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桃鉄令和のマスの駅はどんなところ? #03~すすきの駅~

Switchソフト「桃鉄令和」の駅を実際に紹介するシリーズ。
3つ目は札幌から1マス南に降りたこの駅。

札幌と別枠という優遇?っぷり。

ゲーム上では"ススキノ"とカタカナ表記になっていますが、ほとんどの人はひらがな表記の"すすきの"が馴染み深いはず。
ちなみに漢字表記で薄野というのもあったり。
どれが正しいというものはなく、漢字だろうがカタカナだろうが間違いではないです。が、実在の駅名としてはひらがなのすすきの表記が正しいということになります。

漢字表記もあれば…
カタカナ表記もあり。
ただ見つけるのはちょっと大変かも。

英語圏の人にも"SUSUKINO"で浸透しているかはわかりませんが、札幌市内の中でも特に知名度が高いエリアであることは間違いないです。

すすきの名物?ニッカおじさん。

東京の歌舞伎町、福岡の中洲と共に、日本三大歓楽街の一角であり、アジア最北の歓楽街なんて言われています。旭川あたりにも歓楽街と呼べそうなところがありそうにも思えますが、規模的な問題なのでしょうか。
北海道といえば真っ先にすすきのを挙げるというおじさんも日本国内に多くいるとかいないとか。
飲食店始め商業施設や遊戯施設がひしめき合い、少し小さな通りに入ればアダルティなお店もそこかしこに構えるエリア。
どこかのBARに入れば探偵に出くわす…なんてことは多分ありません。
実は住所としてすすきのがあるわけではなく、この一帯の総称みたいなものです。

明治時代に政府が公設の遊郭を現在のすすきのに作った事が始まりとされており、この遊郭の工事に携わった薄井龍之(うすい たつゆき)の名字から薄野という名称が生まれたという説が有力。
政府直々に遊郭を作るというと意外に感じるかもしれませんが、当時の開拓使を札幌になるべく引き留めておきたいという狙いもあったようです。

札幌駅から南へ1km少々の距離に位置し、札幌駅~地下鉄大通駅は地下歩行空間(通称チカホ)。大通駅~すすきの駅も地下街(ポールタウン)で結ばれており、ここまで雨や雪にあたることなく歩いて移動することが出来ます。
大通駅とすすきの駅の間、ややすすきの寄りには東西に広がるアーケード商店街"狸小路"も構えており、その気になればこの辺でお店巡りをすると簡単に1日が潰れたりします。

観覧車でお馴染みの建物「ノルベサ」
中のお店でオタカラが見つかるかも…?
昨年新たに生まれ変わった「ココノススキノ」
「ラフィラ」と言うか「ロビンソン」と言うかで
世代がバレるとかなんとか。
(ロビンソンより前もあるらしい?)
狸小路にこれまた昨年誕生した「モユクサッポロ」
中には飲食店や雑貨店などもありますが…
大きな目玉が都市型水族館「AOAO sapporo」
(アオアオサッポロ)
水族館の新しいカタチが楽しめます。

札幌駅が現在新幹線工事に合わせて再開発真っ最中で各種店舗が少な目になっているのに対し、大通やすすきのエリアは先に挙げた施設のように最近リニューアルした建物も目立ち始め、注目を集めています。
そんなすすきのの駅ですが、なんと3種類の駅があります。
まずは地下鉄南北線の"すすきの駅"
さっぽろ駅から大通駅を挟んで2つ隣の駅。
札幌初の地下鉄である南北線の北24条~真駒内間が開業した1971年から設置されています。

南北線は緑のライン。N08はいわゆる駅ナンバー。
怪獣でもないし出口でもないです。

そして、このすすきの駅のすぐ東側には、地下鉄東豊線の"豊水すすきの駅"があります。

東豊線は青いライン。
ちなみに豊水は"放水"と同じイントネーションだとか。

南北線とはわずか300m程度しか離れていないのですが、すすきの駅とは地下で繋がったりしていない独立した駅となっています。

地図だとわかりやすいこの近さ。
なのに別駅扱いは京葉線も真っ青?

