シノ

自分らしく生きることを大切にしています。ノンバイナリーで性的指向は男性。歌、執筆、ラジ…

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自分らしく生きることを大切にしています。ノンバイナリーで性的指向は男性。歌、執筆、ラジオで自己表現します。フォローしてちょ。クィアな視点からエッセイを書いてます! NPOカタリバインターン/経営勉強中/居場所づくり/コミュニティづくり/対話

マガジン

  • 超俺流学校でのゲイの生き延び方ガイド

    俺による俺のための独断と偏見に満ち溢れたゲイ学生のための生き延び方ガイド 参考にするもよし、読んで楽しむだけなのもよし、こいつの考えめちゃキモいやんって思うのもよし、なんでも良しなシリーズ!

  • 僕の家にはフェミニズムが必要だった。

    僕の家で起こったこと。フェミニズムがもっと家に浸透していれば。な〜んて考えて書きました。

最近の記事

男が好きなボク。中3の時、女の子に告られた。そんな彼女に、彼女ができた。

中学の間、仲の良い子がいた。彼女とは、1年生のときから通っていた塾が一緒。彼女は確か、俺と小学校から仲の良かった友達と付き合っていた気がする。 中学生の頃は、友人と恋バナを沢山した。ゲイの僕は正直、異性愛者の恋バナに全くついていけず、蚊帳の外だったけど(笑)クラスの誰が誰を好きだ、なんてことには全く気づかないタイプの人間なので、友達の恋バナに参加することで情報を得ていた。 中3になると、家に帰ってから友達とスカイプで夜遅くまで話していた。ほぼ毎日スカイプを繋いでいた気がす

    • ゴリゴリ体育会系な思想もってたやん俺。環境と僕と僕の思想と。

      体育会系とゲイ。スポーツ界は性質上、どうしても男らしさを求められ、同性愛に対して差別的になってしまう人が多い。ゲイと男らしさって、一般的に結びつけにくい事実はあるし、女好きであることが男らしさの勲章みたいな謎の雰囲気もある。2020年6月8日現在、体育会系の思想は正直苦手だ。気合でなんとかしようとしすぎだ。 と、そんなことを言っている僕は、実はゴリゴリ体育会系の学校に通い、ゴリゴリな上下関係の中で高校生活を送っていた。上級生には大きな声で「ちわ!」と挨拶。1人に対して1回。

      • ゲイのわい、差別とはおさらばするわ。俺なりの戦い方で幸せに生きよ

        豊かになるために、差別と戦ってきた。常にファイティングポーズを構えて、真っ向勝負。これが自分のスタイルだった。でも、今の俺、豊かじゃねええええええええええ問題が発生してる。 そもそも豊かさってなんだ?こうやって真っ向からぶつかっていって、法制度が平等に僕たちを扱ってくれれば、社会から偏見や差別がなくなれば、僕のこころは豊かになるのだろうか。まあ、確実に幾らかは豊かになるだろう。差別されないの?法律も平等に僕たちのことを扱ってくれるの?最高じゃん!!とハイになっている自分が想

        • 超俺流学校でのゲイの生き延び方ガイド 〜3−1〜 宿泊イベントの夜の適当な乗り切り方

          宿泊イベント。臨海学校やスキー教室、そして、修学旅行。ほとんどの学生にとっては学生時代一番といっていいほどの楽しみであるビッグイベント。学校の先生も、生徒の実行委員なども気合を入れて準備をしているのではないだろうか。 授業が無い上に、有名な観光名所に行ける。海で泳げたり、スキーができたりなんかしてしまう。なんて最高なイベントなんだ。なんと言ってもお楽しみは「夜」ではないか。好きなあの子に告白しよう...とか、部屋での恋バナが盛り上がるだとか、夜に楽しみはつきものだ。 しか

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        • 超俺流学校でのゲイの生き延び方ガイド 〜3−1〜 宿泊イベントの夜の適当な乗り切り方

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        • 超俺流学校でのゲイの生き延び方ガイド
          4本
        • 僕の家にはフェミニズムが必要だった。
          3本

