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SC相模原 ~相模原の目指す場所は~

1   現在の成績


今のSC相模原 
10試合終了(1勝5分4敗 勝ち点8 得10 失13 差ー3)
20チーム中、現在19位

【公式】明治安田生命J3リーグ 順位表:Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp) (jleague.jp)

2   第10節 YSCC戦の総評


SC相模原 vs YSCC 2-2 (前半2-0,後半0-2)
この結果をあなたはどう考えるか?
上記にある通り下位同士の対決だった。今年はJFLの自動降格がある年であり、例年以上に熾烈なリーグになるだろう。
勝ち点1を得た、勝ち点2を失った。どっちに考えるかは人それぞれ。

自分としては"勝ち点1が取れて良かった"と思っている。でもネガティブな勝ち点1と思ってほしい。失点が2点で済んで本当によかった。それくらいYSCCの後半の戦い方は素晴らしかった。

個人的に今回のYSCC戦は勝てると思ってました。少し楽観視していました。YSサポの方いたらすみません…先に謝っておきます。

去年のJ3リーグYSCC戦と一週間前に行われた天皇杯予選を見ていても、正直相手に怖さがなかった。ただ今回の試合を見て、今年のYSCCは例年とは違うチームに変貌したなと感じました。2連勝しているのも納得します

3   YSCC戦で見えた課題と収穫


この試合を振り返る。まず収穫は2つ
・得点パターンの変化 
・守備の連動

課題は色々あるが決定的なものが一つ
・ポジティブトランジション 
主に前半が収穫、後半が課題の見える試合だった

▷最高の前半

まずはスタメンから

連戦もあり、メンバーを変更しつつ戦う
ビルドアップは伊藤を上げて3CBに変形
後ろを相手2枚に対して3CBの数的優位で前進

・得点パターンの変化
今までの得点はスペースに人が抜けての得点が多かった。基本的にDFのロングボールが起点となる。
しかし今回は完全に崩して得点を奪えた。幅を使った攻撃が得点を生んでいる

左から右というように幅を使うと相手は自分のマークを見失いやすくなる
相手DFはボールと敵を同時に見るのが難しい

・守備の連携
これも前半は良かった
相手SBにボールが入った時にかなりプレッシャーをかけていたので相手のミスを誘えた
相手に自由を与えない距離で守備をしていたので、相手のミスを誘発していた

こうして2-0という最高の状態で後半へ…

▷YSCCの上手さに苦戦した後半

HTで相手は2選手を変えた
若林対策に徹する、FWのターゲットをもう一つ作ることが主な目的だろう
これに対応できない相模原が苦戦を強いられる

・ポジティブトランジションの弱さ
ではポジティブトランジションとは何か。まずサッカーにおける段階についてお話します
サッカーには4つの局面が存在する
1 攻撃 2 攻から守
3 守備 4 守から攻
 の4つ
ポジティブトランジションとはこの中の4を指す
この間わずか3-6秒といわれる。

後半はボールをとってもこの秒数の中でロストすることが多すぎた→YSCCの攻撃が止まらない。この循環が起きていました。相手の戦略に対応できず2失点。後半だけ見れば2失点でよく済んだと思える内容でした。

4 長い道の先にあるもの

試合後恒例のピッチでの円陣ミーティング。戸田監督、激おこでした。なにを言っていたのかはわかりません。ただ、勝つまでやるんだと。決して内容は悪くない。4、5月のリーグ戦は5分1敗。あと少し。

戸田監督はSC相模原に基盤を作ってくれている。去年より面白いサッカーをしているのは感じる。ただ勝たないといけない。J3→JFLは違いすぎる。
降格のプレッシャーが自分たちを追い詰める。責任が自分たちを追い詰める。でも勝つまでやるやり続ける

自分はYSCC戦の前半には大きな可能性を感じた。あのサッカーが90分できれば強くなると思ってる。全員が守備をして、狙いを持った攻撃スタイル。このスタイルが完成すればJ2という道も見えるかもしれない。
自分がSC相模原に求めるものは1つ。自分たちを信じて進むこと

自分は戸田監督を信じる。

「プロなら勝に拘れ」
「命を懸けろ」

天皇杯予選の際に見つけた横断幕


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