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2024年九州ツーリング(8日目:最終日!鳥栖~福岡空港でカブを空輸~一気に羽田空港へ)

第1話:2024年九州ツーリング(準備編:やっぱりフェリー?)
第2話:2024年九州ツーリング(準備編:積載と寒さ対策)
第3話:2024年九州ツーリング(1日目:フェリーを乗り継いで、いざ九州へ)
第4話:2024年九州ツーリング(2日目:フェリーから下船して九州上陸)
第5話:2024年九州ツーリング(3日目:門司港から旧豊後森機関庫、高森、延岡へ)
第6話:2024年九州ツーリング(4日目:宮崎・延岡から高千穂~天岩戸~人吉へ)
第7話:2024年九州ツーリング(5日目:人吉から肥薩線沿い、長崎へ)
第8話:2024年九州ツーリング(6日目:島原鉄道〜諫早〜小長井〜嬉野〜佐世保へ)
★第9話:2024年九州ツーリング(7日目:佐世保〜本土最西端〜鳥栖へ)

 さて、長らく走っていた九州ですが、いよいよ最終日となりました。最終日までお読み頂いた皆様、ありがとうございます♪ 

 限られた日数でのツーリングである以上、またカブだと1日に走る距離も限られているから、ご当地飯も最小限にして、時にコンビニおにぎりもありながら走り続けた1週間でした。

 「もう十分走ってるでしょ?」と会う人会う人に聞かれますが「いやいやいや。あそこ行くの忘れたーとか結構あるんですよ」。
ー『ほー 例えば?』
ー「いや、だから、まずあそこですよ。関門トンネル作る時に元々駅は大里駅だったでしょう。大里駅は今の門司駅だからちょっと行きたかったなぁ。とか、トンネルの立坑跡も残ってるみたいだから行きたかったなとか」
ー『それ、初日? 初日からやり残したことあるんかい!』
ー「いやいやいや、やり残したことは毎日ありますってw」
…時間とお金があったら日本一周してきたいけどそれは難しいから、小刻みで全県コンプしたいなぁ。…沖縄はゆいレールは乗ったけど、自分のバイクでは走ってないし…w

 そんなこんなで、最終日は鳥栖から福岡空港(FUK)から離陸して一気に羽田空港(HND)へ! 行きはフェリー、帰りはANAでワープします。

最終日の移動はざっくり1000kmでしょうか。

 そして一番緊張したのがこの日! 「ANAスカイツーリング福岡」(福岡 - 羽田:¥36,000)を事前に申し込んだのですが、飛行機に積むにはレギュレーションがあります。

①ガソリンスタンドでガソリンの抜き取りをし「抜き取り証明書」を受け取る。または事前に規定料(メーターの4分の1)までガソリンを減らす。

②出発時刻の2時間前までにANA貨物カウンターにて受付。

③バッテリー端子を取り外す。(※工具類はご自身で)

 「メーターの4分の1」っていったらガス欠になりそうな感じのラインですし、「やっぱりスタンドでガソリンを抜いてもらおう」と思っても、ガソリンの抜き取りに変更する場合は出発日の2日前までに連絡しないといけない。ガソリンを抜くのは有料だから、自力でガソリン燃やすしかないよね~。最近のバイクは燃費がいいから、ガソリン残量が多かったら大変ですよ。途中で気が付いて良かった(^^;

 なにより普段行かない空港の貨物エリアに行けるか不安だわ…。検問とかで怒られそうだし…。福岡空港はまだそんなに複雑ではないけれど、羽田空港から湾岸357に乗れるかなぁ…カブなのに高速に入っちゃったらどうしようー…不安しかない。高速乗れるバイクだったら、そんなに心配もしないんですが(^^;

 先のことを考えたら不安しかないので、まずは鳥栖駅にうどんを食べに行こ! !(^^)!

