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オリンピックは人間だけのモン!?

「人間ではない」として、2020年東京五輪の聖火リレーを五輪組織委に断られているくまモン。

2011年にゆるキャラGPを制してから、ゆるキャラ界のあらたな顔として日本経済の循環を活発化させてきた実績に申し分はない。

現在では年1500億円規模の経済効果を生み出す世界有数の“営業マン”だ。

それだけではない。くまモンがひとたび子どもたちの前に現れればそこにいる者すべてが目を奪われる。

そんなくまモンに、タスキを繋がない平和の祭典に意義はあるのか。

異論はあるだろう。聖火リレーへの応募条件が「おおむね13歳以上の人間であること」から、5歳のくまモンが対象外とされルのは当然だと。

しかし、くまモンが日本を代表するゆるキャラだと言える所以は別のところにある。

それは、政治だ。

TwitterなどSNS上で政治について語るユーザーは少なからず存在し、そのなかにくまモンをこよなく愛し、アイコンにしている人もいる。

もちろん、それぞれ政治的思想は異なるためくまモンファンどうしで論戦が繰り広げられることがある。

しかし、彼らは決してくまモンの前において争うことはない。くまモンのツイートにぶら下がるコメントは実に平和的だ。

分断を煽る政治が台頭している昨今において、こうしたくまモンのような架け橋となれる存在は必要不可欠といえる。

まさに、平和の祭典にふさわしい存在。そんなくまモンに聖火リレーを認めない組織委員の旧態依然とした体質に東京オリンピックの価値を見いだすことはできない。

オリンピックは人間だけのモンでは決してないし、聖火リレーを人間以外の脚力のある者が務めてもまったく問題ないと思われる。

くまモンはくまモンだ。人間でもなければクマでもない、唯一無二の存在だ。

このオリンピックにおいて排除される対象が存在してはならない。

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