見出し画像

目的が幸福をつくる(1)

目的こそが真の幸福をつくる(社外向けに再編集)

NPO職員は本能的に目的を見つけだすもの。
でも目的を見つけるだけでは十分ではない。
誰もが目的意識を持って生きる世界。
私はそういう世界を見てみたい。

私の大好きな話がある。
ケネディ大統領がNASA 宇宙センターを訪問したとき、ほうきを持った清掃員の男性を見つけて訊ねた『何をしているの?』と。男性はこう答えた。『大統領、私は人類を月に運ぶ手伝いをしています』と。

目的とは、自分よりも大きい仕組みの一部である感覚だ。企業の一部、社会の一部、歴史の一部、人類の一部。現状より良くする仕組みに携わっている感覚。そういう目的こそが真の幸福を作ると信じている。

どこの国でも清掃員という仕事は大概、最低賃金レベルだ。普通であれば「他に仕方ないからこんな安い賃金でも我慢してやっている」となりがち。にもかかわらず、この男性は、そうではなく、自分の仕事に大きな「意味」を見出している。仕事に目的を感じている。

イヤイヤやっても仕事は仕事、大きな目的の一部を担っていると感じてやっても仕事は仕事、やる作業自体は同じ。でも、その結果は大きく変わる。

仕事の目的が感じられるか否かはその人の人生を大きく変える。お金を稼ぐことは働く大きな目的だ。しかし、せっかく働くのなら、その時間が自分の人生にとって意味のある時間にしなくては幸せになれない。

仕事に価値を作るのは自分自身。

自分の志を目的として仕事の価値を高めていけば、どんな仕事も人生をかけるに相応しい価値ある仕事に昇華する。

誰もが目的意識を持って生きる世界。
私はそういう世界を見てみたい。
世界中でたった1人前向きだよ。

NHKオンデマンドでは番組「プロフェッショナル」の過去放送分を視聴できるが、52話と159話の新津春子さん、210話の岳裕介さんを観ていただきたい。彼らの情熱は私の模範だ。https://tinyurl.com/y6rsvwhh

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?