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知覚過敏の人がすぐに実践できる12の対策とセルフケア

オフィスホワイトニングや日ごろのちょっとした悪習慣など知覚過敏になる原因は人それぞれです。なってしまったものは悩んでも治らないので誰でも気軽に実践できる知覚過敏用のホームケアと治療に向けた対策を月1で歯医者に通って5年目になる私、スノーメーデンが紹介します。なお、以下のノウハウは私が実際に使ったアイテムのレビューとアメリカで最も有名な歯科医の1人であるリチャード・マークス氏のBAZAAR誌によるインタビューを基に記載しています

1.歯ブラシを「ふつう」か「やわらかめ」に変える

「かため」の方が汚れが落ちますが、知覚過敏の症状が悪化するので「ふつう」か「やわらかめ」に変えましょう。1日2回の歯磨きが理想的です。歯茎が出血するくらい力を入れて磨くのは絶対にNGです。「やわらかめ」は特に歯垢除去率が低いのでフロスピックで歯間掃除を2日に1度はしてください

2.「やわらかめ」でもダメなら電動に変える

すでに長年「やわらかめ」タイプの歯ブラシを使っているが、特に良くならない人は思いきって電動式に乗りかえてみてください。やさしく回転してエナメル質を守りながら磨いてくれます。ちなみに「やわらかめ」をいくら使おうが、毎回ゴシゴシ強めに磨いているといつまでたっても治りませんので要注意

3.歯磨き粉を知覚過敏専用のアイテムに変える

おすすめはシュミテクトのコンプリートワンEXです。クリーニング効果もホワイトニングも効果も兼ね備えているだけでなく、研磨剤無配合なので安心してずっと使えます。知覚過敏専用で医薬部外品であれば他のメーカーでもかまいませんが、アフィリエイトで紹介されているような無名メーカーはダメです

4.極度に熱い / 冷たい飲みものや食べものは避ける

ご存知の通り、歯に強い刺激を与えるのでアイスは直接口で食べるのはやめましょう。どうしても食べたいときはスプーンを使うなりして歯にあたらないようにしてください。氷がたくさん入ったドリンクを飲むときはストローを使うようにしてください。ストローは日ごろか持ち運ぶことをおすすめします

5.低刺激のマウスウォッシュを1日2回活用する

おすすめはクリニカのクイックウォッシュです。知覚過敏は1日にできる歯磨きの回数が限られるのでマウスウォッシュをきちんと活用してください。クリアクリーンのデンタルリンスも低刺激なのでおすすめです。ちなみにリステリンやモンダミンは低刺激と書いてあっても刺激が強いので選ばないでください

6.酸味が強い&砂糖が多く含まれる食べものを避ける

レモン、オレンジ、ゆずなどのすっぱいフルーツは美容には良いですが歯には決して良くありません。お酢やアルコールなどの飲料もエナメル質にダメージを与え、知覚過敏を悪化させてしまうので出来るだけ飲まないようにしてください。これは知覚過敏でない人でも同じように言えることです

7.食事のときはよく噛んで食べる&ガムを取り入れる

歯の再石灰化を促進することで知覚過敏は治ると言われています。酸などで溶けて傷ついた歯の表面部分を修復する働き(再石灰化)が唾液や歯磨き粉にはあり、その再石灰化を早めるためにはガムを日常的に噛んで唾液を増やすことが必要なのです。知覚過敏の痛みのもとである象牙質を守ることにつながります

8.食後最低1時間半は歯を磨かない

食事が終わってから歯磨きまで1時間半待つことによって、エナメル質が再強化する時間を与えていることになります。食事が終わってからすぐに歯を磨いてしまうと、酸が歯の内部に侵食しやすくなるそう。ただ、これに関しては歯垢の付着を早く取り除くべきだと主張する歯医者も多くいるので歯医者によって意見が分かれます。知覚過敏の人は時間を空けて、磨くようにしてください

9.オフィスホワイトニングでの治療は延期する

オフィスホワイトニングで使われる漂白剤は歯の内部にある象牙質から神経まで染み渡るものもあるため、非常に刺激が強いです。知覚過敏が気になるときには延期をして、時間をおいて知覚過敏用のセルフケアをして治ってから施術してもらいましょう。知覚過敏の悪化が進んだ場合はホワイトニングどころではなくなってしまうので気をつけてください

10.塩水でできる朝晩のスペシャルケア

欧米では知覚過敏用のナチュラルなケアとして実践されています。塩水によって口内がアルカリ性になるので、バクテリアが生存できない環境になります。知覚過敏の治癒を早めてくれるだけでなく、phバランスを整えます。オーガニック派の方には特におすすめです。やり方はシンプルでぬるま湯を入れたコップに小さじ2杯分の塩をよくかき混ぜて、口をしっかりゆすぐだけです。起床後と就寝前にするように心がけましょう

11.睡眠中の歯ぎしりを防ぐ

知覚過敏になった理由が見当たらないという人は、もしかしたら睡眠中に歯ぎしりをしていることが原因かもしれません。歯ぎしりは強い摩擦が噛みあわせ部分にかかるので、歯がすり減り知覚過敏の原因になります。歯医者に行かなくてもAmazonなどで歯ぎしり専用のナイトガードは手に入ります

12.お口の中を清潔に保ち、半年に1回歯科医院に行く

常に口内の衛生環境を整えようとする高い意識が重要です。歯の磨き方を改善し、2回の歯磨きにくわえてフロスとマウスウォッシュを適度に取り入れていきましょう。マウスウォッシュは持ち運びサイズを上手く活用しましょう。そして、虫歯などなにか問題が起こってからでは遅いので半年に1回は歯医者にチェックしてもらいましょう

おわりに

以上で12の対策方法を紹介しましたが、いきなりすべてを実行しなくても大丈夫です。これらのセルフケアを習慣化するために、少しずつで良いので自身のライフスタイルに合わせて取り入れてください。毎日きちんと取り組めば知覚過敏が早く治るだけでなく、歯科医にも褒められる歯になれます。なお、現段階で痛みがひどい場合は一刻も早く医者に診てもらってくださいね

出典(画像&記事一部):BAZAAR, Stylecraze, Amazon, PR Times

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