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ブックメモ あなたの体は9割が細菌 微生物の生態系が崩れはじめた

最近本を読む量が増えてきたのですが、内容をすぐに忘れてしまうので、ブックメモを書いていきたいと思います。買ったもののどうしても合わない、という本はどんどん読むのをやめるようにしていますが、基本はどの本についても何かしら学ぶところはあると思うので、少しでも読み進めたものはその感想メモを残せていければなぁ。

今回は、アランナ・コリンさんの「あなたの体は9割が細菌 微生物の生態系が崩れはじめた」。たしか勝間さんのサポメのどこかで紹介されていたような?長らく読みたいリストに入っていたのですが、この度コロナワクチンを受けるか否か考えるにあたり、細菌やウイルスについて検索していたところまた見かけたので、ポチっと購入。

感想としてはですね、めっちゃ面白かったです。結構目から鱗の情報が多くて、なかなかボリュームはあるんですが全然飽きずに読めました。
細菌によって性格や体型、志向が変わるなんてホント面白くないですか!?

私が特にへえー!だったのは、赤ちゃんにとって膣内や、生まれるときに出てしまうお母さんの排便に入っている菌も大切だということ。あとは母乳も大切。経膣分娩や母乳信仰みたいのって基本的には嫌いなんですが、菌で説明されると、へぇぇぇ…となりますね。
作者はこの時点でおそらく出産経験がないので結構淡々と論じているんですが、実際に出産してみたり、周りで悩んでいる友人など持つと、この「母乳」「経膣分娩」のキーワードってかなりナイーブな内容なので、もっと婉曲的でボンヤリした書き方になっていたんじゃないかと思います。私は逆にこういう感じでポンポーン!と書いてもらった分わかりやすくてよかったな。
国によっては帝王切開がメジャーになっている場所があるけれど、できる限り経膣分娩をして、菌を赤ちゃんに渡しましょう、と。もし帝王切開であれば膣の菌を赤ちゃんにつけましょう(!!)と。

あと抗生物質は、良い菌まで殺してしまうので本当に必要時以外は使わない方がいい、と。風邪でドイツの医者に行ってもほとんど抗生物質は貰うことがないので、たまに日本で医者に行くと小児科でも抗生物質が簡単に処方されるのでびっくりします。勿論抗生物質は必要時には絶対に使用しなければならないけれど、作者の言うように「この場合抗生物質を使わないとどんなリスクがありますか?」と医者にしっかり確認してから必要性を見極めたいな。

そして腸内細菌を意識した食事。子供があまり野菜を食べないときに、「腸内細菌が泣いてるよーー。」と声掛けすると、結構自発的に食べ始めるのでびっくりしてます。餌付けと思えば、食事の考えも変わってきますね。朝は白パンが多かったですが、積極的にミューズリーや全粒粉パンに変えていこう。

細菌シリーズはまだまだ奥深そうなので、もう少し関連本を読み進めていきたいです。これを読んだ何名かが「土と内臓」をおススメしていたので、買ってみようかなぁ。


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