「どうせ、憲法9条が守ってくれると思ってるんやろ?」 存在しない敵と日々闘うネトウヨたち

ホルムズ海峡で石油タンカーが何者かに攻撃を受ける事案が発生。

そのタンカーの積み荷には、日本関係のものが積まれており、集団的自衛権の発動を求める声が高まっています。

なぜこの事案がここまで騒がれているのかというと、ホルムズ海峡は日本が輸入する原油の8割が通過する海峡だから。

ここで、タンカーを攻撃されたり、機雷封鎖されてしまうと日本に原油が届かなくなり深刻なエネルギー不足に陥ります。

そこで政府は2015年、ホルムズ海峡が機雷で封鎖され、原油を積んだタンカーが通過できなくなった場合集団的自衛権を発動する可能性があることを示唆しました。

このことから、今回のタンカー攻撃を集団的自衛権行使要件に当てはまると捉える人が出てきているのです。

しかし、まだ何者から攻撃を受けたのか分かっていない状況で不用意に自衛隊員を送り込めば、そのまま交戦となってしまう可能性がきわめて高く、危険すぎます。

そもそも国内には半年分の石油備蓄がありますから、70数年前みたく外国に強盗しに行く必要性は感じられません。

さて、集団的自衛権を行使しろなどと宣う物騒な人たちのなかには、「反日は9条がバリアだと思っている」と、またさらに脳みそを一回転させたようなことを言っちゃう人たちがいます。

こうした人たちは憲法9条があくまでも日本の国家としての理念を示したものにすぎないということを知りません。

知ってたらそんなことは言えません。

それに、誰もそんなアホなこと思っても言ってもいないので、そんな発想がよく出てきたもんだと感心するばかりです。

つまり、こうした人たちはありもしない敵を作り上げて日々脳内で戦っているということです。

お疲れさまです。

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