音楽のススメ

前回、イヤホンを外でつけるのは無駄みたいな否定的な記事を書いたが、今回は特に通勤通学(バス・電車で)している人へ、敢えて外で音楽を聴くことの肯定的な記事を書こうと思う。
趣旨からだいぶ逸れているかも知れないので、暖かい目で読んで頂けるとありがたい。(空きコマ90分クオリティ)

4月下旬、早くも雨の日が多く、梅雨のような天気が続く今日この頃。湿った天気の中、蒸れた車内で通勤通学しなければならないのである。そう考えるだけで何をする気にも起きなくなる人もいるだろう。私もできることなら布団の中から出たくない。この天気が嫌いな人々の中の一人である。

そんなクソ怠い朝の通勤通学時間帯における唯一の救いは、やはり動画や音楽であるだろう。特に、気持ちが落ちている時に好きな音楽を聴くことは、以前述べたように、メンタルに良い影響をもたらすと考えられる。さらに、音質が良くノイズキャンセリング機能を備えたイヤホンで音楽を聴けば、気分が紛れるどころか、通勤通学を楽しい時間に変えることができるだろう。最近では、各メーカーからお洒落なデザインのイヤホンが発売され、イヤホンがアクセサリーとしての役割も果たしつつある気がする。

前回、イヤホンを使用することで「周囲のさまざまな『出会い』を失ってしまう」と述べた。確かに、いつでも聴ける音楽と、一回しか聴けないその場所の音を比較した場合、私は後者を選ぶだろう。

しかし、それは体調もメンタルも普段通りの時の話である。怠さ、しんどさ、辛さ、その他多くのネガティブな感情がある時、音楽は救いであり、精神的な支えとなる。イヤホンだと周囲の音が聞こえず、車や自転車、電車の接近に気づかない事や、緊急時の対応が遅れるなどの危険も伴うため、外でイヤホンをして音楽を聴くことを悪いと考える人は少なくない。

極端かもしれないが、音楽がなければやる気が出ない人や、マイナス思考の悪循環に陥る人もいる。最悪の場合、自らの命を絶とうとする人さえいるかもしれない。「外で音楽を聴くのは危険だからやめろ」というより、やる気を出すため、通勤通学を頑張るために、音楽というパワーを摂取し、少しでも良い日にしようと努めている。むしろ、最悪の気分から一日を乗り切ろうとするその姿勢には、深く感銘を受け、尊敬すべきだと私は考える。

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