過去にTwitterでやった
『いいねの数だけ誰も得しないうちの子の設定を呟いてそのツイートにいいねを貰ったら更に掘り下げていく』
のタグにて解説したもののまとめとおまけ語り。
二人目、二見のまとめです。

【二見】

色を吸う”色吸い”の女性。髪が透けている。
無口で表情の変化が薄いが意思表示や反応は返してくる。
《彩》のマスコット的存在。

モチーフ：雪

①色吸い

へその緒が付いた状態で異界に落ちてきた色吸い。色を吸う体を持つ者のことを根の国では「色吸い」といいます。
少なからず色を吸うのに気力がいるのでカラフルなところが苦手な色吸いもいますが、ふたみは大好物です。
ビビッドカラーを吸うと目をパチパチさせる。

色吸いについては細か～くサイトにて書かせてもらいました↓

二見は多く色を吸いきれいに色が出せる色吸いです。
その分生命力が弱めな、言わば ”よわよわ色吸い” です。
色を吸う感覚が発達している分、色が人一倍美味しく感じるのでしょう
ガンガン吸います。よそのお子様もよく吸います。（いつもありがとうございます！）

センノハオさん宅の隼斗くんの色を吸ってキラキラパチパチな二見

②オトモ

好物はすあまとか大福とか。自分ににているからかもしれない。
お供の雪うさぎ「大福さん」はやる気がなく消極的な性格をしており、二見とは性格が合わないらしい。
ふたみが唯一ケンカをする相手。

③年齢と声

正確な年齢がわからない。
十夜と一花が発見した時点では赤ん坊ではなく、自分で歩きはしています。
なので十夜と一花にめちゃくちゃなついています。
話せないのは声を出すことを脳が知らないから。

ねのくにに落とされてから数年、かしこ～い魔物に育てられました。
登場人物の９９％が彼女の年齢を知りません。
１６～１７歳くらいです。

話せない上に言葉を扱う能力が著しく低いため、会話での意思疎通も苦労します。
意味というより音として言葉を覚えています。

④すきなもの

綺麗なものが好き。
青いお空とか、きれいな石とか、人の笑顔とか、好きの気持ちとか。
きっかけは十夜が言った一言だったりする。
きれいなものを拾ってきて集めて「きれいだなぁ」ってするのが好きです。

まだあまり言葉のわからない子供の二見が覚えた言葉が「きれい」でした。
安全でご飯をくれる十夜の存在をある程度信頼してきて、その生き物が「きれい」という音の響きを嬉しそうに言う。
それだけで二見には”いいもの”の音として覚えられたのがきっかけです。
（お話はサイト↓へどうぞ）

⑤髪の毛

驚く程髪がさらさら。絹かって感じ。
《彩》の女性陣のように三つ編みをしたいがすぐ解けてしまう（し、毛先が透明でうまく結えない）ので、当分は三つ編みをするのが夢。

ここのつがいつか三つ編みにするねーと言っていたのが印象的だったようです。
二見にとってここのつは尊敬する姉なのです。

⑥好きな場所

静かで涼しいところ、水が綺麗なところを好みます。
意外と冒険者で誰かを連れてふらふらしては毎日しっかり帰ってきます。
見た目通りに特別体が丈夫なわけでもないのを本人もわかっているので行動は慎重です。

きれいな水が色吸いの浄化に必要なのもあり水場に良く居ます。
誰かを連れてと書いてありますがしょっちゅう一人でもうろちょろしています。
動物に近いです。放っておくと自然に帰ります。よわよわなのに。

⑦願望

雪に埋もれたり綿あめに埋もれてみたい。白いものにダイブしてみたい。
多分最大レベルはお空の雲。そんな感じで意外と想像力もあります。

水でも雪でも何でも、力を抜いて大の字になるのが好きです。
周りと一体化するのが好きなんでしょうね。

（セリフっぽく書いてありますが言葉で思っているわけではありません）

⑧動物っぽい

意外と表情が豊かなので感情は分かりやすい方です。
近いからか動植物とよく一緒にいる。もしや会話している？
ちょうちょとホタルはよく寄ってきます。白い布だからかもしれないけど。

キャラ的にはぬぼーっとしており表情の変化が薄いのですが、団員と居るときは結構感情が分かりやすいように表情もデフォルメしています。
誰かといると感情が素直に顔に出ます。複雑な理性がない。

動植物とは人間より意思の疎通ができているかもしれません。

⑨モチーフ

そのまんまモチーフは「雪」。
色吸いは水に入らないと浄化されないのに長く浸かると溶けて消えてしまいます。
そういえば誰かの悪いもの、痛いものもを吸ってあげることも出来ますが、もちろん全て自分にきます。

きれいなものも汚いものもそのまま取り込んで残していくところはそのまま雪のイメージです。
二見にもう少し複雑で高度な理性と感情があったら今頃誰かの”汚れ”を吸って朽ち果てているような気がします。
やさしいので。

他の色吸いのキャラクターを出せてから、二見の儚さをはっきり描きやすくなりました。
色吸いはねのくにと、ねのくにのお話の大事な部分ですね。
いつか魔物のお母さんに育てられた話も形にできたらいいなぁ。