ロシア戦4

Japan vs Russia試合解説(Rugby world cup)

今回は9月20日開幕のラグビーワールドカップの初戦、日本対ロシアの試合を僕なりに解説したいと思います。

少し紹介をさせてください。

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9月20日にラグビーワールドカップは開幕しましたが、それと同時にWorld University Rugby Invitation Tournament(WURIT)が早稲田大学主催で開幕しております。

上記のサイトを参考にしてみてください。
試合の結果も掲載されています。


ここから本題の試合について書いていきます。

■試合前情報

ロシア戦1

・日本人とはかなりの体格差のあるロシアに対してのFW戦注目となる予想。
そのFW戦でどれだけ戦うことができるのか。

・セットプレー、特にスクラムはこの試合のカギ。

・先日の南アフリカとの試合で要改善と感じたキック処理はどこまで改善されたのかが僕の中では注目。

・両チームのキッカーのゴールキックの精度が高いため、ペナルティの数が試合の結果を左右する可能性がある。


■試合解説

〇前半

・前半今大会初トライはロシアになった。
この原因は22mラインの中で10番田村選手のキックがノータッチになったことが挙げられる。
その一つ前のプレーでチャージされていて、被トライの可能性があった。
そのプレッシャーからかキッカーにはプレッシャーがあったと考えられます。
その後の日本のキック処理は少し良くなった。
初戦ということもあり、緊張が表れたシーンだったと言えるでしょう。
・前半ロシアのDFがかなりのプレッシャーを与えていた。
ロシアの出足が早いため、かなりミスが重なっていた。
日本はうまいプレーで抜こうとしまっている感覚が見受けられる。
ロシアとしては、完全に自陣では攻めずキックを使い敵陣でプレーすることを心掛けている。
日本としては、難しいプレー(パス数をなるべく減らすプレー)で、フィジカルバトルにもちこむことが大切。
・キックオフからのリスタート
最初のトライにもつながったプレーをさかのぼると、初めのキックオフに戻ります。
前半相手ボールのキックオフは3回あった中で、しっかりとキャッチできた回数は0回です。
この数字は今すぐに改善することが必要です。
キックオフを蹴る側は100%敵陣に入ることができます。
レシーブ側は敵陣に入る方法を考えなければなりません。
この試合においては、キックオフからリズムを崩したとも言えます。

このツイートにあるように、少し上手くプレーしようとしていると感じる。
オフロードプレー等を否定しているわけではないが、もっと意図的にラックを作りテンポを意識することが前半は大切だと感じました。


〇後半

・後半初めのショット
12-7という点差だった。
ラグビーの試合を優位に進めるには1トライ+1点差を意識する必要があります。
なので、ここで3点を決めると15-7となり、8点差になるため、この選択は最善だったと言えます。
その後、トライをとって20-7になった時の2点外したことは少し惜しい。

後半初めに日本がハイボールを蹴るシーンが二度ほどあったが、前半の改善が見られた。
その結果、内一つは松島選手がキャッチするなど、相手にプレッシャーをかけることができていた。

ロシア戦2

・スクラムは試合通してうまくいっているとは言えない。
後半になり、それが顕著にでているような感覚がある。
マイボールスクラムはなんとかボールを継続することできているように感じています。
特に、後半は押されるように見えた。
BKの僕には難しい観点ですが、修正することができているようにも見えた。
・ペナルティは多くない。
後半はボールが動くようになり、相手のDFが崩れてきたように見える。
そのおかげもあり、ロシアの反則が増えてきた。
日本としては、敵陣に入りショットを狙う選択もできるので、フィットネスという部分でこの試合は上回っていいるところがわかる。
相手がどのチームであれ、個々の部分で今大会は勝負。

ロシア戦3

・ラインアウトは安定
HOの堀江選手のスローイングのスキルは非常に高いと思います。
スクラムが少し安定性に欠けていたが、ラインアウトで安定していたため、自分達のATをすることができたセットプレーだったと思います。



■課題

ロシア戦5

〇キック処理
この試合の最初のトライにもつながったように、キックに対する反応が少し遅いような気がします。
先日の南アフリカの試合でも、キックの処理でミスがでてしまい、その結果トライにつなげられてしまうというシーンがありました。
キックキャッチは捕る個人のスキルの問題ですが、その際にボールがこぼれの場合にはチーム全員ですることが大切です。



このような意見もあります。
確かに、母国開催ということもあり、選手には計り知れないプレッシャーがあったと思います。
前半の20分間がそれを物語っているでしょう。
ですが、勝ち切ることができたことがこの今の日本代表の強さだとい思います。
次戦も楽しみです!!

いつも読んでいただきありがとうございます。 一人でも多くの方に読んでいただき、ラグビーをより楽しんでいただけるようこれから頑張っていきます。 コメントお待ちしています!! よければスキもお願いします。