免罪符

「これは人の食べ物!お前は猫!」
これが猫の健康の為じゃなく

「私は人間様でお前は畜生だぞ。」
って意味だったら、嫌だよね。


『俺は男で、お前は女だぞ。』
って言うのが
私を守る為の愛でなく
父が自分のアイデンティティを守る為だって事
気付いてたよ。

皆は『違う』って言ってたけど、私は騙されなかったよ。
お父さんは、自分のアイデンティティを守る事に必死で、
私のアイデンティティなんかどうでも良かった。

伝わるもんだよ。
愛も、憎しみも。
上手く表現出来てなくても
上手く隠しても
伝わるもんだよ。

父は
父親に謎の暴力を振るわれて
母親に助けて貰えなくて
高校生になってから、父親の実子ではない事を母親から知らされた。(母親は実母)
兄弟仲は悪く
猫だけが話し相手だった。

私、お父さんそっくりだね。

自分そっくりな私に、気付きたくなかったでしょ。
見たくなかったんでしょ。
私の事も
継父と同じ事してる自分の事も。

虐待されると
子供にそっくりそのまま繰り返しちゃう。

『もう、終わった事じゃないの。』
去年、伯母にそう言われて
初めて私、伯母に怒鳴ったね。
「馬鹿野郎!!」って感じで。

どうせ、心に突き刺さってもいないし、響いても居ない。

どんなに怒鳴っても叫んでも血を吐いても病気になっても、
私の心は家族や親戚には届かない。

黙って金出してやってるっつっても
困った子だね。ってのが伝わってくる。
要は解ってないんだよ。
そんな金全然嬉しくない。

金や、物質じゃなくて、心なんだよ。

『こんだけ、してやってるじゃないの、
こんなに、お金あげてるじゃないの!
お母さんの気持ちも、解ってよ!』
『お母さんの気持ちも解ってやりなよ。
こんなに苦労かけて、可哀想に。』

いや。お母さんは、自分を犠牲にしてるつもりで
自分の罪から、必死で逃げてるだけ。

罪に向き合う事を恐れ、
必死で免罪符買って、
許されようとしてる。

可哀想になっちゃう。
許してあげたくなっちゃう。
申し訳なくなっちゃう。
気持ちを踏みにじりたくない。
喜んであげなきゃ。

でも、
私の、この心が、救われないの!
祟っちゃうの!

そんなんで済むほど心の傷は甘くないんだよ。
許せるもんなら許してやりたいよ。私だって。
そんな苦しみすら、どうせ解らないんだろうな。

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ライター・トランスジェンダー。スピリチュアルカウンセラー。電話占い十分千円~。お申し込みはFacebookからお願いします。 一番カッコ良い悲劇のヒロイン・孤独のヒーローはこの私です。 普通の薬じゃ効かない人向け。 合わなかったら読まないでください。 苦情は受け付けません。
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