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ブックメモ 土と内臓

「あなたの体は9割が細菌 微生物の生態系が崩れはじめた」の本を読んで、もっと深堀りしたいと調べていたところ、数名の方がこの本をお勧めしていたので買ってみました。
2,500円を超える価格帯の本を買うのは久しぶりで、ポチする手がちょっと震えましたよ…。

ある夫婦が家を買い、その庭に有機物を与えてどんどん変化する様子を見ながら学んだこと、妻が子宮頸がんを通して変えた生活習慣などが書かれています。
いやーーかなりボリュームあります。そして専門用語がビシバシ出てくるので、面食らいました。
内容自体はストーリー仕立てで決して読みにくいものではないのですが、夜寝落ちギリギリで耳読する本ではないですね。さすがに右から左に流れていきます。
どうしても馴染みのない単語が出てくるので、「しっかり」集中して読んだほうがいいかもしれない。
というわけで、今回は流し読み、癌闘病の部分と最後の2章のみしっかり読みました。
もう一度戻って集中して読める時間を作りたい。ちょっと今は無理。

結論としては他の本とも似通っており、カフェイン、アルコール、糖分を減らし、食物繊維をよく食べること。
土壌や内臓。私たちの目に見えない部分で細菌達はたくさん働いてくれているんだなぁ。
愛おしくなってきます。未知な部分も多い分野なので、これからどんどん新しい研究・発見が出てくることを期待します。なんて神秘的。
彼らの住みやすい環境を作るべく、日々の生活、摂取するものを考え直したいです。

そしてHPVについて考えさせられました。子宮頸がんになってからの筆者の経験。
どうか間違いであってほしいと思う気持ち。
日本ではワクチンに賛否両論ありますが、ドイツでは大部分が打っている推奨ワクチンです。
娘を持つ親として、彼女が接種年齢になるまでにしっかり情報を集めて親子で判断できるようにしていきたい。
そして私も前回の検診から1年経ったことを思い出したので、早速予約しないと。

途中はこれまでの疫病の歴史についても説明されており、ワクチン開発についてなど今の状況で読むとまたいろいろと感慨深いものがあります。
どうかこの状況にも早く終止符が打たれますように。

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