コミュニケーションに暴力を混ぜる人

人と接する時、必ず毒を混ぜてくる人がいる。
相手にばれないように、こっそり侮辱を混ぜてくるのだ。
私の父がそういう人だった。
後で気付くと半分くらいが毒なのだ。
半分以上の時もある。
会話の目的は純粋なコミュニケーションではなく、
相手に毒を飲ませる事だったりもする。
そうやって自分を何とか上に置き、プライドを保っている。
誰かに嫌な目にあわされたのだろう。
私と関わる事で毒を浄化しているのだ。
癒されているのだ。


『あの人、僕を見下してくるんです。差別して下に置くっていうか。もう、あの人と関わるの止めたほうが良いかなと、迷うんです。』

付き合い、やめたら。
私もあの人にこっそり傷付けられるのに耐えられなくなって、口きかなくなったよ。
でも話をする人いなくなった。時間も潰せなくなった。
この病棟ではあの人と一番喋ってたから。
今はたまにこうしてあなたが具合良い時会話出来ると癒されるよ。
あなたは黒い部分がないからね。
安心して会話出来る。

傷付けられたくないからと言って
完全に付き合い絶つと、淋しくなるんだけどね。
栄養を絶つ事になるからね。
完全に人と付き合わないで生きる事は出来ないし。
でも、会話にこっそり毒を混ぜてくる奴最低だよね。
食べた後、気持ち悪くなるよね。
お腹痛くなるよね。
内部から破壊されていくよね。
それでも
人には
人が必要だなんて。
惨いよね。

その子も、家族の解毒をやる役のようだ。
男性という立場上、身体的暴力を受ける事が多かったようだ。
元々ちゃんとしたプライドを持っている子だと思う。幼くはない。

毒を混ぜないで付き合って欲しいよね。
何度も父にそう言ったんだ。私。
でも、絶対に聞き入れようとしない。
その態度に、
子供の駄々みたいな必死さを感じた。
これ以上私の話が入っていかない絶望を感じ、私は父と関わるのを止めた。
心のレベルが全く合わない。幼児は人から愛を奪う事しか出来ないのだ。
私は癒されたいんだ。
同年代やそれ以上の人に。

ただでさえ愛情が少ない環境で、暴力的愛情まで拒絶したら、更に飢えるだけだ。私が言わなくても本人も重々解っている。
それでも、僅かな米粒を貰う為にプライドを捨てて嫌な人と関わらなければならないなんて。

会話に軽蔑を混ぜる人。
セックスに暴力を混ぜる人。

それでも良いから愛が欲しい。
そんな愛でも良いから欲しい。
私は愛されてると思いたい。
これは愛だ。毒じゃない。
私は平気よ。毒だと思わなければいいの。

そうやって、毒におかされ入院してきた人が沢山いた。
私もその一人だ。
惨めだよね、本当。

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