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今年の上半期活動振り返り(ちと遅い!)と今後について

こんにちは。お久しぶりです。遠藤です。

昨年2019年9月10日発売したソロアルバム「HIROFUMI CALENDAR」ですが、ちょうど1年経った今でもご好評いただいており大変嬉しいです。僕のこれまでの音楽の集大成でもあり新たな始まりでもあるこのアルバム。このアルバムをリリースしたことにより全国のテクノポップ好き・音楽好きな方々と新たな交流が生まれたことが何よりかけがえのないことであり今後も大切にしていきたいと思っております。みなさん本当にありがとうございます。これからも何卒よろしくお願いいたします。

「HIROFUMI CALENDAR」はいつも懇意にさせていただいている音楽レビュアーreryoさんのサイトTECHNOLOGY POPS π3.14の2019年のベストアルバム第1位に選んでいただきました。本当に嬉しかった。reryoさんありがとうございました。

また、こちらnoteのTECHNOLOGYPOPSπ3.14(別邸)でもreryoさんによる「HIROFUMI CALENDAR」についての詳細なインタビューでスノモーデビュー以前からこれまでについての詳細な流れを語らせて頂いておりますのでぜひこの機会にご覧ください!前・後半合わせて4万字以上という濃すぎる内容となっております!

さて、前置きが長くなりましたが今年2020年前半(3月まで)はライブを精力的に行いました。

まずは2月15日に仙台Shangri-LaでやったHIROFUMI ENDO BAND LIVE BLOOM。仙台のバンドSugarmanからギターに広也アソビ嬢、ベースにホンタイジこと阿部泰喜君を迎えてのバンド形態でのライブでした。動画をどうぞー。

ライブはもともと不得手でしたが2人の若い力とサポートのおかげでとても楽しむことができました。2人に感謝!この時からライブというものをどうやっていくかと行ったことをおぼろげながら考え始めました。まだ答えは出ていませんが。

そして3月28日仙台泉Cafe B.B.での単独ライブを経て翌3月29日HIROFUMI ENDO presents LIVE AT SATINDOLL2000です。仙台のミュージシャン大内君からのお誘いで(ありがとう!)広也アソビ嬢のギターサポートで行いました。出演者もお客さんもライブハウスもあったかい雰囲気でとっても楽しかった。それに伴ってMCも絶好調です(自分的に)。

このライブを行って自分的にはライブというもののある種何かを掴んだ気もしたのですがこれ以降コロナの影響でライブは一時中断中です。今後も何かお誘いがあれば出たいのは山々なのですが。色々と難しいのは否めません。主催者の方たちも苦慮されていることと思います。配信なども考えてはいますが。今後色々と考えていきたいと思います。

その後そのギターサポートを行って頂いた広也アソビ嬢の楽曲を2曲アレンジさせてもらいました(1曲はリミックス)。

まずは「テールランプと黙秘する二人」。この楽曲はもともとルーパー使いである彼女のシーケンス的なループフレーズを元にアレンジしていったこともあってテクノとギターサウンドがうまく溶け合った曲になったかと思います。

そしてこれをRemixしたのが「TAIL LAMP DUB」。これはもう自分の音楽的趣味全開で石巻の十条製紙工場の静止動画にも表れているようにインダストリアルテクノの音像満載のリミックスとなりました。鉄筋をカンカン叩く音が印象的な80年代初期〜中期のインダストリアルミュージックに対するオマージュです。

そしてもう1曲が「歩こうよ。」こちらはうって変わってHIROFUMI ENDOのもう一つのルーツでもあるビートルズ(特に中期)に影響を受けた多分にビートリッシュな音像となりました。ピアノやギターの逆回転などその当時使われていたギミックを使い倒しました。

そして4月に入りコロナの影響がどんどん大きくなり社会的にも休業や活動自粛が多くなっていく最中そのことについて書いたのが「Something In The Air (Like A Long Wall)」でした。

