2023年の振り返り[音楽・イベント編]
[ゲーム編]、[映像作品編]、[マンガ・小説編]と3本も書いたのにまだ続きます。[音楽編・イベント編]です。また本記事はアフィリエイトリンクを含みます。
音源
特に語彙が貧弱な分野なのでふわふわです。アルバムリンクや余談で嵩増ししている感が否めません。
NewJeans
韓国の5人組ガールズグループでK-POPとして紹介されるのを見ますが自分の中では洋楽と同じくくり。英語歌唱でEDM系の音です。Kawaii Future Bass好きにおススメしたい。2023年に2nd EP "Get Up" がリリースされました。M2 ”Super Shy”がキュートでお気に入り。パワーパフガールズ風のジャケットも目を惹きます。
PinkPantheress
NewJeansと合わせてよく聴きます。英語歌唱でEDM系の音なので(本当に語彙力がない)。2023年にリリースされた2nd AL "Heaven Knows" は30分以上あってそれだけで満足度が上がりました(1st AL "to hell with it" は20分未満)。アルバムは最短でもこれくらいあるのが嬉しいです。アルバムとしての世界観が感じられるくらいまでもっと聴き込みたい。
Skrillex
Spotifyのデータによると私が今年もっとも聴いたアーティストです。ほとんどSpotifyで聴いているのでそのとおりでしょう。"Quest For Fire"リリース翌週に"Don't Get Too Close"がサプライズリリースされたのには嬉しい驚きでした。アグレッシブな音作りを踏襲する "Quest For Fire" に対して "Don't Get Too Close" にはポップネスが強く感じられました。よく聴いていたのは後者の方です。家ではたいてい音楽をかけているスタイルなので聴き疲れしにくい方を好むのかもしれません。ちなみにM2 "Way Back" には先に挙げたPinkPantheressが参加しています。
Gretchen Parlato, Lionel Loueke
ジャンルがEDM系からジャズに移ります。『BLUTAS』の特集「JAZZ is POP」や音楽ジャーナリストの柳樂光隆さん @Elis_ragiNa のおかげで2023年は以前よりジャズも聴くようになりました。"Lean In"を知れてありがたい話です。落ち着いて音楽を聴きたい気分のときはこれでした。アルバムの入りからとても心地よい。最後まで心地よい。
Sampha
アルバム "Lahai" が美しさには神々しいまでに感じます。全体は溶け込むような音像なのにリズムはとても不思議なのもおもしろい。最近になってじっくりと聴き始めたところですがとても鮮烈です。
Kassa Overall
まだこれもジャズ系です。きっとたぶん。私の中ではヒップホップ寄りです。Jazzy Hio-Hopというジャンルもありますが、私が連想するスムースネスとは相いれない変態さ(誉め言葉)を感じます。"ANIMALS” のリリース元がAphex Twinと同じWarp Recordだと知って聴いてみたらすっかりハマッてしまいました。余談ですが私的変顔ジャケット・ランキングのベスト3に入れました。でも1位はAphex Twinの "Richard D.James Album" が防衛成功です。
Ed Sheeran
愛聴している中で最もポップなアーティスト。バラエティー豊かで素敵なメロディーを届けてくれます。2023年にリリースされた "Autumn Variations" は文字通り秋をテーマにしているそうですが冬になっても聴き続けています。前アルバム "-" からは "Eyes Closed" のEleanor Forteカバーを作ったのですが、このアルバムからもカバーを作ってみたくなります。
BoyWithUke
TikTokでブレイクした(らしい)ウクレレラッパー。1st AL " Serotonin Dreams" はほぼウクレレ1本だったのですが2023年リリースの ”Lucid Dreams” ではドラムマシンなども使われるようになって起伏が増してリピータビリティが上がりました。ラップ調のメロなのかメロディアスなラップなのかとにかく癖になります。余談ですがカタカナ読みはボーイズ・ウィズ・ユーク。ウケだと誤認していました(人と話さないので気づかない)。