        記事

          超俺流学校でのゲイの生き延び方ガイド 〜2〜 ちょっぴり気まずい更衣室の乗り切り方

          今回は、体育の前後にある着替えタイムでの振る舞いについて書いていく。きっと読者にノンケの人もいて、ここは気になっているところではないだろうか。そう、ずばり「ゲイは着替えの時間に友人の身体を見て興奮しているのか」。個人的には、タイプの人であれば「うおお、あの体かっけえ」程度、タイプでない人であれば「無」だ。もはや眼中にはいっていない。もし、読者のノンケでゲイを恐れている人がいれば、はっきり言っておこう「9割型眼中にもないので勝手に恐がっている君がはずかしいぞ^^」(基本的に私は

          超俺流学校でのゲイの生き延び方ガイド 〜2〜 ちょっぴり気まずい更衣室の乗り切り方

          超俺流学校でのゲイの生き延び方ガイド 〜1〜 学期はじめのキャラ作り

          題名を「超俺流中高でのゲイの生き延び方ガイド」から、「超俺流学校でのゲイの生き延び方ガイド」に変更した。こちらのほうが分かりやすいだろう。 さて、本題に入ろう。入学式や新学期でのキャラ作りは、セクシュアリティにかかわらず、全員の悩みどころ。周りにセクシュアリティがバレたくない人がどの様にキャラ付をしていくと楽なのか。もちろん、何を「楽」とするかは人による、ということは認識している。「差別的な発言をしてくる人とは関わらなければ良い」と考える者、「差別的な発言は確かに辛いけど、

          超俺流学校でのゲイの生き延び方ガイド 〜1〜 学期はじめのキャラ作り

          超俺流中高でのゲイの生き延び方ガイド 〜始めに〜

           東京都にある公立中高に通った僕は、中1になったぐらいには自分がゲイだと自覚していたような覚えがある。クラスの皆と話していく内に、段々と自分が感じていることや経験したことが、クラスメイトのそれと噛み合わなくなっていくことが多かったような感覚を覚えている。   そして、学校で男友達が多かった僕は、「お前ホモかよ」とか「ゲイかよ」という言葉を耳にすることが増えていった。内心「ゲイだよ!何か悪いかこの野郎!」と思いながらも、「やっぱ気持ち悪いのかあ、だめなのかなぁ」と悩む毎日を過

          超俺流中高でのゲイの生き延び方ガイド 〜始めに〜

          友人の文章を読んで、フラッシュバックしたけど、何故か安心したっていう話

          「フラッシュバック」という言葉は聞いたことがあるだろうか。 原因となった出来事を思い出させるきっかけに触れると、つらい記憶が突然鮮明によみがえる「フラッシュバック」が起こる。記憶がよみがえるだけではなく、実際にその出来事を再び体験しているような感覚に陥り、周囲の状況を認識できなくなることも。 (Doctors File/心的外傷後ストレス障害(PTSD) 参照) これ、意外とたくさんの人が悩んでるのではないだろうか。どんな出来事だったのか、どんなきっかけが原因でフラッシ

          友人の文章を読んで、フラッシュバックしたけど、何故か安心したっていう話

          人と抽象度が噛み合わねえ〜って話し

          説明しよう。抽象度とは英語では"levels of abstraction"といい、情報量の多さ、少なさを表すことができる。例えば、「通貨」という言葉が抽象度がエベレスト並に高いとすると、「日本円」「米ドル」「ウォン」とか富士山ぐらいで、まあ通貨っていうエベレストから見れば日本円っていうのは、すごくちっぽけなものに見えてくるのでありまして。 あれ、この説明気持ち悪いかな。まぁ、いいか。。。表現の自由。。。 という感じで、日常会話で飛び交う様々な質問で、相手の質問の抽象度に

          人と抽象度が噛み合わねえ〜って話し

          鬱発症して、「休まないと駄目だ」と言われて色々休んだら鬱が悪化したっていう話

          12月27日だっけな、中度のうつ病と診断を受けた。大学1年後半ぐらいからは、割とぶっ続けで何かをしていたが、あの生活に耐えきれなかったようだ。 大学4年の冬。「体が動かない」と友達に相談。結局動かなくなった。さて、どうしたものか。 なんでだろう、なんでだろう、みんなが普通にできること、俺が普通にできてたことが急に全部できない。頭も働かない。体が動かない。毎晩寝れない。次の日の朝の授業も行けなかったらどうしよう。卒業できない。怖いから寝ない。こんな感じで僕の頭の中は溢れかえっ