コロナの影響で人と人が接する機会がなくなりこれは一体全体どういうことなんだと。これがこれから先ずっと続くのかと不安と怒りが湧いてきてしまいそのままこの楽曲にぶつけてしまったような感じです。これはもうバリバリのどテクノで自身の中期YMOからの影響が如実に出たものになりました。BPM150くらいで疾走感を大切にし、プロフェット5のシミュレート音(nord leadによる)が随所に現れました。歌詞は日本語詞だとあまりにも直接的すぎるのであえてワンクッション置く意味で英語詞にしました。ライブができなくなって音楽家としてのある側面が失われたことが自分の原点・音楽的ルーツをしっかりと見つめることに繋がったのは皮肉なことですが、「音楽家たるものまずはしっかりとした自分が納得できる楽曲を作ることが何より自分にとって大事だ」とこの時僕は思えたのです。もちろんこれは様々な音楽活動の形態があるので全く個人的な見解ですが、これを機に楽曲制作というものに以前にも増してしっかりと取り組むようになりました。この楽曲は非常に気に入っており、セカンドアルバムにももう少し手を加えて入れる予定でいます。

そして次にコロナが多少収束していく過程で書いたのが「つむじ風」です。

女川の素晴らしい浜である夏浜(塚浜)で撮影した画にも顕著な通りこの楽曲の裏側に流れているのは「HIROFUMI CALENDAR」同様徹底的な「諦念」観です。コロナは一応収束しつつあったのですがその先にまだ不安が残っているという落ち着かない気持ち。「だんだん強くなっていく」と言いつつ「だんだん心はなれていく」というアンビバレンツな気持ち。そういったある種の虚無感がこの曲の根底にはあります。が、「心に翼を持っていたい」という「絶対に諦めないぞ」という意気込みも見え隠れしてるのですね。この楽曲については実は歌詞もアレンジも今一つ納得がいっていない部分があり、セカンドアルバムには改詞・リアレンジされたものがきっと入ると思います。そうはいってもその当時のシティポップに寄って行っていた気分や絶対に8分音符の淡々としたベースラインにしてやると言ったこだわりも見え隠れしています。また、自身のコーラスの多重録音にもチャレンジしてみました。今聴くと全然シティポップではないですね(苦笑)。

そしてその後約4か月のブランクを挟み(これについては後ほど言及します)発信したのが”俺のカバー”シリーズ最新作であるこの「Till There Was You 1980」です。

ビートルズのセカンド「With The Beatles」に入っているポール歌唱によるカバー曲です。以前から大好きでよくカラオケでも歌っているのですが、実は結構前からこれはカバーしようと思っていて全然雰囲気の違う「テクノポップアレンジバージョン」も存在するのですがどこかイマイチと思っていて、今回発信するにあたってこれもまた大好きなスカアレンジにしようと思いつきあれよあれよという間にできてしまったカバーなのです。YMOの増殖やスネークマンショーの中の楽曲に多分に影響を受けており、それらに対する大オマージュ大会になりました。もちろんドラムは幸宏さんのYMO増殖期あるいは音楽殺人期のドラムの音色とフレーズ・音像を意識して打ち込みました。あの前のめりな攻撃的なドラムですね。今回打ち込んでいてそのニュアンスをどうしても出したくて悪戦苦闘した甲斐があって雰囲気が出たと思います。自分でも非常に気に入っております。ガンガンお聴きください!

そして、先ほどの6月くらいからの4ヶ月ほどのブランクについてですが何をしていたかと申しますと、ちょくちょくツイートもしているのでお分かりかと思うのですが、あるミュージシャンの方とコラボ企画が進行中でして、お相手の曲のアレンジと自分の曲の楽曲制作そしてミックス・マスタリングを行なっておりました。お相手にはギターアレンジ(超絶素晴らしいギター!)もしていただいております。この2曲についてはもう完成しており、勢いでPVも作ろう!となったので今鋭意作成中です(お相手が!)。10月中にはお披露目できると思いますので皆さんお楽しみにしていてください!今回はそれぞれにというよりもユニットとして今後このユニットとしても様々に活動していく予定です。お相手の楽曲(名曲!)・自分の楽曲ともに非常に満足のいく仕上がりになっておりますのでもう少しお待ちくださいね!

これらたくさんの音楽活動を行なっていく中で自分なりに毎回新たなチャレンジ(音楽的なもの・アレンジ・演奏・打ち込み・ミックスなどなどそれ以外にも多岐に渡る)をしてきたつもりです。今後もその精神を絶対に忘れずに日々勉強の精神でこれからも進んでいきたいと思っております。

これから今年も残すところ3か月となりましたがHIROFUMI ENDOの活動はまだまだ続きます。まずは新ユニット!ご期待ください!


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