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相棒 pre season 1 『刑事が警官を殺した?』 ハイライトシーン

2000年6月3日放送
この記事はネタバレを含みます。

◾️はじめに

この記事は膨大な『相棒』シリーズの中から、グッとくるハイライトシーンをピックアップしていきたいという趣旨で作成しました。
詳細なあらすじ解説やデータベースではないです。
視聴済みの方にニヤリとしていただければ嬉しく思います。

◾️初回タイトルロゴ

単発のSPドラマとしてスタートした『相棒』
お馴染みのテーマ曲もまだなく、ロゴはこんな感じでした。
やっつけ感のあるフォントと色がいい味を出していますね。

◾️邂逅

『杉下右京』水谷豊(当時47歳)
『亀山薫』寺脇康文(当時38歳)

『嫌味な変人上司』『馬鹿でトラブルメーカーの部下』と、互いに最悪な第一印象を抱いたところからこのシリーズは始まります。

『きみを助けたわけじゃありません。』
『全くの馬鹿じゃなくて、少し安心しました。』

◾️あっちでも喫煙、こっちでも喫煙

本放送は2000年、そして改正健康増進法の施行が2020年ということで、この時代はまだ様々な場所で自由に喫煙ができていました。

BARで一服
食堂で一服

◾️美女

不良警官 松原の恋人 小泉綾子を演じたのは『中村綾』さん(当時29歳)
アイドルとしてデビューし、現在もドラマや映画で活躍中です。
今回の劇中では散々な目にあってばかりでしたが思い詰めた表情も素敵ですね。

◾️『花の里』はまだなく

たまきさんは『新ふくとみ』という日本料理店におりました。
他の従業員もいるようです。

◾️業と因果

今回の事件は手柄と保身のために犯罪に手を染めた刑事が犯人でした。
杉下右京の先輩で叩き上げの係長 金子警部を演じたのは『勝部演之』さん。
冒頭の事件に使われた銃も、元を辿れば彼につながっています。

出世のために銃の売買を見逃す、あるいは積極的に手を貸す。
一部を摘発品として押収し、自分の実績にする。
不良警官にばれてゆすられる。
その不良警官も他人を追い詰めたことで刺される。
それを隠蔽しようとたまたま亀山薫を利用したことで特命係に事件がつながり、ついに発覚。

犯罪を隠したり見逃しても、巡り巡って破滅の結果になる、というのが今回のテーマのひとつであると感じます。

◾️切れ者でも、こうなるとは予想できず

薫を追い込んだ原因として右京に怒りを覚えた美和子はエレベーターでの去り際にヒールで強烈な一撃を浴びせます。
冒頭の事件で犯人の足を狙うように指示した右京さんが同じ目にあうのも『業』でしょうか。

『いじめないでって言ったでしょ!』
『いじめてませんけど!』
この後の『くわばら、くわばら。』といった表情と動きは一見の価値あり。

◾️そして彼らは『相棒』になった

サブタイトルの『刑事が警官を〜』の刑事は薫ちゃんのことでしたが、容疑者というわけではなかったので割と自由に動き回ってがむしゃらに事件を追います。
一方、右京さんも独自に捜査を(勝手に)していきます。

そうして事件を追ううちに、警察官として大事なものを持っていることを互いが知り、歩み寄ります。

『一緒に、行ってもらえますか?』『勿論。』

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