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''かわいい''だけではないサンリオの魅力

今日の記事では、少し重めの話を。

「ちいかわ」や「おぱんちゅうさぎ」など、最近のかわいい商戦は非常に充実しています。

それでも、長年サンリオキャラクターズが愛される理由はなぜか?

それは、サンリオキャラクターズの「かわいい」以外の魅力を感じているから、ではないかと考えました。

今回は、そんなサンリオの「かわいい」以外の魅力について話していきます。

辛い人に「寄り添う」サンリオのみんな

私が思うサンリオの魅力。それは、何かしら辛さを感じる人、悩みを抱える人に「寄り添う」力が強いことだと思います。

もちろん、寄り添う内容、寄り添い方はキャラクターによって違いますが…

一貫して、何かしらの辛い人を元気づける、そういった力があるように感じます。

今回は代表して、4キャラクターの寄り添う内容、寄り添い方について、見ていきたいと思います。

1.ハローキティ~苦しい立場に立つ人へ

最初はハローキティです。

ハローキティは、サンリオの顔となるキャラクター故に、サンリオの企業理念をそのまま反映したようなキャラクターだと感じています。

なので、今から話す内容も、キティちゃんの寄り添い方と言うよりは、「サンリオ全体に共通した」寄り添い方となるかもしれませんね。

その寄り添う先ですが、世界に目を向けて、紛争や貧困などの国際問題に苦しむ人たちを救う、そんな活動が多く感じます。

最近公式YouTubeチャンネルで上げられていた「Sanrio Nakayoku Project」などでも多いですね。

当然それだけじゃなく、「普段なかなか自分の気持ちが言えない人に、ありがとうを言う良さを伝える」など、もっと自分たちに身近な活動も行っています。

そういう意味では、みんななかよくの理念を実現するために、幅広く活動してるキャラクターとも言えます。

2.シナモロール~「好き」に悩む人へ

今やハローキティと並ぶサンリオの顔となったシナモロール。

シナモロールにも、特有の寄り添い先があります。

それが、「自身の好きなもので悩んでる人」。

具体的には「サンリオが好きということそのものに悩んでる人」が中心でしょう。

シナモンは一度「カッコイイって何?どうすればカッコよく、男の子らしくなれるの?」と悩んだことがあります。

そして最終的に、「自分の好きなこと、したいことにチャレンジしていく姿勢が一番カッコイイ」ということに気づくのです。

「男の子らしさ」「カッコよくならなきゃ」

これは、男性サンリオファンに向けたメッセージでもあるのかなと考えています。

どうしてもサンリオと言うと、「かわいい」というイメージと、女性層多めといった印象があり、

中には過去のトラウマから、異性との繋がりを拒否してしまう人もいらっしゃいます。

そんな人々を見ながら、そして周りから「変なの」と言われながら、どこか「自分って変なのかな」「ダサい」「サンリオなんて好きじゃなければ」と思ってしまったこともあると思います。

でも、それは違う。

自分の好きにまっすぐに生きていく、その姿勢は決してダサいものでは無い。

むしろかっこいいものなんだ、

大丈夫、キミは変なんかじゃないよ。

そんなことをシナモンは伝えたいように感じます。

現状、世間的に男性サンリオファンが受け入れ切られてるかと言うとまだまだ怪しい部分があります。

ですが、シナモンの「すきをだいじに」の姿勢を持って、積極的に受け入れられる世界ができたらいいな、そう思っています。

(サンリオ好きを騙って出会い目的に動く人は、むしろこちらから沼に沈めてガチのサンリオオタクに仕立て上げたいとさえ思います())

3.クロミ~「なりたい自分」に悩む人へ

最近非常に人気を上げつつあるクロミちゃん。

クロミちゃんは「なりたい自分」という言葉をよく使います。

これはおそらくクロミちゃん自身のモットーでもあるとは思いますが、ファンの方々へのメッセージでもあると思います。

なりたい自分になる、それはとても勇気のいること。

周りから変と思われるかもしれない、突然垢抜けしたと距離を置かれたりする可能性もある。

これまでの人間関係が変わってしまう、そんな可能性のあることです。

それ故に、なりたい自分になりきることができず、控えめになってる人もいます。

クロミちゃんは、そんな「なりたい自分になることに悩みを抱える人」に寄り添っていると思います。

クロミちゃんの引っ張っていく性格も相まって、寄り添うと言うよりは「後押しする」雰囲気と感じますね。

4.ウィッシュミーメル~孤独を感じる人へ

最後は、ウィッシュミーメル。私の大好きなキャラです。

ウィッシュミーメルが多用する言葉。それが、「ひとりじゃない」

自分自身がとあるコンプレックスを抱え、引きこもりになっていた時、

色んな子がお手紙で寄り添ってくれたこと、

そして、そのようなひとりぼっちで悩む人へ、ひとりじゃないことを知らせたい、気持ちを繋ぐお手伝いをしたい、

そんな願いを持ち、郵便配達の仕事をしています。

これはもうそのまんまですね。

誰にも悩みを打ち明けられず、孤独に抱え込む人。

そもそも日常生活に孤独を感じる人。

そんな「ひとりぼっちだ」と感じてる人に寄り添う姿勢を見せています。

キミを受け入れてくれる人は、絶対どこかにいる。

たとえそれが、近くの人じゃなくても、国内にいなくても、あるいは仮想の世界の人でも、もしくは人じゃなくても。

たとえ見つからなくても、メルが受け入れる。そんな気概すら感じられます。

実際私も、孤独な時にメルと出会いました。

誰とも馴染めないまま高校を出て、大学でもあまり人と馴染めず、誰にも言えない悩みを抱え、ずっとそばに居てくれると信じてた恋人に浮気され、

どうしようもない孤独感を抱いて、もう人生を終わらせてしまおうか、とさえ考えてた時に出会いました。

前の記事で、メルちゃんのそんな過去に惹かれた、と言いましたが、メルちゃんの孤独に寄り添う心にも惹かれていたのかもしれないですね。

さいごに

サンリオキャラクターには「かわいい」以外の魅力があり、それが長年愛される理由となっていると思います。

そして当然、みんな「やさしい心」を持っています。

今回紹介してないキャラクターにも、一人一人寄り添う相手がいます。

「かわいいだけ」と考えていた方は、ぜひこの機会にかわいい以外の魅力を見出してくれたらいいなと思います。

今回の記事はここまで!
ありがとうございました🙌🏻

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