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ソロアルバム発売直前に思う願い=これからの僕の活動について

先日女川の復興の最前線で活動している幼少時からの幼馴染で親友に相談に乗ってもらった件があり、それについて今日は書きます。自分がここ女川で音楽活動をしていく意味について改めて僕が再認識した、気づかされた話だったということもあって。ここに記します。

僕が彼に持ちかけた相談は「自分のユニットであるスノーモービルズが震災直後に出した復興応援シングル”夕景の魔法”が女川町に復興のための義援金として収益の全額を寄付しているということもあるから、今度自分が出すソロアルバムもとても少ないかもしれないが、収益の一部を義援金として女川町に寄付したいのだ」というものです。これは以前から考えていたことであり、ソロアルバムのコンセプトや曲の大半は女川をテーマにしたものだったのでごく自然に「女川町の復興の一助になれば」と思い、収益の一部でも義援金として役立ててもらえればと思っていました。

その相談への彼の回答はこういったものでした。「義援金だと入ってきたお金の使い道が広範囲の種類に渡ってしまってその使途ごとに使える金額がとても限られたものになってしまうから義援金として寄付するより、今現在ピー(僕のあだ名です)が進めようとしている女川町で開催していく全国のいろいろなミュージシャンに集まっていただくライブなどの音楽イベントや女川で音楽を志す後進たちの育成など、それこそそういった用途がハッキリしている使い方としてそのアルバムの売り上げを資金としてそれらに遣ってもらった方が絶対いいよ。それをアピールしていった方が絶対いい。」というものでした。

この彼の回答に、僕は雷に打たれたようにハッと我に帰りました。確かに、震災後自分が活動してきたこと、つまり「うみねこタイムズ」にしろ、スノモーのシングルにしろ、そして今回のソロアルバム発売にしろ、全てその背後にある思いや願いは「女川の復興と発展」その一点に尽きるのだったと。

この彼の言葉を聞いてから何か一筋の光が見えた気がしています。これで何も迷わずに、これからも地元女川にいながら、自分の本来の願いである「女川を音楽のあふれる町にしていきたい」という願いを実現させるために引き続き活動していく所存です。そのためにも、女川の魅力を全国の方々にどんどんPRしていきたいと思います。旧知の方々、新しくお知り合いになった方々、身近にいる方々、そしてファンの方々や応援していただいている方々をも巻き込みながら、この大きな目標に向けて邁進していきます。アルバム共々、応援のほど、引き続きよろしくお願い致します。

P.S. 5月の連休に行われた女川駅前ストリートライブからだいぶ日数が経ってしまい、その後に本番として行うことを計画している「女川DEライブ」について、自分のアルバムの発売や日程調整がうまくいかず今だに実現していないことにつきましては、大変申し訳ございません。すみません。ただ、計画は進行中で、上にも書いた通り、今後長い目で女川でライブイベントを行っていくということは実現させていきます。時間はかかるかもしれませんが、何卒ご協力のほど引き続きよろしくお願い致します。

遠藤裕文

9月10日発売ソロアルバム「HIROFUMI CALENDAR」全曲試聴PV

CD販売 ISHINODA RECORDS by BASE

女川町内CD販売店舗

あがいんステーション

理容ヨコヤマ(シーパルピア女川内)


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