見出し画像

ジャカじゃなきゃダメなの?

11月15日発売の雑誌『SOCCER KING』12月号では、「異変だらけの序盤戦、36のなぜ?」と題し、各国の序盤戦で生まれた36の疑問に迫っている。そんな雑誌『SOCCER KING』12月号から、一部コンテンツを公開!

【PREMIER LEAGUE】 WHY? 06
ジャカじゃなきゃダメなの?

文=田島 大 Text by Dai Tajima

 腕章は布切れ以上の重みがある。学校では生徒会長に別注の制服を着せるほど、英国人はキャプテンシーやリーダーシップに人一倍うるさい。しかし、英国人じゃなくてもグラニト・ジャカの腕章には違和感を覚えてしまう。

 だいたい、決め方に問題がある。選手に「候補者5名」を書かせて投票で決めたというが、5名となったら否が応でも「Granit」か「Xhaka」と書いてしまう。だって、アーセナルには5人もリーダー候補がいないのだから。それに、「Papastathopoulos」の綴りを覚えている者などいない。

 そもそも、ジャカを使い続けることに違和感がある。あれだけ頻繁に戦い方を変えるのなら、試合によってはルーカス・トレイラが優先されるべきだ。だから、エミレーツ・スタジアムで主将にブーイングを送る人の気持ちは理解できるが、クリスタル・パレス戦での交代シーンには心が痛んだ。こうなったら今からでも遅くない。「実は、Aubaとしか書かれていなかった紙は無効票にしていたんだ」と笑ってごまかし、ピエール・エメリク・オーバメヤンに腕章を渡そうじゃないか。……え、もう渡したって?

▼このほかにも欧州4大リーグの序盤戦に生まれた疑問に迫っています。雑誌「SOCCER KING」12月号のご購入はこちらから!



最後まで読んでいただきありがとうございます! 「こんな記事を読みたい!」「これおもしろかった!」などのコメントもお待ちしております。