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ごっこ倶楽部とは?創業者の話

みなさま、こんにちは。
「ごっこ倶楽部」で広報/PRを担当している海江田です。

みなさんは自分が働いてる会社の説明って得意ですか?

なにをやってる会社で、
どんな人が働いていて、
他の会社とはどう違うのか……などなど。

「ごっこ倶楽部」の広報として、

すごい会社です!
勢いあります!
作った動画がTikTokで累計17.5億回再生されてます!(2023年12月時点)

というような記事を一度は書いてみましたが、
なんだかみなさんに本当の「ごっこ倶楽部」が伝わるような気がしませんでした。

どうしよう。。
それなら説明のうまい人に聞いてみよう。

ということで今回は、
「ごっこ倶楽部」のエピソードゼロ(#0)を知る男、
多田智に「ごっこ倶楽部」の創業ストーリーを聞いてきました。


話し手:多田智
「ごっこ倶楽部」共同代表で総合監督
クリエイティブ全般を統括している。
みんなから「サトシさん」と呼ばれている。
よく誰かに似てると言われるらしい。
笑顔がいい。
聞き手:海江田
初対面のサトシさんに「近藤真彦」と思いながら
「萩原聖人に似てますね!」
と言ってしまい、まだ訂正できてない。


1.ごっこ倶楽部のはじまり

海江田(以下、えだ):この度はよろしくお願いします!

多田智(以下、サトシ):よろしく~(筆者注:サトシさんは基本的にちょっと気だるそうに話します)

えだ:まずは現在どんな仕事をしてるか教えてください。

サトシ:「ごっこ倶楽部」の共同代表をやっていて総合監督という役職だね。クリエイティブ全般を統括する立場。クリエイティブのマニュアル作成とか社内スタッフからきた作品へのフィードバックとか。
サトシ:あとは「ごっこ倶楽部」が新たなチャレンジとしてコンテンツを作っていくときに監督をすることが多いかな。会社を立ち上げたときに「ごっこ倶楽部」の両軸であるビジネスサイドの最高責任者は、もう一人の共同代表のサトルさん(田中聡)、クリエイティブサイドの最高責任者は俺って役割を分けたんだよね。

えだ:「ごっこ倶楽部」ができる前はどんなことをしてたんですか?

サトシ:俺は中国と日本のハーフで、「ごっこ倶楽部」結成前は、役者をやりつつサトルさんの元々の会社で働いたり、飲食のマネージャーをやったりしてたんだよね。役者をやってて思ってたのは「役者って受け身だな」ってこと。バラエティー番組がYouTubeに置き換わったりとか、エンタメがデジタルで身近になってるのに、役者だけは自分から発信する場所がない。そこに疑問を持ってたね。

えだ:その疑問が「ごっこ倶楽部」結成につながったんでしょうか?

サトシ:時期的なことも関係してるかな。コロナが流行ったとき、飲食の仕事も役者の仕事も減って時間ができたんだよね。元々エンタメが好きだから日本だけじゃなくて中国のエンタメもよく見てたんだけど、その時期にショートドラマというジャンルが中国で急成長して、バズってたんだよね。


えだ:日本にはまだショートドラマがない頃ですね。

サトシ:そうそう。日本はまだだったけど、中国ではすでに1個とか2個のアカウントがバズってるとかじゃなく、ちゃんとジャンルとして確立されてた。おすすめ動画をどんだけスワイプしてもショートドラマが次々に出てくるって状態。それを見た時に「これだな」と思って。
サトシ:マネタイズの方法とか流行っている理由を調べて分析して、「これは日本でも成り立つ」って思ったね。そこで知り合いに声をかけて、自分を含めて役者は5人、もう1人カメラマンが集まって始めたのが「ごっこ倶楽部」。それが2021年の5月だね。



2.投稿2本目で見えた!

えだ:どんな人に集まってもらったんですか?


