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【興味からズドン!】SNSが変えた最新消費行動とは?

みなさん、どうも。ガイアックスの重枝です。

ガイアックス ソーシャルメディアマーケティング事業部部長 重枝重枝

本記事を読んでいただいている方だと、マーケティングファネルはよくご存じでしょう。
認知→興味・関心→比較・検討→購買というフローを消費者はたどるというものですが、これが最近のSNSでは変わっているという言説が流行っています。
参考:https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2308/23/news012.html

典型的なのはTikTok売れ。コロナ禍の最中、『残像に口紅を』という筒井康隆氏の昔の小説が、TikTokerが紹介したことで数万冊売れたことは話題になりました。
参考:https://www.businessinsider.jp/post-240199

実際、SNSを通じて興味を抱くと、検討、比較などの逡巡を経ずに、買われるような現象は徐々に増えてきました。それらの商品にはいくつかの共通点があります。

・あまり高すぎない
・SNSクリエイターに強烈におすすめされている
・小売りやECですぐに手に入って試せる

というようなところです。

このような売れ方は、かつてはテレビで紹介などされるとよく起こっていたということがありますね。納豆やココアなど、情報番組で紹介されたら、スーパーの棚から消えたというようなことは記憶している方も多いと思います。
参考:https://www.furue-nakano.com/colum/20070116.html

かつてはテレビで起こっていたことが、(そのころと比較すると)小規模に頻発しているということです。このようなことは今後も増えるでしょう。背景としては、情報があふれていて、比較検討してもそんなに差異が認められないということや、SNSにより同調効果が働きやすくなり、それに基づいて消費行動することに慣れているというようなことが指摘できます。

ポイントとしては、情報番組のようなコンテンツ作りということになりますが、ここでメディア型インフルエンサーなど、特定の得意なジャンルを深堀りするインフルエンサーの力が高まっているということでもあります。

かつてはインフルエンサーと言えば、憧れのライフスタイルを発信するものでしたが、今はオタク化していっているということです。

企業としても、そういった特定ジャンルに強いインフルエンサーを意識した商品開発や情報発信がより求められていくようになるでしょう。