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SNS好事例紹介 【Xでブーム!謎解きに注目】つい共有したくなる体験とは

今回はXでブームになっている謎解きコンテンツをテーマに、つい共有したくなる体験のヒントをお届けします。クラフト酒の提供を行う「クランド」の事例を取り上げながら、弊社独自の視点を交えて紹介します。

【Xでの謎解きブームの波に乗って】
X(旧Twitter)では、「謎解きコンテンツ」が注目を集めています。

投稿URL:https://twitter.com/nazonodesigner/status/1686738625365688320 

例えば上記のアカウントでは、夜眠れない人に向けて謎解き問題が出題されます。問題の答えが夜眠る前に分かった人は「おやすみ」とリプライし、朝に分かった人は「おはよう」とリプライする。答えをネタバレせず楽しめる点が特徴です。答えを回答しないのに緩やかな繋がりを感じさせるコミュニケーション設計は、企業アカウントではないですが非常に参考になります。(ぜひ興味がある方は、一度投稿URLから問題にチャレンジしてみてください。)X上での謎解きコンテンツは、ユーザーが楽しめるインタラクティブな体験を生み出せることが最大の魅力でしょう。

【秘密の酒ガチャ 謎解き解読者だけが辿りつける仕掛けとは】
では企業アカウントではどのように謎解きを取り入れているのでしょうか。
クラフト酒の提供を行う「クランド」X公式アカウントは、プロモツイートを通じてユニークな謎解きキャンペーンを展開しました。

投稿URL:https://twitter.com/kurand_info/status/1749764520170664424 

この施策の注目ポイントはXとLP(ランディングページ)を組み合わせたインタラクティブな施策になっている点です。

具体的に施策を見ていくと、謎解き問題は提供している酒ガチャというサービスに関連のある、酒のつまみがヒントとなる工夫がされています。そして実際に謎解きを解くと、LP内に隠された「特別隠しリンク」を見つけ出すことができ、解読者だけがアクセスできる限定酒ガチャのページに辿りつくという仕掛けになっているのです!まるでWEB黎明期を思い起こさせるこの古典的な仕掛けは、特に一部の30-40代のユーザーにとって、懐かしさを感じさせるものではないでしょうか。

さらに注目したい点は、解読者が自ら辿りついた答えをリプライしている点です。答えを見つけると「ついリプライしたくなる」、それが謎解きコンテンツの一番の特徴かもしれません。そしてそれらのリプライに対し、公式が丁寧にリプライを返しているところも好感が持てるだけでなく、インタラクティブなコミュニケーションとしてアルゴリズムにも優位に働くため非常に有効な取り組みです。このようなコミュニケーションの積み重ねは、謎解き解読者と公式アカウントとの間に親密さが築かれ、長期的なエンゲージメントへと繋がるきっかけにもなりえるでしょう。

【謎解きから学ぶ つい共有したくなる体験とは】
「なぞのデザイナー」や「クランド」の施策から学ぶべき最大のポイントは、ユーザーが自らの発見や体験をSNS上で「つい共有したくなる」ような魅力的なコミュニケーションを設計しコンテンツを作ることです。

SNSマーケティングは、情報の一方向的な伝達を超え、フォロワーやユーザーが積極的に関与し、共感し、つい共有したくなるような体験を提供することが重要だと考えます。そうした体験の積み重ねから、ユーザーは単なるユーザーではなく、ブランドや商品のストーリーを共に創り上げる共創者へも変わりえるからです。一度、原点に立ち返って、自社のSNSアカウントに接点を持つことでユーザーにどのような体験をしてほしいかを突き詰めて考えてみることで、新たな気づきから自社アカウントの運用のヒントを得られるかもしれません。

  ガイアックスは、豊富なアカウント運用・アカウント分析実績から、フォロワーやそれぞれのコミュニティがどのような投稿を好むのかをヒントに、生活者に寄り添った投稿制作やアカウント運用支援が可能です。

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