ライトファスティング(軽断食)の全記録

第1回(開始記念)

さまざまな血糖値人体実験も進み、いよいよ断食による血糖値の動きを観察する最終段階にはいりました。ファスティングが、ここでは、特に断食による、オートファジー(Autophagy)がどのように血糖値に関与していくかを中心に見ていきます。ファスティングが細胞レベルで私達の身体に及ぼす様々な好影響は、大隅良典博士が「オートファジーのメカニズムの発見」によりノーベル生理学・医学賞を受賞されています。

ファスティングの効果

・細胞内に溜まった不要物を排除してくれる掃除システム
・病気の防止や治癒
・細胞レベルからの老化防止
・体内に入るウィルスや細菌を取り除く

このような効果を持つオートファジーは、加齢とともに弱くなっていきます。そこで、断食をすることによって、再びこの大切な機能を強化し取り戻すことが出来るわけです。

実は、ファスティングは、2度目(以前は1日1食)なのですが、これまで血糖値の実験をしてきて、長時間ものを食べないで、食べた時の血糖値スパイクが起きる可能性が大きいと予想し、断食に対して生体的に良いことは分かっていても、前向きではありませんでした。ところが、ある糖尿病専門医が何と「断食中、ものを食べない状態で食事をいきなりも、スパイクが起きなくなる。」との説明をしていたのを知り、これは断食実験の価値があると思い、実行に踏み切ったわけです。

ところで、ファスティングは本来3日間であるが、そこまで本格的ではなく、今回の実験では、オートファジーが動くとされる16時間のプチ断食を毎日していくことにします。名付けてライトファスティング(Light fasting)そして、その時の食事の記録と血糖値、体重などの数値の変化を記録していきます。あくまでも個人的な記録ですので、みなさまに広くすすめるものではありませんが、ご覧になる方は参考にしてみてください。

・体重 毎日の推移
・食事の全記録
・血糖値 断食時の変化と、食事をした前後の変化

【断食方法】 
やり方は非常に簡単です。
「16時間、何も食べない時間をつくる(睡眠時間を含む)。」
  (ただし、ナッツ類は途中で食べてもOK)
食べるものに制限は特にありません。可食時間だったら何でもOKです。
要するに何を食べてもいいので、食べる時間と食べない時間をハッキリON,OFFしていくだけです。

●休日予定
ーーーーーーーーーーーーーーーー
18:00ー22:30(睡眠前)4.5時間
22:30ー  5:00(睡眠)    6.5時間
(8:00ー10:00頃 サラダ)
  5:00ー12:00(午前中)7時間
ーーーーーー18時間ーーーーーーー
12:00ー18:00 昼食〜可食時間

●平日予定
ーーーーーーーーーーーーーーーー
19:00ー22:30(睡眠前)3.5時間
22:30ー  5:00(睡眠) 6.5時間
 (8:00ー10:00頃 サラダ)
  5:00ー13:00(午前中)8時間
ーーーーーー18時間ーーーーーーー
13:00ー19:00 昼食〜可食時間

さあ、それでは開始です!
毎日の体重や、食事と共に現れる血糖値の変化も注目してください。
特に通常時と断食時の違いにも注目してください。

昨日の19時スタート、その後、非常になだらかなな動き。
写真の機器の青い帯(70−140)に入ってると正常値です。

朝から昼の動き、とても平坦な動きです。
12:15いよいよファスティング初の食事です。約18時間、経ちました。

空腹、血糖値は77スタート、何も食べてない身体に果たしてこの「玄米しゃけ弁当」を食べるとどうなるのでしょうか?

これから、記録スタートです。

1時間後 155→168→126と推移。
大きく上げるのは予想されたが、意外な事に、普通に食べているときよりも上げが少なく、強力なスパイクではなく下げも緩慢だった。インシュリンもゆっくりと出ている感じ。

こちら食後の揚げ餅(笑)可食の時には食べられる。

17:30夕食開始 18時までが可食の時間内に食事をする。

17:30前菜とワイン開始

17:50鯛の塩焼き

18:00十割蕎麦

18:15食事終了
ファスティングをしてもこれまでの血糖値食事法は有効で、むしろ昼食のスパイクが抑えられた感じがする。昼食後から夕食はまったく問題なく帯中の低い部分を推移。

明日の昼食まで18時間、ファスティング開始!
明日をお楽しみに!

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