          鬱発症して、「休まないと駄目だ」と言われて色々休んだら鬱が悪化したっていう話

          今まで普通に出来なかったこと、どんどんしてこうぜ

          全人類が「普通に」してることってあると思う。毎日、毎日無意識的にしてること。呼吸することと同じ様に行ってること。でも、その普通は、ある視点から見たら「普通に」できないことでもあるかもしれない。 今日はそんな、「普通にやってること」についての話。 「新しいことを始めることマジ余裕」時代の僕自分で言うのも生意気だと思われるかもしれないが、個人的に「新しいことを始めること」への精神的ハードルは圧倒的に低い。 英語を全く喋ったことがなかった僕は、いきなり英語に囲まれた環境に身を

          今まで普通に出来なかったこと、どんどんしてこうぜ

          僕の家にはフェミニズムが必要だった。 (3)

          この記事は、「僕の家にはフェミニズムが必要だった。(1)」そして「(2)」の続編となる。両記事を読んでいない方は、是非読んでからこの記事を読んで欲しい。 今抱えている心の闇を話そう。母が家を出てから、私と姉は父に育てられることになった。父は、高校の三年間、大学の4年間は経済的にサポートをしてくれた。 「親に感謝しなさい。」 高校の先生、大学の教授、周りの大人はみんな口を揃えて言う。 感謝はしている。高校、大学へ行けたのも彼のおかげ。でも、僕は、父を恨む。心の底から恨ん

          僕の家にはフェミニズムが必要だった。 (3)

          僕の家にはフェミニズムが必要だった。 (2)

          前記事「僕の家にはフェミニズムが必要だった。 (1)」の続編。前記事を読んでいない人は、是非こちらを読んでから、当記事を読んで欲しい。 中学生時代中学生時代も、このような生活は続いた記憶がある。なぜだか、中学生の時の週末の記憶は、殆ど無い。 僕が中学3年生になった。受験をするため、高校見学に行き始めた。11月頃に行った1校は、保護者の引率が必須。その見学にだけ、母に引率をお願いした。(その高校は、男子校だったが、学長の考えが「男女は必ず分けて教育すべき」などというわけのわ

          僕の家にはフェミニズムが必要だった。 (2)

          僕の家にはフェミニズムが必要だった。 (1)

          今回は三記事で完結だ。気分で次を投稿しようと思う。 僕は、1998年に生まれた。父、母、姉がいる。傍から見たら、少し狭い家に住む幸せな4人家族。僕と姉は、すくすくと育った。 家族旅行にも行った。親戚が大勢来て、毎年海にも行っていた。家族旅行の写真だってある。みんな笑顔で写っている。 僕は、22歳になった現在、心に深い闇を抱えることになった。家では何があったのか。夜中の三時。振り返ってみる。この記事では、僕がずっと抱えてきた心の闇をさらけ出す。 男らしさを求め始めた僕両

          僕の家にはフェミニズムが必要だった。 (1)

          「社会問題解決系」の層とそうじゃない層

          どうも!シノです。お久しぶりです。この3月についに大学を卒業しまして、4月からは社会人に・・・!と言いたいところですが1年間フリーターしま〜す。大学まじで俺の中では課題多すぎて死ぬかと思った。もう一生あのバイタリティを持ってアカデミックな論文を英語で読んで、英語で教授が言ってる難しいこと聞いて、英語でディスカッションして・・・なんて生活は出来ません。英語苦手です。 今、既卒の就活生って訳なんだけど、俺が目指しているのは「社会問題解決系」の会社。所謂ソーシャルビジネスとして知

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          路上生活者受け入れ拒否の件からマジョリティの視点を探る

          12日、台風19号が東京都に上陸した。私は、秋田にいたので、状況は分からなかったが、甚大な被害を及ぼしたことだけは分かりました。そんな中、あるニュースが議論を醸しています。ホームレス状態にある二人が、自主避難所である区立忍岡小学校に避難をしようとした際に、「住所が無い」という発言をしたため、区民以外の者は利用対象者ではないとの理由で、避難所の利用を拒否したそう。 このニュースを耳にした際、「路上生活者の人間としての尊厳は守られないのだろうか」とか、「避難をしなければならない

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