言葉には、チカラがあるんだよ。
そう教えてもらってから、困ったことがある。

また会いましょう。
こんど、お話しましょう。
一緒に食べにいきましょう。

何気ない一言なのに、言えるとき言えないときがあること。もし、その一言がいわゆる社交辞令だとしたら、言えない。
喉の奥がきゅっと違和感を感じて、ストップをかけるのだもの。

言えたときは、たとえそれが思いがけないことであっても、やっぱり自分の本心なんだと思う。

本当に心から思っていることだから、言葉になったんだ。

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ハロウィンでにぎわう街中。
大きな窓とソファがならんでいて、落ち着いた雰囲気のホテルのカフェにいった。
そのホテルの有名な栗のケーキをいただきに。

一緒に食べにいきましょうねって、約束を叶えるために。
かしこまっちゃう言い方なんだけど。1年ごしだからね。わたしにとっては、特別な約束。

ずっと会いたくて、話してみたかったステキなお姉さん。その方のお友だちもいっしょにたくさん笑う時間を過ごせたんだ。

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ほんとは、まだあるんだ。
守りたい約束。

時間が経ってしまっても、色褪せない。ずっと温度を保ったままでいる。

言葉で交わした約束が、わたしを突き動かしてくれることもあるんだよね。
叶うというよりも、自分のチカラで叶えられることを教えてくれるんだ。