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お客様の声:「自らの視点が大きく変化していることを強く実感した」

Football Insightアドバイザリーサービスの開始記念無料プレゼント企画の1人目のお客様は和歌山県立粉河高等学校サッカー部顧問の𦚰真一郎さん。脇さんの印象。それはサッカー経験者でないにも関わらず、サッカー指導者としてチームを強くしたい、選手たちに成長してほしいという強い情熱と意欲、そして向上心です。どうしてサービスを受けたいと思っていただけたのか、らいかーるとさんとの対話から学び、得られた気づき、そしてアドバイザリー後に脇さんの視点に大きな変化を与えたらいかーるとさんの大切な言葉。それらが記された脇さんからのお手紙を紹介します。

サッカーアナライザー

<サービスを希望した理由>

2018年現在、サッカーに関わらせて頂いて15年以上の月日が経った。自分自身がその中で常に抱き続けてきた思いとして、サッカー経験者でない自分にサッカーの指導は出来るのだろうかという強い疑問があった。
学生時代は他競技ばかりを経験しており、およそサッカーは画面の向こう側で眺める程度の積み重ねしか持っていなかった。
28歳になる年、ふとしたきっかけから教職の世界に飛び込み、そこで担当したサッカー部との関わりから今に至っている。
そこで先述の疑問である。目の前で繰り広げられる圧倒的な景色を眺めながら、ボールの行き先しか追えない自分がそこにはいた。最初は他の指導者がいてくれたのでそれでも良かったのかもしれない。
しかし、その後自分がチームを主として預かる身になった時、得も言われぬ不安に襲われた。それでもなんとかしなくては選手たちに申し訳ないと思い続け、自分なりに多くの学びを求めて行動してきたつもりではある。
そうして自らのスキルアップを望み続けた先にこのサービスに出会うことができた。

 サービスを担当されるアナライザー氏やらいかーると氏については、しばらく前から繋がりもあり、その諸活動には触れさせて頂いていた。
時はまさにW杯という頃合いとも重なり、日本全体のサッカー熱の盛り上がりに併せるように、いわゆるサッカークラスタと呼ばれる諸氏の活動も活発化していたと思う。
その中で特に注目されていたのが『分析』という点だと個人的には感じていた。そしてまさに自分自身のスキルアップにおいて、この『分析』の視点こそが最も今必要で最も今欠けていると思っていたことと重なり、迷わず手を挙げた次第である。

<なぜ『分析』なのか?>

私見ではあるが、サッカーの試合というのは非常に複雑だと感じている。原則として捉えればある程度単純化して説明は出来るであろうが、それがリアルタイムで動的に展開する景色は「そもそも何を見たらいいのか」というレベルで思考停止に繋がりかねないとも思う。
自身の今までを振り返ると、そうやって「よく分からない」と感じてしまう原因を、自らのサッカー経験の無さに求めていたことも否めない。それはそうかもしれないが、そうではないかもしれないと思い、もっと客観的な分析の視点を磨くべきだと思い至って今は積み重ねているつもりではある。
しかし、目の前で展開される試合を見ながら、「何かがおかしい」という違和感を感じることは出来ても、「それが何なのか」「その原因は何なのか」「それを選手たちに伝えるにはどうするのか」といった辺りに届かず、結果的に選手たちには難しい試合をさせてしまうことも多々あった。
試合におけるどのような場面でどのような点に留意し、どのように見てどのように言語化するのか、それが出来るかどうかは選手それぞれの、チーム全体の次の一歩、その先の目標に対しても大きな意味を持つはずである。
その解決を思い、『分析』をする力を磨く機会を強く求めていた。

<具体的なサービスとして>

 今年度、私たちのチームは県リーグ1部で戦ってきた。残念ながら残留が危ぶまれる結果となってしまったが、チームとしては成果も課題も多く得ることができた。
今回はその中でも、勝たなければ残留が厳しくなるという状況ながら、0-6と大敗を喫してしまった試合データを提出し、その分析を受けることとした。試合においても多くのエラーが発生し続け、最終的には監督側としても自らの切れるカードが尽きてしまった感のあった試合である。
同じ相手に次はどう戦えるのか、相手は違えど同じように多くのエラーが発生してしまう試合においてどのように対処し得るのか、その辺りを学びたくてこの試合を選択した。

