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「星降る夜に」からコミュニケーションを紐解いてみる①

手話通訳士を持ってる私。

手話や障害をとりあげたドラマを見ると
「大衆(マジョリティ)向けに体裁よく切り取られてるなー」
と興ざめすることがほとんどなので
あまり見ません。

でも、「星降る夜に」は連続で見ています。

だって、北村拓海さんと吉高由里子さんが
かわい過ぎるんっ!!!!(爆)

…もちろんそれだけじゃないです(汗)!
なぜか?
コミュニケーションの奥深さを
随所で考えさせられるから。

ということで、
「星降る夜に」からコミュニケーションを
紐解いてみたいと思います。 

ドラマを少し深く楽しめるかも!?

キャラクターの印象が心に残るワケ

第一話。
二人が夜のキャンプ場で出会うシーン。

なんと!
最初に二人が顔を合わせて
言葉を交わす台詞は
翌朝まで出てこないんです…!!
 
一星くん(北村拓海さん)の
「お前のゲロ拭いたの、俺、バーカ」
ですね!

でも見ている側は、
二人の心の距離が近づいていく様子や、
一星くんの性格が理解できているんです。

なぜでしょう?

私は、北村匠海さんがろう者の役を
見事に演じてるからだと思いました。

もう少し解説します。

ポイント1つ目。

一星くんが
人と積極的に関わるタイプだとわかる仕草。

相手と目線を合わせる位置に
自然と体を近づけていったり。
鈴さんの唇が見えるように
服に触れたりしていましたね。

“目”から情報を得るろう者は
“耳”から情報を得る聴者と動きが異なる事が
よく表現されてるなと思いました。

目線を合わせることから会話は始まるし、
“唇を読みやすいこと”は手話ができない相手との
コミュニケーションでは欠かせない。

普段聴者として生活してる
北村匠海さんがろう者を演じる力量が
あってこそ。だと思いました。

良き✨良き✨

(ろう者の方が全員、こんな風に突然に相手との
距離を詰めるわけではないです!!念のため!!)

ポイント2つ目。
人懐っこいキャラクターを表す表情。

相手にお酒を飲みたい意志を
目線で伝えたり。
ときおり見せるあどけない表情。

良き✨良き✨良き✨

手話という言語や、その話し手にとって
表情と、目線の動きは
大切なコミュニケーションの一部。

表情や目線を駆使できてるからこそ
そのキャラクターが視聴者の心に
残るんだろうなと思いました。

(もちろん、二人がお美しすぎて
爆キュンもしちゃうのも理由だと思いますが)

この場面を経て、
彼は鈴さんにとって
「気になる人」になっていくのですが…

人にとって

何を話すかよりも、その人の人間性は表情や仕草で見えてくる。


とも読み取れるのではないのでしょうか。

ただただ
好きな場面をツラツラ語ってしまいました。
この続きはまたいつか。

さぁ、今夜も楽しみです。

このシリーズは事例はないですね(笑)



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