(固定記事)吃音・流暢性障害ガイドラインの noteについてご案内

固定記事です。

吃音・流暢性障害ガイドラインは「吃音(きつおん・どもる)」のことについて情報発信を行っています。吃音=流暢に話せない障害です。吃音は発達障害者支援法に定義されている発達障害の一つです。自閉症スペクトラム、ADHD、学習障害、トゥレット症候群、発達性協調運動障害などと同じで、最新の国際疾病分類であるICD11では「神経発達症」とされています。吃音のある人は純粋に吃音だけを持っている人もいます。吃音だけではなくその他の発達障害を持っている人もいます。2018年現在、発達障害ブームの一つとして、吃音もドラマ、映画、番組、小説などで取り上げられることも多くなっていますが。いろいろな事例があることを知っていただければと思います。

吃音のある人、子ども、大人、保護者家族の相談を受け付けています。
相談はホームページの問い合わせからお願いします。https://kitsuonkenkyuguideline.jimdo.com/

1.企業団体、組織の障害者雇用部門、就職転職サイトの担当者さまからの相談も受け付けています 人事部門向けにセミナーも開催しています
企業団体、組織などの人事部門の方からの相談を受け付けています。吃音のある人が働く場合の合理的配慮の方法。
吃音のある人とどのように働けばいいのか。
どうして吃音のある人は障害者手帳を持っていないの、法定雇用率に計算できない状態なのに「どうして一般枠で応募してくるの?」、「発達障害のある人、学生は就職活動で障害者手帳を持って障害者枠で応募してくるのに、どうして吃音の人はそれをできないの?」、「(本人は気づいていないようだけど)吃音のある人の中にも自閉症スペクトラムやADHDを持っている人がいるの?」などが現在、多く相談を受けている内容です。
個別の事例ごと合理的配慮の取り決め、双方が所持する取り決めた内容の書類などの書き方なども解説します。
障害者手帳を持っている吃音者の場合と法定雇用率に計算できない障害者手帳を持っていない吃音者の場合など事例ごとコンサルティングも可能です。

2.吃音のあるお子さんのこと、年齢に関係なく精神障害者保健福祉手帳の取得、発達障害者支援法を利用し合理的配慮を受ける場合
・年齢に関係なく吃音のある人が精神障害者保健福祉手帳を取得する方法。大人の吃音のある人が就労移行支援事業所を利用する方法などの情報提供をしています。

・吃音のある人が学校で合理的配慮を受ける方法。
学校で合理的配慮を受けるために個別の支援計画、個別の教育支援計画などの保護者と子どもと学校側と何をすればいいのかわからないことを解説します。特に学校現場では、個別の支援計画や個別の教育支援計画などの名称の書類を作成しないと、学校や教員が真摯に子どもの発達障害全般に対応しない場合があります。特に吃音業界では学校側が保護者家族に個別の指導計画や教育支援計画という方法があることを「隠す・隠蔽する・存在を知らせない」という事案が発生しています。本来は書面に文書化して合理的配慮の内容について、しっかり取り決めしていればよいのですが。吃音業界ではそれを保護者に伝えず行使させず、なぁなぁにして、お母さんお父さんが何度も学校に吃音について説明に行くという理不尽さをしいて、不真面目にテキトーに吃音のある子どもや保護者に接する場合もあります。本来、学校というもの安心安全な場所で「学ぶ」ことができなければいけません。子どもが当事者がやりたくないことを強要されたり、発達障害特性で苦手なのに無理やり実行させるということはあってはいけません。

安心安全な学校環境を実現するためには合理的配慮事項を書面化しないとならないということがまだ吃音業界では広く周知されていません。口頭の相談で終わってしまう。保護者は「相談内容が学校に伝わった」と思っても、学校側には共有されていないことは多々ありますし相談した内容や書類などを紛失することもあります。こうなると、子どもが日々弱っていき、生きる力を無くしていくかもしれません。保護者はその様子や困りごとを学校に相談します。それでも子どもがどんどん弱っていく。精神を病んでいく。保護者は忙しい仕事を半休などで対応します。何度も何度も対応します。「オカシイな学校にちゃんと相談してるのに。なぜだろう。私の伝え方に問題あるのかな? 私が一人ひとりの先生に全員に説明しないといけないのかな?」と思い、保護者自身も疲弊し疲れるでしょう。疑心暗鬼になるかもしれません。

ここで個別の指導計画、個別の教育支援計画などが作成が最重要になります。これを作成することにより、ワンストップサービスのように、少ない相談回数で、証拠に残る書面の形式で、学校全体に合理的配慮、安心安全の実現に向けて話し合いができるのです。

吃音業界では通級の場合、個別の指導計画や個別の教育支援計画が利用できないよ。という意味不明で悪質なデマがありますが。個別の指導計画、個別の教育支援計画などは、通級、特別支援教室、特別支援学校でも作成することができます。また「発達障害支援コーディネーター」という役職の職員がいますので、この人が発達障害の中に吃音が入っていることを理解していないいけません。

何れにせよ、吃音業界は発達障害業界よりも大幅な周回遅れになっており、また、保護者の会も、発達障害のある子どもの保護者の会のように行政や議員に要望者や予算要望をするということもありませんので、『本来は発達障害者支援法に基づき、障害者差別解消法に基づき、その他の障害関連の法に基づき、いろいろな選択肢を行使することができる』ということも知られていません。

発達障害のある子どもの親の会であれば、先輩のお母さん、お父さんが体験した理不尽さ、怒り、悔しさを次の世代のお母さん、お父さんに経験させないようにするために情報共有や引き継ぎがあります。その中で自分達だけでは解決できないことは行政に働きかけることを実行しています。困っていること、何かあれば団体が相談する際に助けてくれます。

吃音のある子どもの、お父さん、お母さん。発達障害のある子どもお父さん、お母さんはこういう場合どうしているの? という場合は「お問い合わせ」から連絡をください。

3.吃音に関する記事、吃音以外の発達障害に関する記事の執筆依頼

吃音に関する記事、吃音以外の発達障害についての記事などの作成依頼もお待ちしております。

4.吃音至上主義の撤廃を目指しています
吃音至上主義(きつおんしじょうしゅぎ)という言葉を聞いたことがありますか?
これは吃音のある人や家族が発達障害、精神障害を持つ人を差別するとんでもないことです。

「発達障害と吃音を一緒にするな。吃音が精神障害者保健福祉手帳の交付対象なのは許さない。吃音が発達障害や精神障害と一緒だと世間に思われる。うちの子どもは、うちの家族は発達障害や精神障害の人のように犯罪を起こすような人間じゃない。吃音は精神障害や発達障害の人より優れている、上下関係で言えば吃音は上だ。吃音が精神障害や発達障害になったら、うちの子どもは不幸だ。」などなど、書いているこっちが吐き気をもよおすような差別が横行しています。

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