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RSGT2019行ってきた ~3日目~

2019年もRegional Scrum Gathering® Tokyo(以下、RSGT)に参加しています。このエントリーはイベント3日目の参加レポートです。

※1日目、2日目はこちらから

3日目はワークショップが1つとキーノートの2本立てです。(裏のOSTにも参加したかった…!)

以下、僕が参加したセッション、ワークショップのメモです。

「自分を立てなおす対話」をやってみよう! 智慧の車座ワークショップ

対話を通じて、問題を抱えた人が問題を解決・解消する。その対話ための手法として智慧の車座を体験してみよう!というワークショップです。

※イベントページ

■やったこと
5~6人のグループになり、下記を2セット行いました。
1セット35分です。

① MC(司会進行役)がルールを再確認する(2分)
② 相談者(1人)が抱えている問題(テーマ)を話す(3分)
③ 支援メンバー(3~4人)が、相談者に焦点を当てた質問をする(15分)
④ 支援メンバーが問題について「私には~と聴こえた」と直感を伝える(4分)
⑤ 相談者は自分のテーマを再確認する(2分)
⑥ 相談者が話の輪からぬけ、支援メンバーは無責任かつ自由に解決策をブレスト(7分)
⑦ 外から話を聞いていた相談者が解決策の選択をし、次回までの行動を約束する(3分)

■智慧の車座のポイント
この手法は下記の2つがポイントです。

・「コーチ」がいなくても実施ができる
・対話を通じてお互いが理解し合い、信頼関係を生むことができる

理解から信頼関係が生まれるというのはとても素敵な考え方です。

■やってみて感じたこと
僕は2回とも支援メンバーとして参加しました。その2回とも相談者は次のアクションにつながるものを見つけらたようです。こんな短時間で個人が抱えている問題を解きほぐし、次のステップまで示せるという事に単純に驚きました。

また、相談者の方は下記のような感想をおっしゃっていました。

・問題を話すということだけでも頭の整理になるので良い
・自分の問題をみんなが親身に聴き、解決策を考えてくれるという状況だけで安心感や心強さを感じた

この安心感・心強さは大事ですね。「参加することに意義がある」ではないですが、たとえ解決策が出なくとも良い効果がありそうです。

軽量かつパワーのある手法だなと感じました。現場でも使える手法だと思うので、ぜひ使ってみたいです。

よなよなエール流 熱狂を生むチームづくり ~8年連続赤字から13年連続増収増益までの軌跡~

全てのチーム・組織が楽しく働ける世界にしたいという思いで活動をしている自分としてはとても心にくる内容でした。

大きく響いた点は2つあります。

1つは井出さんがチームビルディングプログラムという研修で学ばれたことです。チーム作りに大切なことがギュッと詰まっている内容だなと感じました。

・自分が変わらなければダメ
・理想をあきらめてはダメ(←特に響いた)
・個性をお互いが理解する
・目標を定め、共有し、合意する

もう1つはチーム作りに重要なことはコミュニケーションだということ。コミュニケーションのやり方をマッピングし、まんべんないコミュニケーションの仕組みを構築していったのがスゴいです。

僕は、スクラムはコミュニケーションのためのフレームワークだと思っているので、とてもしっくりきました。

最後はよなよなエールでみんなで乾杯!
僕はお酒が飲めいないのでお水で乾杯でしたが、一体感のあるとてもよいクロージングでした。

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スクラムというのは単純なフレームワークです。しかし、スクラムに関する大規模カンファレンスがこんなにも盛況で、毎年学ぶことがあるということは、スクラム(アジャイル)がまさに変化に適応していくためのものであるからではないでしょうか。また、単純であるがゆえに様々なディスカッションができるのではと考えています。

素晴らしいセッション、ワークショップ、様々な方々との交流ができ、非常に充実した3日間でした。得たものを現場に還元し、より良いチーム・組織作りに貢献していきます。

スピーカーのみなさま、スタッフのみなさま、お声がけいただいたみなさま、ありがとうございました!!

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