8時前の鳥栖駅
左手には中央軒さんの駅弁&うどん屋さん
5-6番線のホームにある、中央軒さんのうどん・そば屋さん
今回は、めっちゃ定番の「かしわうどん」(420円)を頂きました。出汁ってご当地の文化を感じるものですから、頂くことで鳥栖を満喫♪ ほろほろしたかしわ(鶏肉)も美味しいし、五臓六腑にしみこむ一杯です。また、ホームで地元の列車を見ながら頂くのって良いですよね♪
駅弁は…これ食べたかったな~。昨年の卵の高騰を受けて作られた「錦糸卵がコーンになった場合のかしわめし」(780円)。人気なので継続販売しているそうです。「かしわめし」以外に中央軒さんで有名なのが「焼麦」(しゃおまい)です。…で、今回私が買ったのは、まだ食べたことのない「あさりめし」(900円)とやっぱり「焼麦」!です。
さっき気になっていた駅のパン屋さん。トランドール鳥栖駅店。
パン屋さんの店内にはうんちくが。
なんと、国鉄時代の暖炉が保存されていました。
サガン鳥栖の焼き印のついたパニーニを頂きます。もちろん、暖炉席で。…また食べるんかい。
暖炉跡とつながる煙突!
さて、ホテルに戻り、バイクのカバーを外して、バイクを掃除しながらバイクが大丈夫かチェック! 一番気を付けなければならないのは、気のゆるみ。そこそこの緊張感は必要です。
グリーンリッチホテル 鳥栖駅前
佐賀県鳥栖市京町726−726
コンビニへの近道を教えて頂いたり、バイクのお気遣いもしていただいてお世話になりました♪
巨大な招き猫! 自分にも周りの方にも、ほんとに少しでもいいから良い事あるといいなと切に願います。
中央軒さんの前で一枚。まさかカブで来るとは思わなかったな~
駅の反対側へ行って、カブを押し歩きして、保存車両にご挨拶。
市指定重要文化財(歴史資料)になっている、268号機関車。汽車製造合資会社(現 川崎重工(株))製。綺麗に保存されています。
「北越鉄道株式会社(現在の信越本線の一部)の発注により明治38年(1905)に、北越鉄道G形18号機関車として製造され、鳥栖機関区には昭和10年代に配属され、昭和29年(1954)に廃車除籍されるまで構内作業用の入換機関車として運用。230形機関車は2両しか現存していない近代化産業遺産で、もう1両は明治36年(1903)製造の233号(重要文化財)で、京都鉄道博物館に製造当初の状態に復元して保存されています。」(鳥栖市HPより抜粋)

 「鉄道のまち」鳥栖をあとにして、30km先の福岡空港へ出発! 気持ちの余裕があれば「大宰府」にも寄りたいけれど、福岡空港でどれくらい時間がかかるかわからないので直行します。

