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廃れたパーティー

こんにちは。
いまPCで文章を打っています。
ここ2年くらいタブレットで書いてました。
少し、やりにくかった。
だからパソコンを引っ張り出してみました。
やはり文章が打ちやすいです。
いまnoteをやってる人はコロナのときに比べて多いんでしょうか、少ないんでしょうか?
僕も他の人の文章や作品を見る機会が少なくなりました。
何をやっていたか?
ユーチューブをみたり、スポティファイを聞いたり。
緊急事態宣言が終わっても、酒をやめたのであまり外で遊ばなくなりました。
外で遊ぶといったらフットサルです。
フットサルは凄く楽しいんですが、やはり若い人にはかないません。
動きが俊敏です。
判断も早いです。
全てにおいて、能力が高いです。
僕の周りだけかもしれません。
僕の行くフットサルの20才前後のプレイヤーは早い人が多いです。
僕は45歳なんですが、ほぼ最年長です。
いつの間にか年を取りました。
あっという間では無いですが、いつの間にか年が上のほうの人間になってました。
自分が20才の時。
バイトをやってました。
あまり記憶に残って無いです。
記憶に残る出来事も、何個かありますが。
実が無いというか、そういう時間を過ごしていた気がします。
そしてそれは取り戻す事が不可能です。

自分は断酒をしています。
20代の時、酒を飲んでました。
一緒にルームシェアしていた友達と、部屋で鏡月を飲んでました。
鏡月というのは、ペットボトルに入っている焼酎でそれ自体はアルコールの味しかしません。
なのでミルクティーとかを混ぜて飲んでました。
そして音楽の話をしてました。
友達はデビットボウイが好きでした。
僕はブランキージェットシティが好きでした。
けど二人とも日本のBOOWYは共通して好きでした。
BOOWYの話で盛り上がりました。
そしてそういうバンドがやりたいなって思ってました。
バンドをやってみたんですが、最高に楽しかった時がありました。
それは凄く小さいバーみたいなところでライブをした時です。
なぜそこでライブをやる事になったのかというと、友達が繁華街で歩いてたらライブを主催している人に声をかけられたからです。
その人は洋服屋さんでした。
友達はオシャレな人だったんで、うちに洋服を見に来ないかと誘われたみたいでした。
そして友達がバンドをやってると言ったら、水曜日の深夜にイベントをやってるから出てみないと誘われたんです。
音源を聴かせてとかは無かったです。
バンドが払うチケットノルマも無いです。
是非ともライブする場所を探してた僕らは、そのイベントに出させてもらいました。
その場所は、繁華街から少し外れた場所の地下にありました。
20人くらいで満員の大きさのBARに、ドラムとアンプが置いてありました。
イベントは24時から始まりました。
普通の平日、水曜24時からスタートです。
まずはオシャレな音楽が流れ、オシャレな人たちが踊ってました。
そして僕らの出番になりました。
僕はこういう歌を歌いました。

お前は街角でギターを持って歌ってる
お前は歌ってる
けどお前に足りないのは、イマジネーション

こういう内容の歌でした。
そしたらみんな踊ってくれました。
僕はカウンターみたいな場所に上って、そこから飛び降りたりしました。
いまやったら、腰とか膝を怪我すると思います。
そして同年代の人たちと、もみくちゃになりました。
ライブが終わって、「○○さん、何才なんですか?」
と聞かれました。
25才と答えると、その人はビックリしてました。
そこの人たちは、18才~22才くらいの若い人でした。
「25才でそんな事やってて凄いっすね!」
と褒めてくれました。
いい年なのに、頑張ってるという意味でしょう。
僕は少しハッとしました。
みんな、そういう事はもっと若い時にやってたみたいです。

その時、彼が20才だとしましょう。
いま40才です。
その時、いた人たちはどうしてるだろう?
ユーチューブとスポティファイ以外、何か楽しい事があるでしょうか。
あの地下室で、うわーってやってた以上に楽しい事があるでしょうか。
僕はあんまり無いと思います。

だからもう一回、ああいう事をやりたいです。
けど酒飲んでないと無理かな?
飲みたい人は飲んで、飲まない人は飲まない。
好きなようにやりましょう。
カウンターの上から飛び降りたら、受け止めてほしいですね。
45才を40才が受け止めたら、双方が怪我しそうです。
結構でかい怪我、救急車沙汰になりそうです。
だから、そういうジャンプとかパフォーマンス抜きでやりたいですね。
ただ歌ってるのに、みんなが凄く楽しくなって。
笑顔になって踊って。
けど帰りはスマートに。
けど帰りたくないですね。
朝までいれるかな。
絶対に眠くなるでしょう。
だからスタートは昼の2時くらいから夜9時くらいがいいのかな。
夏がいいですね。
みんな薄着で、キャミソールとかTシャツとか。
片隅でいい感じになってる人もいたりして。
薄暗いから、みんないい男、みんないい女に見えます。

そして家に帰ったら、風呂に入って疲れをとる。
明日の予定はなんだろう。
仕事はみんなしてない。
60才で年金か生活保護かわかんないけど、とりあえず暮らせてる。
次の日もパーティーです。
またみんなで踊ります。
次の日も、次の日も。
ずっとパーティーです。
その参加者に、凄い金持ちがいてたまに札束を入り口で配ってます。
けど札束なんかあっても使い道が無いです。
そのパーティー会場は、そのグループの所有物。
その上に立ってるマンションの家賃収入で、電気代やドリンク代も賄われてます。
いつまでも続くパーティー
みんな年なんで、死んでしまう人もいます。
そしたら、みんなで追悼イベントをします。
その人の写真を飾って、いつものように踊ります。
いつも楽しいです。
けどだんだん飽きてきます。
そしたら、海に行って魚を釣ったりして食べます。
泳いだり。
けど何か物足りない。
人の役に立ちたい気持ちが出てきました。
じゃあ何しよう。
ゴミでもひろうか。
道のゴミをひろいました。
そしたら道が綺麗になりました。

ちょっと外国でも行こうぜ。
まずはインドに行ってみよう。
そこで色んなカレーを食べたりしました。
うまいけど、何かもの足りない。
なんだろう、このつまんなさは。

じゃあ戦ってみよう。
お前の選曲が気に入らん。
お前のダンスの仕方が気に入らん。
お前のゴミの拾いの時の、五分遅刻が気に入らん。
お前は俺の敵だ。
お前さえいなければ、パーティーはもっといい選曲、いいダンス、ゴミ拾いもスムーズに進行される。
お前を参加させない。
お前に次のパーティーの日程を教えない。

そういう風にして、同じ選曲、同じダンス、同じゴミ拾い
そうなった。
そしたら、なんかつまんなくなった。
もうパーティーは廃れてしまいました。