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「私の誕生日をきっかけに、soarを知ってくれたら」最所あさみさんがバースデードネーションに挑戦したわけ #soar応援

年に1回の誕生日、あなたはどう過ごしますか?

周囲からの祝福に嬉しい気持ちになる一方で、「いよいよこの歳になってしまった。私はこの先どう生きていこうか」なんてことを、私は毎年悶々と考えてきました。

でも、たった一人で考えるだけじゃなくて、まだ見ぬ誰かとだって手を取り合って自分の描く未来を目指すことだってできる。そう教えてくれたのは、最所あさみさんのバースデー・ドネーションの取り組みです。

「バースデー・ドネーション」とはSyncableが提供するサービスのひとつで、自分の誕生日に、支援したい団体のために友人や知人から少額寄付を集めるためのキャンペーンのこと。soarサポーターでもある最所さんは、昨年の自身の誕生日に私たちsoarへの寄付を「バースデー・ドネーション」として募ってくれたのです。

今回お話を伺ったのは、最所さんがsoarを支援する理由や、社会に対して抱いている思い。そして共感を寄せる団体にこうして新しい寄付のかたちで支援を届けることができるバースデー・ドネーションのしくみについても教えてもらいました。

最所あさみ
NewsPicksコミュニティマネージャー。
大手百貨店、ベンチャー企業、フリーランスを経て現職。
個人プロジェクトとして、note上でファッションや小売にまつわる有料マガジンを発行。
個人note:https://note.mu/qzqrnl

寄付をすることで、活動に参加する

フリーランスを経て、現在はNewsPicksでコミュニティマネージャーとして働く最所さん。noteでは「知性ある消費を作る」をミッションに掲げ、ファッションニュースやインタビュー、小売業のありかた、そしてご自身の思いを綴ったコラムなどを発信しています。soarをはじめとするNPO法人の支援活動に興味を持ちながらも、自身の生活とはかけ離れているようにも感じていたのだと話してくれました。

ボランティアに行きたいと思ったりもするのですが、今の仕事や生活がある中で突然、“明日から定期的に活動をはじめよう”とかは現実的に難しい。ハードルが高いんですよね。

だったら寄付という形で、私の支払ったお金で支援できる方が、気軽に参加しやすいなって気づきました。今は、同じ価値観をもつ人や団体を支援することで、私の代わりにより生きやすい世界を作ってほしいと思っています。

soar代表の工藤や副代表のモリの友人だったこともあり、最所さんはsoarサポーターに興味を持ち、活動を支援することを決めたのでした。

すでにアメリカでは活発に使われている「バースデー・ドネーション」のことは、知人の紹介で知ったのだそうです。はじめはその仕組みが理解できず、「なんで誕生日に寄付なのだろう?」との疑問を持ちました。

でもよく考えたら、自分の“こうなってほしい”と思う未来にお金を使ってもらうっていいなって。

誕生日プレゼントは、相手と私の間でモノをもらって、私も相手にお返しをしたりするしくみ。でも、私のいいと思う未来を共有することで、もし私の大切な人たちにとっても”いい未来”になったなら、もっと大きい愛情が広がっていく気がしたんです。

実際に今回のバースデー・ドネーション企画には、たくさんの人から寄付だけでない、様々な反応をもらったのだとか。最所さんをきっかけにsoarサポーターになってくださった方や、その後soarのイベントに参加くださった方もいました。

今の時代SNSなどで”いいね”って、ボタンで簡単に押せるじゃないですか。でも今回は実際に寄付や、何らかの方法でsoarに参加してくれたりと、”行動”を起こしてもらえたので、本当に共感してもらえたんだなと感じて嬉しかったですね。

一方、バースデー・ドネーションはもちろん、そもそも寄付文化自体が、欧米諸国と比較するとまだまだ根付いていないとも思える日本社会。寄付の概念や団体の活動を広めていくためには、活動をする団体自らが発信をするとともに、共感している第三者からの発信が、その人の周囲へ大きな影響を与えるのかもしれません。

NPOってたくさんあるけれど、私のように普段の生活では身近に感じられないという方もいるかもしれません。だから私が発信することで、これまでsoarを知らなかった人にも気軽に知ってもらえたらと思っていました。

はじめから支援に興味があるわけではないひとでも、“最所あさみが発信しているから”と、記事を読んでくれる場合だってきっとあるかなって。

私が“救われた”感覚を、他の人にも体験してもらいたい

30代が近づいてくると、まわりからの結婚や出産のプレッシャーを感じるようになります。私自身、昔から子供が好きだし、いつか自分の家族を作りたいと思います。

でも結婚するかどうかは相手のある話だし、今は健康でもいつか体を壊したりして産めない体になるかもしれません。

結婚して、自分の子供を産む。それだけが「家族のかたち」なのだろうか。そのルートから外れてしまった人は、幸せな家庭をもつことはできないのだろうか。

バースデー・ドネーションを開催するとき、こんな思いを綴っていた最所さん。soarの記事の中でも「かぞく」というテーマに特に興味を持ってくださっています。最所さんは、これまで身近に、障害がある人や難病患者など、困難や人との違いを抱えている人たちがいたわけではなかったそうです。けれども「かぞく」の多様性を考えるうちに、他の属性にも通ずる、「多様であることを認める」という感覚が生まれたといいます。

私はよく結婚観が変わっていると言われるんです。結婚して、自分の子供を産むだけじゃなくていいって思っていて。悪気はないと思うのですが、周囲の人にはそれを否定的に言われてしまうこともありました。

そんな時にファミリー心理カウンセラーのよしおかゆうみさんの記事に出会い、私の考え方は普通じゃないかもしれないけれど、よしおかさんとは同じ気持ちだって思って、なんだか救われたような気持ちになりました。私と同じように、もっとたくさんの人にも”救われる”体験をしてもらいたいと思っています。

ご自身の「救われた」経験もふまえて、soarのことを「あらゆる人を“ゆるす”メディア」だと表現する最所さん。soarでは障害、LGBT、女性、子どもなどのあらゆるテーマを発信するため、soarをつなぎ目にテーマを横断して「多様性」そのものに興味を持つひともいるのではないかとも話してくれました。

最所さんはバースデー・ドネーションを始める前、こんなにも反響があるとは思っていなかったのだそう。でも実際は、意外な人が共感をしてくれたり、見知らぬ人とわかり合うことができたのです。一人の行動によって、人々はこんなにもつながり合うことができるのだと希望を感じます。「ひとり」の力は決して小さくないと、今回お話を伺って気付かされました。

最所さんの取り組みに刺激を受け、soar代表の工藤もバースデー・ドネーションに挑戦中です!soarをはじめた原点でもある、統合失調症がある人たちの生活拠点「べてるの家」。4/10には工藤が誕生日を迎え、北海道浦河町にある「べてるの家」まで取材に行くための寄付を募っています!

「バースデー・ドネーション」をはじめ、自分が願う未来に向かってできることは、きっと誰にでもあるはず。あなたも一緒に、”自分なりの一歩”を踏み出してみませんか?

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ご興味をお持ちいただけるようであれば、ぜひ一度soarの活動説明会にお越しください!代表の工藤が、詳しくご説明させていただきます。

今後の開催日程はこちら⬇︎

■4/26(木)19:00-20:30
https://medium.com/soar-world/0426-d17dcf55b1e1

■5/22(火)19:00-20:30
https://medium.com/soar-world/0522-6fbb94855e6c

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