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10年続いてる田舎カードゲーム喫茶の店長が綴る!地方での個人実店舗ショップのやり方!

こんにちは。地方にてカードゲーム・ボードゲームの喫茶店をやっております「すのめろ」と申します。以後お見知りおきを。

●はじめに

題目通り、現役カードショップ喫茶の店長である私が、田舎・地方での個人ショップのやり方を綴っていきます。やり方であって始め方ではないので古物商許可申請の方法だったりそういう意味合いの物は別件を見てください。

まず「カードゲームで儲けたい」というのと「カードゲームの店をやりたい」は別物だと思ってください。
前者をお求めである方の場合、すみませんが今回の記事は参考にならないかもしれません。前者の方向けの別記事も作成いたしましたので、そちらを参照してください。

ターゲットは後者の「カードゲームの店をやりたい」という方向けです。

さらに加えるなら都心部や繁華街や量販店でなく「田舎の過疎化した地域でのやり方」です。すでに人が多かったらそもそもこの記事に目を通さないでしょうし。

「実店舗ショップを構えて」なおかつ「お金目的」なら、まず地方や田舎は選ぶべきでなく、大阪・東京などの日本のメインたる場所に建てましょう。

そうでなく「望んだ地域(自身の故郷など)でカードショップをやりたい、その上で失敗したくはない」方々、続きをご覧ください。それでは、よろしくお願いします。

●他と違う割合を知る

この項目はカードショップをやってみたい人向け、いわばスタート時点です。すでにカードショップをやっている方は飛ばして進んで頂いても問題ないです。

割合の違い、例を挙げるなら飲食店。この場合だと、売り上げ10割に対し材料の原価は3割程度です。
これがカードショップだと、商品の原価は大体7~8割になります。
1000円の売り上げが出ても、原価が800円くらいで、儲けは200円程度です。

この比率は動かず、たとえ100万の売上が出ても、儲けは約20万。それも「全部売り切ったとして」の数字です。

つまるところ約80万を支払って、100%うまく全て失敗なく売れた場合、プラス約20万。もし売れなかった場合は、それがそのままマイナスです。とてつもないハイリスク・ローリターンです。

それなら売れるものだけ仕入れて売ればいいじゃない、と思った方。カードゲーム商品の発注は数か月前に行われます。なんとメーカーから中身が公表されず内容が分からない事が大半です。その状態で発注を強いられます。

この時点で「そんなハイリスクな事やっていられない」「馬鹿馬鹿しい」と思われた方、賢明な判断です。間違いない。
それでも「カードショップをやりたい」もしくは「とりあえず読んでみる」という方、最後までお付き合いください。

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