音楽の話

趣味の話をしようと思う。

私の趣味は音楽鑑賞や観劇。特に音楽をピックアップして言えば結構幅広くて、クラシックをメインにアイドルソングや邦ロックといわれるジャンル、インストバンドなど何でも聴きます。クラシックは敷居が高いだとか思われがちだけれども、歴史的背景や発表当時の流行だったり作曲者自身の半生が詰め込まれていたりして、これはどんな音楽・ジャンルでも共通することなのである。歌詞の有無は明確な違いではあるが。

クラシックしか知らなかった

私は小さい頃から地元の学生オケみたいなものに所属していたので圧倒的にクラシックに触れる時間が長かったせいか、周囲と音楽の趣味は全然合わなかった。私が小学生の頃全盛だったAKB48のことも全然知らなかったぐらいである。車の中のオーディオでは常にクラシックが流れているような家庭で育っているため、正直に言うとアイドルソングなどを聴くようになったのはここ3年ぐらいの話で私のことを昔から知っている人にはとても驚かれる。

なぜ私がクラシック以外を意識して聴くようになったのかというのは2つあって、演奏することがしんどくなってしまったということと、解析してみると意外と面白いということが分かったからだ。

定期的に演奏会を行うにあたってやらなきゃいけない曲とできなきゃいけないことが毎回山積みになる。その曲を演奏するために音楽を聴いてスコアリーディングをするところから始めなくてはならず、同時に複数のことをこなすのが得意ではない私は好きな曲が聴けないということにめちゃくちゃにしんどさを感じた。そしてスコアを利用して学習を進めるうちに自分の譜面のたった1音の重要さに気付いてしまい吐きそうになるのだ。そうしてだんだんクラシックを聴けなくなってしまった。

クラシックに解析の面白さというのはわりかし見いだしやすいものだと思う。それがなぜ歌謡曲に向いたかというのは紛れもなく部活で合唱をやっていたからだろうと思う。歌詞の読解を行うことはもちろん、作曲者・作詞者の想定する世代、彼らの経歴からみる実体験や音楽の好みが曲中に散りばめられている。そのことに気付いてから急に歌謡曲が聴けるようになった。そしてジャンルは違えど音楽はやはり同じなのだなと思った。

ここ数年でプレイヤーという立場はやめてしまっているのでまたクラシックを楽しめるようになってきているのだが、どうも範囲が広くてどこから履修して良いか悩んでいる。おすすめがあれば是非共有してほしいなあ。音楽は共有だね。

#日記 #音楽

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