忍者トライ

理想のWTB(Position別第3弾)

今回は理想のポジションの第3弾でWTBについて書いていきます。

初めに、初心者の方や、未経験の方は上記の記事を参考にしてみてください。

WTBというポジションを知ったうえで、僕なりの理想像を読んでください。


初めにWTBというポジションは背番号でいうと11番と14番になります。
上の記事ではオープンサイドウィングとブラインドサイドウィングと表記されていますが、近年ではあまりその捉え方はされることはなく左、右で区別されることが多いと思います。

記事内にもありましたが、セットプレーが終わるとお互いに役割は同じものになるので、違いは左右だけかなと思います。
本職として、ウィングをしている人からすると11番と14番は全く違うものだと思います。現に、PR編でも1番と3番は全く違うものと書いたように、本当は違うはずです。ですが、双方に共通する内容で僕なりの理想像を書いていきます。

WTBのイメージとしては「足が速い」や、「トライゲッター」などがあると思います。日本代表だと、福岡堅記選手山田章仁選手がいます。

前回W杯での山田選手のトライシーンは記憶にある人が多いのではと思います。ぜひ見てみてください。


ここから本題に入ります。

■WTBに必要不可欠なものは何もない。

これまでとりあげたポジションだと絶対に必要なスキルが存在していました。
PR、HOだとスクラムであったり、FLであればタックル、SHだとパスなどです。
ですが、このWTBというポジションはその点からいくと少し変わっていて、必要なポテンシャルというものは何もないのです。

逆に最低限必要なことは、誰もがトライだと思うシーンでトライを取り切ることです。それ以外のトライシーンはすべて加点要素になります。

WTBの強みとして、ほかのポジションより、足が速いイメージがあります。その方がトライを取るために有利だからです。
もちろんその部分で相手と差をつけることも武器となりますが、正直一番誰でも務まるポジションがこのWTBというポジションになります。
なので、必要なスキルは特にないのです。

裏を返せば、このWTBというポジションをするにあたって、ほかの人と違うことをすればすべてオリジナリティとなり自分自身だけの強みになりうる可能性があります。


■SOとして求めること

僕自身がWTBに求める項目は以下の5つです。

・1対1の強さ
・catch skill
・high ball skill
・positioning skill
・DFの統率力

一つ一つかみ砕いて説明していきます。

・1対1の強さ

これはAT時の話です。AT時に真正面でぶつかれという強さではなく、勝負強さというでの意味での強さです。
スワーブでもステップでもなんでもよいので1対1のチャンスができたら絶対にゲインをきることです。
一番大切なのは、タッチにでないことです。
肝に銘じてほしいのですが、タッチに出ることはノックオンよりも罪が大きいと思ってほしいです。
ノックオンの場合はパサーとキャッチをする2人に原因があることが多いのですが、タッチに出ることは自分自身一人の問題があるので、本当に注意するべきです。
外勝負はしてもよいのですが、迷ったらボール継続できる方法を選択しましょう。


・catch skill

「触ったら捕れ。」これは、中学生の頃にある人に言われた言葉です。「捕れないなら、触るな。手を出すな。」と言っていました。
少し、自分勝手な気もしますが、よく考えると意味も分かってきます。
ボールは前に落とすと反則になります。
落とさなければ、プレーオンなので無理をして捕れるかわからないボールは捕らずに、次に活かす方法を考えるのが良いと思います。

フィジー代表などを見ているとよく思いますが、あれだけ雑なパスにも関わらずほとんどミスがありません。
パススキルは日本人は高いと思いますが、キャッチスキルは世界的に見ても低いと思います。
これが、日本国内の問題でもあると思います。
キャッチミスが起きると、だいたいパスのせいにされます。
僕の考えでは、触れるなら取ってほしいです。

ラグビーはボールが動くとやっているほうも、見ている人もたのしくなります。そのために、良いパスをするのではなく、良いキャッチをすることが大切です。
パスはキャッチから

これは全ポジションに共通していえることですが、SOとしてWTBに一番言いたいことです。


・high ball skill

これは言い換えると空中戦です。近年は、ハイパントというキックが主流になってきました。それに伴う必要なスキルです。
このハイパントのメリットはエリアを回復しつつ、ボールを継続することができる唯一の方法だからです。
なので、キック自体は競ることができる位置に蹴ることが大前提ですが、その話は今回は割愛します。

このようなキックが増えました。
この結果空中戦を繰り広げるのですが、その空中戦を行うのがこのWTBというポジションなのです。チームによって選手は左右しますが、理論上はWTBの選手であることが多いです。
AT側で競りに行く場合ももちろん、DF側として競られる場合もあります。
この空中戦を支配できるかどうかは試合の結果を左右するといっても過言ではないため練習が必要になります。


・positioning skill
これは、言葉にするのが難しいのですが、言い換えると駆け引きに当たります。
比較的自由度の高いポジションになるので、動きやすさがほかの選手に比べてあります。
それを活かすことができれば、とても脅威となります。
SHやSOの内側に顔をだすもよし、一番外側に回りオーバーラップを作るもよしです。一番外側で待っていて、内側の選手が生きたボールを運んでくれることを待つだけでは良いWTBとは言えません。
特に、セットプレー時などは考える必要がありますね。


・DFの統率力
この5項目の中で、一番大切だと思うことがこの項目です。
先日AT時のサインプレーをするときに誰からコールをだすの?という記事を出しました。

今回言いたいことはDFバージョンです。
どういうことかというと、どのチームを見ていてもWTBからの発信情報が少なすぎるということです。
DFに関しては、一番顕著に出ると思います。
外側にpositioningをしているWTBの選手は一番視野を広く持つことができます。
味方のDFの人数、相手のATの人数を瞬時にみることができます。
なので、一番早くにDFのシステムのコールをする必要があります。
していない方がおかしいのです。
内側の選手の判断をよくするためにも、いち早く情報を共有する必要があります。

声の量でいうと、ATよりもDFの方がはるかに多くなくてはなりません。
なので、WTBの選手は走り続けながら声をかけ続けないといけないのです。


■一番大切なこと

常に声を出すこと。

これに尽きると思います。ATにおいてトライを取り切ることはWTBとしての仕事ではありますが、トライをとることのできる選手には共通の特徴があります。
それは、自らボールを呼び込むことができていることです。

DFにおいては上記のように、チーム全体を統率することが大切です。

そのためにも、自らが発信源となることが大切です。


■余談

+αのスキルとして、キックスキルをもてるとほかの選手との差別化ができるようになります。
近年のラグビースタイルとしてDF時に裏のスペースを守っている人は10番と15番なことが多いので、WTBの選手がキックを蹴ることが少なくなってきています。
それに伴い、WTBの選手のキックスキルが劣ってきているように感じます。
そのような選手がいるとSOとしては、その選手めがけてキックを蹴りたくなるものです。
その解決策としてWTBがキック処理をできるようになることが近道だと思います。

また、AT時にはWTBからもキックができるとATの幅が増えるので、DF側としては守らなければいけないスペースが増えます。
キックを蹴ることができるのか否かでラグビーの幅を広げることができると言えます。


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岸岡智樹/Kishioka Tomoki

枚方RS/蹉跎中学/仰星高校/早稲田大学/Rugby Player

理想のポジション

rugbyは15人で行うスポーツなので、僕目線でそれぞれのポジションの理想像を書いています。
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