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【DTM】リバースシンバルは5分で作れる!

サビ前の盛り上がるタイミングなんかによく入っている「スーーーー」っていうあの音。「リバースシンバル」と言われていますが、DTMをやり始めた頃、色んな曲でことあるごとに出て来るあの音はどうやって作るんだ?と思っていました。

フリー音源を拾って来ることも可能ですが、リバースシンバルは自分で作れます。しかも超簡単に!

リバースシンバルは逆再生しているだけ

リバースシンバルとは読んで字の如く「シンバルをリバースした音」です。だからシンバルを「ぱーーん」と鳴らした音源を逆再生すればいいだけなのです。

リバースシンバルの作り方

リバースシンバルは以下の手順で作ります。

  1. MIDIでクラッシュシンバルの音を用意する

  2. オーディオファイルに書き出す(バウンスする)

  3. そのオーディオファイルを「逆再生」する

これだけ!

僕が使っているLogicでの画面で申し訳ないですが、詳しく説明します。

MIDIでクラッシュシンバルを鳴らした音を用意する


まずMIDIのトラックにどの音源でもいいので、クラッシュシンバルの音を打ち込みます。

注意するのは、シンバルの余韻までしっかりリージョンに収まるようにします。そうしないと逆再生した時に、あのせり上がってくるようなカッコいい雰囲気になりません。

オーディオファイルに書き出す(バウンスする)

続いて、MIDIリージョンを選択した状態で右クリック「所定の場所にバウンス」を選択します。すると以下のような画面が出ます。

ソースの「保持」を選択すると元のトラックがそのまま残ります。「ミュート」にすると、トラックは残ったままで元のMIDIの音がミュートされた状態になります。新しいトラックの音を、スムーズに確認するならミュートを選択するといいです。削除は別に後からでもできるのでOK。

バウンスが完了すると、以下のようにオーディオトラックが追加されます。この段階では、ただオーディオファイルになっただけなので音は変わりません。

そのオーディオファイルを「逆再生」する

次に、新しくできたオーディオトラックを右クリックして「逆再生をオン/オフ」を選択。

もしくは画面左のインスペクタにある「逆再生」にチェックを入れることで同じ操作が行えます。インスペクタが出ていない場合は、左上の「 i 」マークをクリックすると出てきます。


すると下のように波形が逆転したのが分かると思います。

以上で完了です!実際に音を鳴らして確かめてみてください。

ちなみにこれはシンバルだけじゃなくてあらゆる音色に応用できます。ピアノの音やボーカルを逆再生して、スクラッチ風にしたりするのはよく使われていますよね。

色々試して面白い音を見つけてみるのもいいですね。

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