人との会話や人間関係のこと

突然だが、私の母は全く話を聞かない。

小さい頃、私はなんども母に話をしながら
「なんで聞いてくれないの?」と腹を立てたり
興味ないのかなと悲しんだりした。

でも、最近になって
それはとてもナンセンスなことなのだと気づいた。

何故かというと、人はみんな興味があることと、
自分が関係してることしか話を聞かない生き物だからだ。

私は母よりは、話を聞いている自信はあるが、
それでもやはり話を聞いていない時なんて
全然ある。

母と私の違いは、

母は興味ない話は
意図的に話を聞かないようにしている。 

私はその話に興味がないが
相手を思って聞こう聞こうとしている。

である。

自分らしくいられるのは
私は母の方だと思った。

人は興味ないことはせず、
自分の興味のあること、やりたいことをして
生きた方が幸せになれる。

興味のない話は最初から聞かなければ良いのだ。

勿論、その話から興味が出ることもあるだろう。
だが、話を途中まで聞いてみて自分にメリットがないと思うのならもう聞かなくて良いと思う。


興味のない話でも聞こうとするのは
話をしている相手を尊重しているからであるし、思いやりがあるから。

話を聞かないようにすると、
相手は昔の私のように、
「なんで聞いてくれないの!!」と怒りが出たり悲しんだりするだろう。

それは相手が自分に
「話を聞いてくれ、相槌を打ったり
共感したりアドバイスをくれる」
という期待をしているからだ。

人は人に無意識でも期待をするものだ。
それはその人を愛しているという証拠でもある。

だが、相手は自分の思うようには動いてくれない。だって自分じゃないのだから。

だから人との会話は面白い。

色んな発見がある。

「私はこう思うけどあなたはこう思うのね。
面白い。」
私はこんな会話を理想としている。

女性が話をする理由は共感してほしいから。
男性は解決しようと持っていき、
女性は「そういう返答を期待していないのに。ただうんうん。そうだよね。と共感してほしいだけなのに」と落胆するがあるだろう。

でも共感する会話に両者に
メリットがあるとは思わないのだ。

話を聞いてくれる方は話して共感してくれて
スッキリするだろうが、
話されている方はとても疲れる。
これが相手を思いやることだと
思う人もいるかもしれないが、
こんなことばかりの会話はすごくつまらないし
ずっとは続けたくないと思うだろう。

女性同士ならまた別だ。

共感しながら「わかるー!めっちゃわかる!」と
話を聞いている方も楽しいし、場合によっては
ストレス発散になるだろう。



時に同じ思いをしている人の意見は
自分を救うから。

でも私は
そういう会話は自分を成長させてくれないと思う。

どうせ話すのなら、自分の時間を使うわけだから
自分が成長できる時間でありたい。

なので、自分の興味のない話を聞かない
母は、自分を1番大切にしているんだと思う。


気を遣いすぎて興味ない話を聞くより
よっぽどかっこいいと思う。


私は成長して、話を聞かない母を理解でき、
私も興味のない話は聞かないことに決めた。

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