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書くためのスタイル〜ポメラの話

色んなご縁がきっかけで久しぶりに自分のために文章を書こうと思いたったのが昨年末のこと。

かたちから入るではないですが、何か自分にとって起爆剤になるような、あるいはテンションがあがるような効果を期待して2023年12月にキングジムのポメラを買いました。

現状、最新機種のDM250です。

使い始めておおよそ3ヶ月経ったので、そろそろ感想をまとめてみようと思いました。

ポメラはお値段がそこそこするので購入前は慎重に検討したいですよね。私自身、かなりネットのレビューを読み漁って参考にさせてもらったので先輩ユーザーへのお礼も込めて今度は自分からという気持ちもあります。

結論ですが、個人的には「あり」でした。大変満足しています。初めにいちおうポメラについて無理やり一言でまとめておくと、

最低限の通信機能と
書くことだけに特化した、
現代のコンパクトワープロ
です。

というところで、私は現在、noteに読書感想文やちょっとしたオリジナル小説を投稿していますが、それらを書く際のスタイルについてまずお話しします。

(1)下書きは思いついたときスマホにメモ
(2)そのあとポメラで清書
(3)ポメラからスマホやPCにデータ転送

という流れです。
恐らく「ん?なんだか無駄なことしてないか?」と思われた人も多いと思います。
が、これが案外意味はあるのです。少なくとも私にとっては。

以下は、あくまで私個人の感想やスタイルの話です。あと、どちらかというと仕事ではなく、趣味で使用することを想定した感想になります。あしからず願います。

まず、いくらポメラがコンパクトなガジェットだといったところで四六時中持ち歩くのはさすがに人を選ぶと思います。意識していてもしていなくても常に携行しているスマホには勝てません。なので、私はとにかく思いついたアイディアや文章はそのときすぐにスマホにメモして蓄積していきます。そのメモがある程度かたちになった段階で次はポメラを使って清書します。

はい、ポメラの良いところを挙げます。

まず、多くのポメラユーザーが口を揃えて言われる「書くことに集中できる」という点ですね。電源を入れてものの5秒もあれば書き始められますし、本当に余計な機能が何もないので立ち上げたら最後あとは書くべきことを書くのみです。

私は400字詰め原稿用紙表示で入力しています。いま、原稿用紙換算で何枚、何文字と常に確認できますので、これも良いですね。

さきほど、メモがある程度かたちになった段階でポメラで清書していると書きましたが、これはやってみて自分自身驚かされるところなのですが、どれだけスマホメモの段階で丁寧に推敲しているつもりでも400字詰め原稿用紙表示で再見することで初めて気が付く瑕疵や、直したくなる表現が出てくるのです。特に小説を書いているときは本当にそう感じます。見え方や視野が変わることで気が付くことがあるのかもしれません。

もちろんパソコンのワードなどでも同じことは出来ますが、そこは先述したとおり、ポメラはパソコンよりも、
・すぐに書ける
・集中して書ける
というアドバンテージがあります。
私にとってはポメラのほうに軍配があがるわけです。

ポメラで作成した文章はテキストファイルで飛ばせるので、あとはPCなりスマホなりで如何ようにも用途に応じてアウトプットするという感じです。

そろそろまとめになります。
ポメラについて少し調べればすぐにわかるようにスペックベースで語る場合、ポメラで出来ることは大抵ほかのツールやガジェットでも出来ますし、それにしてはそこそこお値段の張るアイテムです。なにしろ現代のワープロですから(!)

つまるところお値段に見合うかどうかは、数少ないポメラならではの特性に自分がハマるかどうかだけだと思います。

今の時代、性能を問わなければパソコンやスマホは多くの人が所有しているはずですし、そう考えると、既にしてその気になって何か書こうと思えば書けるはずなのです。そういう環境が備わりながら、かつ何か書きたいという気持ちはあってもその反面実際は書き出せないという人が、自分のテンションがあがる「書くための新しいガジェット」を生活に導入して気分一新するという手はあると思います。

その選択肢のひとつとしてポメラは「あり」だと思っています。

こればかりは自分の生活に導入してみないとわからない部分でもありますので、身も蓋もないですが、「もしかしたらポメラは自分のスタイルに合ったアイテムかも?」と思った人が実際に使ってみて確かめるしかないのかもしれません。

私は、今のところ3ヶ月使ってみて後悔していません。ポメラ、良いですよ。

いずれにしても、趣味であれ仕事であれ書くための最適なスタイルと言っても「絶対これが一番」なんてものはありません。人によって様々でしょう。当然、ポメラが最適解とも限りません。

結局、あれこれ試してみて自分にとってストレスフリーなスタイルを模索するしかないのでしょうね。


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