Killer Mike
ベテランラッパーの11年ぶりのソロアルバム "MICHAEL"。本人のフローと客演やトラックとのからみがドストライクです。M1 "DOWN BY LAW", M2 "SHED TEARS (feat. Lena Bird Myles) での幕開けがとてもソウルフル。
Rhymester
こちらはジャパニーズラップのベテラン中のベテラン。6年ぶりの新アルバム "Open The Window" がリリースされました。新録曲が3曲だけなのは正直寂しくて、でもメンバの一人宇多丸さんがMCを務めるラジオ番組『アフター6ジャンクション』や公式サイトでの全曲紹介を見聞きして、聴きどころに耳にを傾けてみるとなるほどと思わされたり、そもそも既発曲を追いかけていたわけでもない自分が何を偉そうなことをと思いなおしたり、情緒が安定しません。でもM10 ”Forever Young (ザキヤマRemix)" はさすがにくどくないかと思いつつでもザキヤマさんヒップホップ大好きらしいし、悔しいけれどくどさにも慣れてきておもしろくなってきて手のひらぐるんぐるん。思い返せばこれまでの "ダーティー・サイエンス" や "POP LIFE" が真面目過ぎたくらいですこの人たち「てきとうなおじさん」するのむちゃくちゃうまいのでした。
音楽イベント
引き続き音楽の話題には違いないのですが。急にコンテキストが音声合成にスイッチします。しかもコンテキストレベルが爆上がりします。引き返すなら今のうちですよ?
ブイスリー・ミュージックライブ (VVV)
ニコニコ生放送で配信された音声合成キャラ大集合バーチャルライブ。内容についてはもち子さんの文字が多いライブがたり「VVV Music Live」でさんざん語ったのでここでは次回の開催を願うにとどめます。
主催のコエステ・バーチャル・エイベックスのうち、コエステがエーアイの完全子会社に変わったので、どこがどう開催するのか予想できません。ライブ開催時はエイベックスと東芝デジタルソリューションズの合同出資会社でした。
そのコエステの提供していたCoeAvatarは残念ながら提供終了がアナウンスされましたが、保有していたキャラクタ「蓮鬼ねむ」「夢酔じょうこ」は鬼っ子ハンターついなちゃんプロジェクトに引っ越し。蓮鬼ねむちゃんがエーアイの音声合成ソフトA.I.VOICE2になるのが決定しているのは好材料。
企画・協力のZAN-SHINさんにもたくさん期待してしまいます。ロサ(ROSA)ちゃんや雪さんことWhiteCULさんの登場シーンを動画として公開してくれないかだとか(描き下ろし曲が2曲もあるのに聴けない状態なのがもったいないしVVV第2回の宣伝材料にもなるし)、1~2月に開催予定のロサ(ROSA)のSynthesizer V化クラウドファンディングだとか、りょうたも始めるらしい配信活動だとか。
鬼やライブ2023
鬼やライブ2023はついなちゃんの日(2月17日)を祝って開催されたファンメイドイベント。Kiite Worldに(フットワークの軽い公式も)集まって事前に募集したついなちゃん楽曲を同時に聴きました。DJイベントに近い感じでしょうか。楽しかったしまだまだみんなで聴きたいついなちゃん楽曲があるので今年も開催されるとうれしいです。開催されたらまたリクエストもするつもりです。開催者のなのさPさんがセトリを公開してくれています。VVVでも披露された「だって君には彼氏がいるでしょ」は本当にいい曲です。
超ボカニコ2023 (ニコニコ超会議2023内イベント)
超ボカニコ2023についてもnote記事に書いているので興奮冷めやらぬときの感想はそちらに任せることにします。
ここでは答え合わせだけ。セトリで伏せられていた2曲は "怪電話" と "星見の唄" でした。"星見の唄" の公開を見落としていました……。
その他イベントなど
ここまで来るとほぼメモ。力尽きてきたとか言わない(思うのは自由です)。
ニコニコ超会議2023
2024年も4月27~28日に幕張メッセで開催とアナウンスされました。クリエイタークロス出展者とロゴの募集中で具体的な情報は少ないですが、超ボーカロイドエリアが楽しかったのでまた参加したいです。あと超歌舞伎もやってくれますよね?