サトシ:元々仲良くしていたメンバーで、いつかは一緒に仕事をやろうってずっと話していた人たちだね。「こういうのをやったら成功する!」「最初はギャラは出せないけど!」ってショートドラマについてプレゼンしたな。

サトシ:俺以外の5人は全員お互いを知らなくて共通点は俺だけ。正直、昔も今も人に対して頭を下げることには慣れてない。それでも頭下げてこの人たちだと思って集まってもらった5人。このメンバーでダメだったら「俺は終わりだ」って思うくらい気合が入ってた。その時点で「1年以内に法人化する」、そこから「上場する」っって計画もあったよ。

えだ:「ごっこ倶楽部」初日の撮影はどんな感じだったんですか?

サトシ:撮影初日は上限を59秒で撮ってて。59秒の作品なら10本ぐらい撮れんだろって思ってたね。探り探りの状態で、脚本は撮影現場で読み合わせをして、その場で配役決めて。朝から晩まで気合入れて8本撮り切った。大変だったけど今振り返るといい思い出かな。

えだ:脚本はどうしてたんですか?

サトシ:脚本は中国ですでにバズっていた作品を参考にして、それを日本にあわせていった感じだね。日本のユーザーがどんなテイストなら受け入れてくれるか試したかったから、ホラー、ラブコメ、スカッと系とかジャンルを絞らずに幅広く撮った。ありがたいことに投稿の2本目からバズって、そこである程度、理想までの見通しが立った感覚があったね。

えだ:投稿2本目からってのはだいぶ早いですよね。

サトシ:そのときに思っていたのは役者個人のキャラを立たせるんじゃなくて「ごっこ倶楽部」として売りだしていかないと法人化は難しいってこと。当時からTikTokerはいたけど、個人だとどうしても寿命が短かった。属人的にしないで、「ごっこ倶楽部」という組織があって、そこには良質な作品があるってことがわかってもらえるブランディングを目指したんだよね。



3.「ごっこ倶楽部」法人化!

えだ:共同代表の田中聡さんが入って本格的に法人化が進んだんですか?

サトシ:サトルさん(田中聡)は「ごっこ倶楽部」の7人目のメンバーなんだよね。元々知り合いで、俺がごっこ倶楽部を始めた時期に、サトルさんは別でYouTube関連の事業を始めたところ。お互いの相談でやり取りはしてたんだけど、「まぁそっちもいいんだけど、こっち(ごっこ倶楽部)の方が可能性あるよ!」って言って誘った感じだね(笑)。

えだ:どうやって説得したんですか?

サトシ:まずは中国でショートドラマってジャンルが爆発的に広がってるってことを言って、「それを日本で成功させられるのは、ビジネスとクリエイティブの両方のリテラシーがあって、役者や撮影チームを集められて、中国の市場を常に観察できる俺しかいないだろ! できるやついるなら連れてこい」ってプレゼンしたね。

えだ:どんな反応でした?


サトシ:2回目のプレゼンで「決めるわ」って即決(笑)。その場でサトルさんが一緒に事業をやってたユウくん(志村優/現ごっこ倶楽部統括プロデューサー)に電話して「今やってる事業は全部閉じる。ごっこ倶楽部に総のっかりだ!」って。決断早すぎてけっこう驚いたよ。サトルさんとユウくんが「ごっこ倶楽部」に入って、そこから資金調達をしていって、現在に至るって感じかな。



以上、まずは「ごっこ倶楽部」創業ストーリーのインタビューでした。
いかがだったでしょうか?

2021年5月の「ごっこ倶楽部」スタートから現在までの約2年半は「本当にあっという間だった」と多田は振り返っていました。

その「あっという間」の期間に「ごっこ倶楽部」がしてきたこと、今していること、これからしていくこと……などなど。

まだまだ社内のインタビューを進めてご紹介していこうと思います。

ぜひまた読んでもらえたら嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。


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