これは、すすきの駅と直結することによって地域の治安が悪化することを避ける狙いがあったという話もあるそうで。
南北線から17年後、1988年に東豊線として栄町~豊水すすきの間が開業し今に至っています。

豊水すすきの側には、札幌のアーケードゲームファンに
よく知られたスガイ(スガイディノス)が
あったりもしました。その跡地。

そしてもう1つが、札幌市電。いわゆる路面電車のすすきの駅です。

環状線で左側通行。だから内回り。

正確には、路面電車の場合は駅と言わず"停留場"または"電停"と言うのが正しいみたいですが、まぁ一般的な会話では駅と言って問題ないでしょう。
※函館の路面電車に「函館駅前」という電停があるので、これに当てはめると「函館駅前駅」と変な感じにはなりますが…。

路面電車のすすきの駅は、地下鉄よりもはるか前。1918年に薄野交番前停留場として開業したことが始まり。すすきのに改称されたのは1949年からだそうで。

ロープウェイがある藻岩山に行くのにも便利。
昔ながらのから新しめのまで、
割と車両のバリエーションが多い札幌市電。

そんな、北海道で最も眠らない街であるすすきの。
桃鉄での物件はというと…

意外にもそこまで高額物件がないので
割と独占しやすい?

地域柄、当然居酒屋はそこかしこにありますし、名物の札幌ラーメンもすみれや信玄など行列が絶えない有名店が多く並ぶ激戦区です。
ビジネスホテルも多く、高所得向けのリッチなホテルもボチボチ計画されているそうです。
近年になって札幌のホテル料金が軒並み上がっている傾向にあるようなのは、果たしていいのかどうか。
汎用的な物件が多いですが、少しだけピックアップ。

しめパフェ屋

夜に飲んだり食べたりした最後のシメをどうするか。
シメのラーメン…もよく言われていますが、数年前から札幌で割とシメに選ばれているのは、なんとパフェ。
夜遅い時間まで営業していて、パフェを提供しているお店が少なくなかったことから徐々に札幌の新たなスタイルとしてシメパフェが広まっていきました。
札幌人みんながみんなシメにパフェを食べるというわけではないですが、甘いもので締めるというのは性別問わず案外悪くないと思うので、余裕があればお試しあれ。

オシャレなお店も多く、落ち着けるのも嬉しい。
パフェといえばイチゴが定番…というわけでもない?
ズバリ夜パフェなんて表現も。

なお、あくまで個人の所感ですが、シメパフェをやるのなら真冬はあまりおすすめしません。
お店の中はまだしも、外出ると当然のごとく寒いですからね。

カニ料理屋

数多ある北海道名物の1つであるカニ。
そんなカニの料理が味わえるお店は割とたくさんありますが、すすきの駅周辺だとこのお店を浮かべる人も多いのではないでしょうか。

太陽に照らされるカニのインパクト!

かに将軍という外観も店名もとにかくカニ推しなお店。
札幌駅前にも同じようにカニのオブジェが飾ってある建物がありますが、あれは"かに本家"という別のお店。
こちらはすすきの駅と豊水すすきの駅のほぼ中間にあります。
豪華なコース料理から一品料理まで、カニ料理が中心ですが、牛しゃぶなど他の料理も楽しめるそうです。
実はこのかに将軍。千葉や名古屋、岐阜にも店舗があるようなのですが、せっかくなら北海道でじっくり味わっていただきたいところ。

確かに北海道来といてカニ食べずに帰ってくるのは
ちょっともったいないかもですが、
お手頃価格って料理でもないので身の丈を大事に!


こんなすすきの駅の紹介でした。
カラオケ店も多くちょっとした集まり、オフ会等をやるのに向いていたり、少し南に向かうと代表的なライブハウスZepp Sapporoがあったり、色んな意味で遊べるエリア。
時間帯によっては条例等で禁止されてるはずの客引きめいた行為なんかも正直あったりしますが(それでも10年20年前より相当減ってる…はず)、良くも悪くも常に活気に溢れてる場所です。
市民のショッピングから観光要素まで、あらゆるものが揃う街。すすきのでした。

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