アプリの会社立ち上げてから3年間のこと、起業する上で重要だなと思ったこと

IT系企業に新卒で入り一年以内に辞めて、自分で会社を立ち上げてから3年経ち、インプットと実践しかしてなかったので、文字で落とし込むアウトプットもそろそろしたいなと思いたった。

何を書こうかなー。と考えたけどまずは自分自身が社会人生活のほぼ全てを費やしている起業に関することがいいかなと。

面白いかどうかは別としてこのnoteを見てくれる人がいて、参考になったと言ってくれる人が少しでもいれば僕は幸せです。

僕が綴ることは起業するということ全体に当てはまることじゃなく、インターネットというフィールドでの起業にしか当てはまる部分はないと思うので、その点はご留意いただきたいです。

今までの社会人としての経歴

IT系企業に内定してからバイトとして働きはじめる。このころは仕様書作成の補助やリサーチの補助が自分の仕事だった。また、このころ並行して社外のメンバーとAndroidアプリ作りをはじめる。僕自身は企画だけ出していた。

文系学部を卒業し、入社してからはディレクターとしてプロダクトの企画開発に関わる。このころ社外のメンバーと作ったアプリがそこそこ儲かる

プロダクト開発の仕様が固まったところで、会社を辞めて社外のメンバーとやっていたAndroidアプリを中心に会社を立ち上げる。出資や借り入れは受けず、自己資本のみではじめた。このころの僕自身の役割は企画と営業のみだった。


GooglePlayの規約に反するとの理由でアプリがマーケットから次々に消される。このころ指摘された規約の一部分のどこに反していたのが原因でアプリが消されていくのか理解できなかった。たしかアフィリエイトトラックが主な目的のアプリはリジェクトされますとかだった。
※これは今でもよくあるAndroidアプリのリジェクト理由

リジェクトが原因でこのままだと会社が潰れるレベルで売り上げが落ちた。役員メンバーの給料をかなり下げて持ち堪えることにし、Androidは手の施しようがなくなったのでiOSアプリとWebにシフトする方向に決めた。この時僕自身は初めて本格的にデザインとプログラミングをはじめた。最初に触った言語はPHP。LAMP環境で開発していた。

シフトが完了したころには、売り上げ自体元の水準に戻り、上向きになってきた。このころ僕自身はCocos2dxとObjective-C、JSなども触れるようになっていた。

Androidアプリのリリースも再開し、規約の意味を理解するためにトライ&エラーを繰り返しつつ、Androidアプリもなんとか消されないようになってきた。このころ僕自身もAndroidも触り始める。

リリースされているサービスの開発運用と新規サービスの企画をひたすら続ける(いまここ

インターネット分野で起業する上で重要だと思ったこと

-出資を受けて起業しない限りはイノベーションを起こしたいという欲求があってもまずは小さく確実に稼ぐこと、マネタイズは最初からやること

イノベーションを起こすようなサービスには必ずお金がかかります。また、失敗する確率がものすごく高いです。それを投資家に話して出資を受けて起業した場合は別ですが、そうじゃない場合は自分の日常的な行動の手順の一部を削るような簡単に作れるサービスをいくつも作って確実な稼ぎを取れるようにしておいたほうがいいです。
またマネタイズに関しては最初からしたほうがいいです。マネタイズ導線がないからサービスが伸びるなんてことはありませんし、もしユーザーを大きく抱えるサービスを生み出した場合マネタイズの仕方が下手だとかなりもったいないです。

-人材が優秀かどうかにとらわれない会社にすること、また常に稼げる難易度の高くない仕事を用意にしておくこと

優秀な人を集めて事業を行うと成功する確率は高くなりますが、そのような人材は小規模な企業の場合は持て余すことが多いです。またそのような人材を集めると人件費もそれなりに高くなるので、初めからそのような形で始めるとうまくいくまでかなり厳しい状況になります。ですから、小さく確実に稼げるものをフレーム化して誰でも作れるようにしておき、それを一般的に優秀とは言われない人でもできる形にする。そういった人材に振ることでマイナスにはなりにくくなります。
並行してその人材にプログラムが書ける教育を行い新規開発や既存の運用開発のタスクを振るといった形で育てていくと優秀もしくは会社にとって必要な人材に育てられる場合が多いです。
というか優秀だろうがそうじゃなかろうが最終的により優秀になってもらうようにサポートするのが会社の責任ですし、そういったことにとらわれずに成功させるのが経営的な腕の見せ所だと思ってます。
この部分は人によってかなり分かれる考え方かもしれません。

-どんなポジションでもプログラミングをある程度理解すること。最新の技術に触れておくこと

僕自身がそうだったんですが、プログラムがわからない、書けない人材はものづくりに関するコミュニケーションをとる上で確実にボトルネックになるタイミングがあります。
いきなり今の会社の体力では到底実現不可能な企画や既存サービスの新機能を提案したり、もっとシンプルな実装で代用できるものを複雑な形で提案するといったことが起きます。
そういった相手はプログラマ、エンジニア的にはかなりめんどくさい相手になりますし、開発自体に無駄な時間がかかるのでその無駄を省くためにもプログラミングはインターネットに関わる上では理解しておいたほうがいいと思います。
また企画サイドに携わる場合は新しい技術に触れたほうがいいです。その技術を活用して何ができるかを自分の触れてきたことと照らし合わせるだけで企画が生まれ、新しいアプリ市場が開拓できる可能性があるためです。

-カテゴリに関係なくユーザーが増えているアプリをさわること。またメンバーにもそうさせること

ユーザーを多く抱えているサービスには必ず自分のサービスにも使えるヒントが混ざっています。そのヒントは自分で一から生み出すよりも、触っている中で良いと思ったものをよりよくして自分のサービスで活用する方法を考えることで、大きく時間短縮になると思っています。
また、企画や運用を重ねてサービスをよりよくするには自分一人でやれること、思いつくこと、視点には限界があります。だからこそ他のメンバーにも同じようにいろんなアプリやサービスを触ってネタを蓄えてもらうことが重要だと思っています。

以上が僕が感じたことです。
まだまだ他にもたくさんあるんですがあんまり書きすぎると長くなりすぎるので特に重要だと思っていることを抜粋してここまでにします。

それにしても書くのってエネルギー使いますね。。。
おつかれさまでした。

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