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HSC(小学生高学年の頃)

ひとりぼっちの修学旅行

小学生になったらもっと積極的になって、友達を作りたいと思いながら高学年になってもなかなか思う様にはならなかった。そしてその頃から周囲に同調するのが私の中の当たり前になっていた気がする。周囲に合わせてばかりだったけど、時には自分をアピールする為の大袈裟な発言をしたり、嘘をついたりもした。そんな子に誰も友達になってくれないどころかいつの間にかクラス全員から無視される様になった。

毎日学校に通うのが辛かった。家族には何も話さなかった。心配かけるというより私の話を何も聞いてくれないであろう、という思いからだった。

そんな中でも修学旅行は何とも寂しい二日間だった。
まず親には要求を受け入れてもらえない経験から、ボストンバッグを買って欲しいと言えず、家中探し回ってみつけたのが添付のイラストと同じ色で横長の少し変わった形のものだった。
恥ずかしかったけれど仕方がなかった。

修学旅行当日の朝、女の子はやはり可愛いバッグを持っている子が多い中で凄く恥ずかしかった。そして何人かで私のバッグを見て面白そうに笑った、、。
イラストは今描くから笑っているけどあのときの私は本当は泣きそうだった、、。でも今から旅行なのだから泣くわけにはいかなかった。

誰とも喋らない、いや喋ってくれない、目も合わせてくれない。そんな二日間の中で家族五人分のお土産を選ぶのは楽しかった。
今もその人の好みとかを考えて贈り物を考えるのは好き。
その頃から好きだったんだなと思う。
でも残念ながらのホントの話、誰からも「ありがとう」とは言ってもらえなかった。

寂しかった修学旅行は終わった。

家族にはそんなことがあったなんて顔もせずに帰ったし、あの二日間の私、本当に頑張ったなあ!!
( T_T)\(^-^ )

#HSP #HSC #AC #アダルトチルドレン
#インナーチャイルド #自分史 #イラストを楽しむ


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