ちょっと太宰府感♪
いよいよ福岡空港へカブで行けそう!
10時半過ぎ。案の定、ANA貨物の場所がわからずに、付近を2周してしまいましたが、検問所?で「福岡空港貨物地区 臨時立入承認証」を記入&受け取って、窓口に到着してほっと一息。
ANAスカイツーリング北海道以来の手続き。久々すぎて初心です。
受付カウンターのテレビには「京王百貨店」の駅弁大会の模様が報じられています! 京王駅弁は出遅れましたが、現地で駅弁食べたから許す!
ヘルメットの他荷物も運んで頂けます。もともとバイクに積める量しかないのでスカスカでもったいない感じ? 大型バイクに積載ぎっしりな方にはちょうど良いかも。
カブの体重検査もあります! いや~ん。太ってはないと思うけど~、110キロ。
外では着々とカブ空輸の準備がっ。心配していたバッテリー端子などのアレコレは特に私はすることなく、積んで頂けました。MHRで北海道の時は工具を使うこと場面もあるのでなんとなく検討もつくのですが、カブって壊れることはほぼないから知識がないわぁ。
この時点で12時過ぎになり、「お時間頂いてしまって」とジュースを頂いちゃいました。やっぱり早めに来てよかった(^^; 貨物にはワンコを預ける方もいて、ずっと鳴いていてかわいそうに思っちゃいました。ワンコ目線で考えると、飼い主さんと一緒に車がいいのか、船がいいのか、飛行機でちょっと我慢してもらうのか悩むかも。
「帰りはどうやって旅客ターミナルまで行くのよー?」と思っていたら、貨物から少し
歩いたところにバス停がありました。連絡バス(無料)で「貨物ターミナル前」から福岡空港へ。
12:45 福岡空港からJR博多駅へ。福岡市地下鉄空港線で福岡空港から2駅という近さ! 博多駅ではやっぱり駅弁屋さんへ♪ 特に九州は東京に来ない駅弁の宝庫!(…国鉄時代は中央会の会員さんも多かったんですけどね。JRになり駅弁にも影響がありましたね) 個人的には、元々旅先での駅弁が大好きなので、ご当地の工夫を凝らした駅弁を見て、頂くのが楽しみです。
博多の東急ハンズでの災害支援金にも少しだけ。これくらいしかできなくて申し訳ない気がします
福岡市地下鉄空港線で博多から福岡空港へ。
福岡空港着。来るときは大宰府に寄れなかったけれど、空港で大宰府にお会いできて良かった!
14:30 クレジットカードの特典で空港ラウンジが無料で入れるので、ラウンジチェック! 九州は空港ラウンジ好印象です。鹿児島空港はフリードリンクのメニューの中に焼酎等もあったし。福岡空港では一杯500円のご当地焼酎もありました。…がそれは飲まずというか飲めず。(なぜなら羽田からバイクに乗るからw)無料のデコポンジュースを頂きました♪
私のカブは今頃空の上なんだろうか、、、今までつかず離れずだったから寂しい(´;ω;`)ウゥゥ かといって私もANAだと交通費が(´;ω;`)ウゥゥ
搭乗口に向かう途中で、あご出汁うどん、美味しそう! 早めに移動すればよかったか!?
さらば九州(´;ω;`)ウゥゥ ありがとう九州(´;ω;`)ウゥゥ
カブはANAで、私はスカイマークで。機内用に博多駅で買った「博多どらきんぐ」を食べ、スカイマーク×ネスレからはコーヒーとキットカットを頂きました♪ 機内サービス、あるのとないのとでは違うよね~
16:30過ぎ あっという間に東京近郊!
17時過ぎ 羽田空港から「空港貨物循環」バスに乗り、貨物へ。
バス停「東貨物」で下車。えーん、旅客ターミナルとは打って変わってひと気もなくなんだか寂しい(´;ω;`)ウゥゥ カブちゃん、もうすぐだからね!
ゲートの入り口で、貨物地区の臨時立入証を受け取って、貨物方面へ。「歩行者」の所を歩かないと注意されますよ。
17:30過ぎ 右往左往しながらやっとANA貨物さんの窓口へ。17時~って貨物が混む時間帯らしく、お時間に余裕のある方は夕方は外した方が良いかもしれません。
カブちゃんと再会!(´;ω;`)ウゥゥ 無事に逢えました! 「ANA搭載記念証」を記念で頂きました♪  あとは都会の流れにのって千葉方面へ。流れに乗れるんでしょうか~?
羽田空港貨物ターミナルを出たはいいけれど、湾岸(357)に乗り損ない2周目周ったところ、奇跡的に原ニのクロスカブさんが前を通りかかりついていきましたっ('◇')ゞ 慣れないローカルな道を走るのは好きだけど、慣れない都会の道は苦手だわぁ。。。

さて、ガソリン入れなくては!
ガソリンを最後に入れたのは長崎県「生月島」のガソリンスタンドでした。
ここね~ ↓ 生月島から浦安までよくガソリン持ったね~ 
今回の九州ツーは、カブちゃんと1,296km。良い思い出を頂いたすべての方に感謝いたします(*^-^*)

8日目(最終日)到着。
(さすがにノープランでスペインに行ってバイクで旅をした自分には負けますが)バイクを乗りはじめた頃の旅心のある自分には、まだまだ負けてないぞっ!(^^)!

(2024年3月21日 記)




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