 サービスにおいては、提出した動画をZoomにおいて共有しつつ、各ポイントで視覚的にアプローチを行いながら、対話形式で問題点の抽出や解決法の模索を行った。
正直なところ、こんなひどい試合を見せられても分析する気になりませんね、と言われることも覚悟していた。

ところがである。結果を先に述べるなら、私自身にとっても深い学びの機会となるほどに、非常に充実した時間を提供して頂くこととなった。
以下そのポイントを列挙してみたい。

対話形式であることで、まずこちらの意図や所感を入り口とし、「何を目指してその試合を行ったのか」「その結果何が出来て何が出来なかったのか」を具現化していくことができた。
これについては今後このサービスを受けられる方によって、またその試合の内容等によって、具現化されていくものは異なるとは思うが、一方的な分析結果の提示ではない点は非常にスムーズに話に向き合えた要因だと感じた。

実際の動画を共有し、そこで抽出されたポイントが明示されていることで、より具体的な問題解決に向けた話をすることができた。
これは先述の試合全体の意図を土台とした、局面的な部分についての話となるため、チームとしてのプレー原則等と照合しつつ、またサッカーにおける諸原則とも照合しつつ、時間をかけてアドバイスを頂くことができた。

・要所要所において、こちらに質問を投げかけてくれるため、自らの解決能力や今後に向けての取り組み等に対し、多くの示唆を得ることができた。
私自身、この提出した試合当日は、上手く戦わせてあげれずに大敗を喫したことに足を掴まれ、「次に戦うとしたらどう戦う?」「この試合で起きたエラーはなぜ起きた?」「どのような修正が必要?」「その中でも出来ていたことは何?」といったことにすぐ切り替わっていなかったと思う。
しかし、指導者として試合が行われているその時、試合が終わったその時、何をどう考えてどう伝えていくべきなのか、そのような部分を深く考えさせられる機会となった。

あまり詳細は書かないが(実際にサービスを受けて感じて欲しいので)、このサービスを受けた直後、自身のチームで行っている分析ソフトによる試合分析を行った時、自らの視点が大きく変化していることを強く実感した

その変化におそらく最も影響を与えたのが、らいかーると氏の「ピッチで起きている現象を原則から見つめる」という趣旨の言葉である。また、同じく氏が「私がこの試合の監督をしていたとしたら、もっとこういう風にしたと思います」という言葉もまた私のモチベーションを後押しした。それはこちらのダメ出しということではなく、原則に則って分析すれば、それがエラーであっても現象への対処は可能である、という話であり、むしろエラーが続くような状況においてこそ、原則に立ち返って分析を行い、手を打つことが求められるという話である。この日の話は、時間の都合上試合の前半部分に的を絞ってのものとなったが、願わくばそのままずっと話をしながら学び続けていたかった。そう強く願うほどに有意義な時間を提供して頂けたと思う。

<最後に>

 私自身、運良く今回のサービスを受けさせて頂けたが、この取り組みが本格的に動き出した後も、何度でもまた受けさせて頂きたいと思っている。
チームを預かる身である指導者が学び続ける姿勢を持たずして、そのチームの選手たちの成長はあり得ないと私は考えている。
今回、チームの課題分析を行う一方、私自身の課題もまた明確になりつつ、それはチームにとっても私自身にとっても成長の伸びしろとして受け止めることができた。これからこのサービスを受けようと考えておられる皆様には、是非私が経験したような意味深い時間を手に入れて頂けたらと願ってやまない。


サポートありがとうございます。ただ、もしよければそのお金で育成環境の改善、試合分析の勉強、ご自身の指導・選手としての向上などに使ってもらえたら日本サッカー界のレベルアップに繋がりますし、嬉しいです。