覆面編集者に投稿用、長編プロット

Gnosticismグノーシス

―今日の次に来るのが、私の明日とは限らない―

・テーマ

自分とは何か

・あらすじ


主人公ハルカの魂が一日だけ他者の身体に乗り移るようになる。しかも過去現在未来バラバラに。ハルカはなんとか他者の人生を邪魔しないように生活するが、同じく乗り移りをするも自分勝手に犯罪を繰り返す男と出会う。ハルカはそれを止めようと奮闘する。

・以下プロット

始めはただのリアルな夢だと思っていたハルカは男性になったり、女子高生に戻ったりする事を楽しんでいた。だが、いつまでたっても終わらないどころか、どんどんと現在から遠くなっていく入れ替わりにハルカの魂は疲れていった。
閉じこもりがちになったハルカの前に、同じ様に魂のみで時空を旅する男が現れる。
ハルカよりずっと前から入れ替わりをしていて、いくつかのルールも教えてくれる。
何度入れ替わろうと自分は自分である。というその男の強い意思にハルカも自分を取り戻す。
しかし。
それから何度も見かけるようになったその男は、身体が他人なのをいい事に悪事を働く犯罪者だった。
周りから見れば、犯罪を犯しているのはその男ではなく身体になった人だ。
ハルカは自分の正義に基づき、殺人鬼を止める決心をする。
そして、ある寝たきりの老人になった時、ハルカは未来の自分と会う。
老婆になった『ハルカ』は告げる。
「ずっとこの時を待っていた。奴の身体に、私の魂が入るのを」
ほぼ不死身だった男の魂は、身体と魂が揃っている時に死んで、ようやく死を迎えた。(男が唯一、試してない)
(ルール上、ハルカの魂が男の身体にある時、男の魂も男の身体にいる)

殺された後、ハルカは彷徨い始めた日に戻った。
そして老婆になるその日まで、人が何人も殺されるのを知りながらもじっとその男の近くで耐え続けていく。

・登場人物

主人公、ハルカ。26歳OL。楽天的。正義感が強いというよりお節介。

敵となる男。35歳。無痛症。他人の身体になると痛みが分かるので入れ替わりを楽しんでいる。
興奮すると鼻を膨らませ、歯を剥き出す様に笑顔を作る。ハルカはその顔で男を見分ける。

・入れ替わりルール

*0時になると次へ行き、目を覚ますのは4時
*乗っ取った身体が死ねばその瞬間から次の4時へ
*身体に蓄積された記憶はある程度使える(運転、識字、タイピング、など無意識で使える技術)
*乗っ取っとられた人物は意識がある(魂はそのまま残っている)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?