ところで2023年は超神社を主催したのでついなちゃんがいましたが、2024年の出展予定はあるのでしょうか? せっかくリアルついなちゃん衣装も作ったことだしクリエイタークロスに出展するのも悪くないと思いつつ一次受付出展決定スペースを見たのですが名前はまだありませんでした。
ついなちゃん公式サイトで公開のスケジュール自体に記載が少ないので明日のついなちゃんスペースで質問してみようかしらん。
第1回、第2回ついなちゃん祭り
第1回ついなちゃん祭りが楽しかったので第2回に出展してしまいました。勢い大事。次回か次々回(予防線)に安倍広葉くんと風花ゆきちゃんのアクキーを作ってまた出展したいです。まずは立ち絵として描かないと……。
ルーヴル美術館展
振り返っていたらこんな感想をnote記事にしたためていました。いわゆる神絵師、それ系の作品を学習したであろう生成AIを使うAI絵師、より写実的なAIグラビア、それからグラビア写真自体も、顔・肌は滑らかにしつつ身体は非常に美術解剖学的(肉感的)に表現している作品は少なくありません。
実際、イラスト講座系の本でも美術解剖学を参照している本がますます目につくようになりました。批判的な意見もありますが、共通の参照点として便利なことには違いないと思います。最近では、キャラクターイラストとしての表現にあたって解釈済みで解説する本も出版されました。
京都芸術大学通信教育部で加藤公太先生(『スケッチで学ぶ美術解剖学』や『ポーズの美術解剖学』の著者)の無料体験講座に参加させてもらったときも、しきりに「正解はなくてどう表現したいか」だとおっしゃっていたことを思い出します。
写真がない時代には解剖学的に正しい絵は貴重な資料であり、正確な描写が目的に含まれていたことでしょう。今はイラストへの応用を目的とした手段です。手段なので目的に合わせて評価するもので、応用を否定するのはかえって表現の幅を狭めてしまうのではないかとも思います。
あ、共感とかじゃなくて。
まだ考えています。共感でも反感でも感じることは避けがたいのですが、表明の前に一息ついてなぜそれを感じたのか考えることも必要だと考えています。表明したしばらく経ってから表明する前の考えについて再考することも必要だと思います。反芻でも反省でもなく、ただ振り返って何か思い浮かぶまで眺めつつけてみることが。なんだか釣りみたいですね。
おわりに
長い。5000文字近くになってしまいました。嵩増しし過ぎたかと思って少し削ったうえで。
でも思いついた順番や見つけた順番に羅列しているわけではなくて、うっすらとつながるようにソートしたりもしています。Rhymesterのみなさんも "Open the windows" でばらばらについた曲をいかに並べるか腐心されていました。でもつまみ読みも自由です。
これを冒頭に書かなかったのは、並べてあるから全部読んでほしいとも、つまみ読みOKだから好きによんでほしいとも思われたくなかったからです。気にしないで好きに読んでください。
本は「あとがき」から読むタイプでもWeb記事をまず「おわりに」を読んだりはしなさそうですが、ここから読んでしまった人は諦めてください。
なんて話は書かない方がスマートでしょうが「見知らぬ誰かのことを想像する展覧会」として企画された「あ、共感とかじゃなくて。」について触れると否が応でもこれを読む見知らぬ人について考えさせられます。
ここまで読んでくれてありがとうございます。ここから読み始めた方は回文が仕込んであるのでいっそ逆順に読んでください。嘘です。仕込んでありません(優しいのですぐ後ろに書きました)。
こんなに書いてまだ書いていないことがあります。次回は趣味の創作について書きたいと思います。
もう2024年になって1週間が立ち、つまり1月1日から1週間が立っているわけで、みなが言及する事柄については書かずにおこうと思います。想像はします。
暇つぶしになったのでコーヒーの一杯分でもサポートしてやろうかと思ってくれる人がいたら、今は代わりに寄付に回してくださいませ。
※ヘッダ画像はBing Image Creatorで生成
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