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地球の舞わし方②

海外へは、
高校時代の友人3人組でもよく行った。
AB-ROADを買い(格安航空券/ツアーの月刊誌)
秋津島町のモスの一角で、目指す旅先と航空会社を決める。(宿は現地調達でほとんど問題ない)
いざ、『日本人が少なさそうな国』へ!
・・スリランカ、セイシェル、ベリーズ+メキシコ+グアテマラ、エーゲ海、ケニア、チュニジア、
(私抜きの2人でヨルダン。 遺跡途中でペットボトル水が足らず しにかけた模様。)
そして、今回の舞台・モロッコ+スペインである。
栞の表題は
『ジブラルタル海峡を船で渡ろう!』

マドリッドから南下し港町へ…
対岸に見える、あれが、アフリカ大陸なのね!
、、 と、あれ?
空港のモザイクタイルが美しかった記憶が、、
あれ?
…アルバムがあった気がして 探してみた…
〝1993年9月。マドリッドから飛行機で、
カサブランカの空港着。〟
、、船は復路だったか。
気をとりなおして、思い出そう…  
そうそう、
カフェでミントティーを注文したのだ。
そしたらおじさんは おもむろにコップに大量のミント葉を詰め込み、熱湯を注ぎ、スプーンでガシガシかき混ぜ、私たちの前に それを置いた。
え? …終わり?
砂糖を(大量に)入れろとおじさんに言われ、
そうしたが、、
何かのっけから、
凄い光景を観た…   と思ったのであった。①
アルバムによると、この店内で
「カノジョが東京女子大の子♡」と言って
日本人女子の写真を見せてきたおじさんもいた。
…  “のっけから②”である。

列車内では、小さな女の子に鶴を折って あげたら
お返しにヨダレ攻撃を受けている。
〝すれ違う人々が皆、こちらを見る/
「コンニチハ」「トキオ」とか 小さな子まで言ってくる/ 手を合わせて拝んでくる/
「2ヶ月位、1人旅をしていたら家族に捜索願いを出され、大使館に呼び出しをくらい、これから行くところ。」と言う日本人女子。〟
… 強者 。。

そして、私達は駅で1人の男性に声をかけられた。
「日本人か? トキオ?」
そうですー
「日高見市を知っているか?」
ひ?? 日高見市?!?
学区は違えど、そんなのもう、星規模で言ったら
お隣さんですッ!! 
まさか、アフリカ大陸で
日高見市の名を聞く事になろうとは……
「ドレス200gを届けてくれないか?」
… は?

え?? それは、、、
その場では答えられず、「もしOKなら 明朝、
又この駅に来て。」となった。
…開けて、中身を見せてもらえば平気じゃない?
…でも 縫い込まれていたら? 
 、、、
結局、私たちは駅には行けなかった。。
強者ってむつかしい・

心痛めた出来事だったが、
次は体を痛めた。  3人が3人共、おそらく
食中毒である。
生のオレンジジュースがあやしいと
私はみている。 排気ガスも凄かったが。
予定していた街をひとつ諦め、
へろへろでスペインに戻る。
ここで、船に乗ったのね..
せっかく日本からパラドール(城・修道院等を改築したホテル)を取っていったのに、
私が38.6(人生最高値)、1人は39度7分。
これはマズいと医者をよんでもらう…
中庭では真夜中までランバダ爆音の集い。
何なのッ?!? サマータイム終了日???
飛行機乗れるのこれ〜〜〜?

・・・最終、
マドリッドのマクドナルドで友人は言った。
「この旅で一番おいしいの コレ。」
よれよれの3人を乗せて、
イベリア機はモスクワへと飛び立った。
(直行便は高いの...)


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