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「Nam Jazz REC」「ケラさんREC」「Pat Metheny Trio」「イガバンBBライブ」「エディット作業」「ピッコロ談義」「レッスン再開」の巻き

1/15(火)と16(水)に行ったナムジャズのレコーディングは、予想をはるかに上回るクオリティを叩き出しメンバーはじめ事務所担当者も「これはいける!」と手応えを感じた。

それ以来メンバーから急にミックスやバンドの方向性について活発に意見が寄せられるようになり、自分もそうだけどみんな衝撃的に良いテイクが残せたことが嬉しいんだなと。そしてこのダイヤの原石的な音源を絶対無駄にしたくないという思いが行動に現れてまくっていて、なんだかとても幸せな気持ちになっている。良い音楽というのは活力をもたらしてくれる。

1/17(木)はケラリーノ・サンドロヴィッチさんのレコーディング。トランペット上石さんのアレンジでオールドジャズのスタイル。素晴らしいミュージシャンが一同に会す。

上石さんの的確なディレクションで自分でも20世紀前半のサウンドをそれっぽく吹けることを学んだ。1920〜1930年代のジャズが大好きで聴きまくってる方には足元にも及ばないけど、でもクラシックサックスの巨匠マルセル・ミュールを聴きまくった時期があったおかげでヴィブラートの質感などを応用することができた。上石さんのアレンジは様々な時代を匂わせつつ絶妙にユーモラスでお茶目さがありセンスに溢れている。音源化したら是非きいてみてもらいたい。

1/18(金)はドラマー鈴木カオルさんとBlue Note Tokyoへパットメセニートリオを観に行った。

パット・メセニーは生で観られるだけで白飯三杯食えるぐらい好きなので、もう出てくるだけで鳥肌がゾワゾワゾワ。ドラムのネイトスミスと鍵盤のジェイムズ・フランシーズも音源チェックしていて生で見られる願ってもないチャンスだった。もう一曲目から超絶&悶絶の個人技とアンサンブル。何食ったらそうなる!?の連続。トリオとは思えない情報量。最高。

1/19(土)はイガバンBBライブ@モーションブルー横浜。昨年10月に石川ツアーへ行って以来。最初に参加させてもらってからもう6年かな?7年だったかも知れない。そうそうたる面々が担当したイガバンBBのリードアルトの席に座ることが当初はプレッシャーだったし苦しい時期もあったけど、今は最高に楽しい場所になったし誇りに思っている。

この写真をみるとグッと胸が熱くなってしまうんだけど、こんな大好きな方々と音が出せるなんて幸せでしかない。紅白のオープニングを飾った五十嵐誠率いるイガバンBB、これからもどんどん新作を発表してもらいたい。

それ以後は自分のスタジオにこもり、ただひたすらナムジャズ作業。レコーディングした音源に合わせてリアレンジをほどこしアナログシンセとオルガンをダビングした。鍵盤もMIDIでコントロールすればあっという間におわるんだけど、ちゃんと弾いた方が絶対に良い音源になると信じて実際に弾きながらレコーディングした。

音源選びやらフレーズを考えたりでオルガンは気づけば250テイクも録っていた(汗)グリッサンドで手の皮がむけるので手袋しながら。大変だけどこういう経験がキーボードプレイヤーとのコミュニケーションや実際の演奏で生きてくると思う。なんでも便利さ優先しないことが今の自分には合っている。

その後、細部まで突き詰めたエディット作業。今回のレコーディングメンバーはみな技量がすばらしいので修正はほとんど必要ないけど、本来狙ったタイムがでていないようなところは微調整する。タイムも奥が深く、例えばサックスの音のタイミングをずらすだけで素人っぽくなったり超一流のサックス吹きに近づいたりする。このあたりはまたいつか書きます。一旦エディット作業は終了しミックス担当の須藤ヒサシへバトンタッチ。頼んだぜストチン!

エディット作業に追われて数日管楽器を練習していない中、本日はフルートのレッスンだった。割と調子よく吹けて安堵。最近ピッコロの演奏依頼をお断りしたような話題から師匠のピッコロを吹き倒す会に発展。ピッコロだけでなんでこんなに持ってるんすか!っていうぐらいの本数があって、ピッコロの音色を楽器ごとで聴き比べなんてやったことなかったけど各社まるで別物なんだなと理解した。そして予想はしていたけどやっぱり難しい。あと可愛らしい見た目に反して音がモーレツデカイ。たくさん練習すると難聴になるらしい。マーシャルフルテンでギター弾くとかじゃないんだからさ(汗)ヘッタクソだけど思ったよりは音が出たからピッコロも探してしまうかもしれない。

そういえばレッスンについてメールで問い合わせがあり「まだしばらく新規募集はしませんか?」と。はて?と思ったらレッスンサイトに「多忙につき生徒の新規募集を停止しています」と文言を載せたままになっていた。数ヶ月休みがなかった時期に書いたのをすっかり忘れていた。どうりで最近問い合わせがないわけだ。

というわけで本気で上手くなりたいかたはご連絡ください。
プロアマ関係なく全力で指導します。
レッスン専用サイト

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