では「マヨネス」、ドイツ語で「マーヨーンズ」、英語で「メイヨーンズ」、ポーランド語で英語とほぼ同じ。という風に日本語表記の「メイワンズ」と聞こえるケースが見当たりませんでした。

もちろんmay onesと分ければ問題ありませんが、一語ならばma-yo-nesと3音節に別れてそれぞれをどう発音するか検討すればメイヨーンズが最適かと思います。インドネシア語と判断されたワードの意味は(調味料の)マヨネーズです。Mayones itu dipenuhi oleh bahan kimia!(あのマヨネーズの中、添加物ばっかり!)のように使われます。





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