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私が離婚した時のお話 その2

離婚から半年ちょっと。

気持ちと心の整理のために、私たちの離婚の経緯について書いているシリーズの2回目です。



■離婚1週間前

離婚話を切り出された直後、少しの時間も私と一緒にいるのが辛いという元奥さんに実家に一度帰ってもらい、別居生活が始まって2週間半ほど経った日。

元奥さんから「やっぱりもう一緒に暮らすことは考えられないので、離婚届を書いて送ってもらえたら嬉しいです」というメッセージが届きました。
私の方も、もうこの2週間半で覚悟はできていたため、「わかったよ」とだけメッセージを返し、二人の離婚がこれで確定。

その後、離婚届を用意し(あれって今、コンビニのカラーコピー機でも用意できるんですね…)、必要事項を記入して元奥さんの実家に郵送。

1週間ほどで元奥さんが提出した離婚届が受理されたという連絡が書類で届き、書類的にも離婚が成立。

この辺りの必要なやり取りは全てメッセージでのやり取りとなったため、ひと月ちょっと前に私がホテル住まいをしてる間に奥さんが実家に一度帰る…ということを話し合って以降、電話口でさえ一度も口を聞かないまま、私たちの10年間の結婚生活は終わりを告げたのでした。



■離婚後その①

書類上の離婚が成立した後。

前回もちょっと書きましたが、飼っていた犬は元々奥さんがお金を出してお迎えした子だったので、その子を北海道に連れて行くために迎えにくるのと、家に残った元奥さんの荷物を取りに来る日を決めてもらい、その当日は私はまたホテルに宿泊。

一応3日ほど日程をあけておいたのですが、最後に犬ともお別れをしたいし、一旦別居をしてもらうことを決めたあの日から一言も口をきかないまま二度と会わなくなるというのも私は嫌だったので、福岡を出る日に15分でいいから話がしたいとお願いしてみたのですが、返信もされずに拒否。

荷物の搬送が終わって北海道に帰った後、犬は飛行機にちゃんと乗れたこと。降りた後も元気でいることだけを伝えるメッセージが来ただけで、結局最後までお別れの言葉のないままでした。



■離婚後 その②

こんな感じで話し合いもほとんどなく、私の方も特に離婚をこれ以上引き止める事に大きな意義を感じることができずに離婚話に応じたため、我が家の離婚はあっさり成立しました。

一応別居中に調べてみたのですが、離婚はどちらかに大きな過失が明らかである場合(暴力や浮気、借金や大きな病気等)や、長期間の別居や夫婦生活の明らかな破綻(数年間にわたるセックスレス等)を証明できる場合を除いて、どちらか片方だけの一方的な言い分では婚姻関係を止めることはできないので、私がごねれば裁判に持ち込んだ後、元奥さんに慰謝料を払ってもらって離婚という形にしたり、私がそれでも徹底的に折れなければ離婚自体を法的には無効にすることもできたそうなのですが…。

もし私たちに子供がいたら、そういったことも考えたかもしれませんが、子供がいない以上は私の中ではお互い愛情がないまま結婚生活を続けることに何の意味も見出せませんでしたし、元奥さんに言った通り私が結婚生活を続けてきたのはひとえに元奥さんに幸せになって欲しかったから。私の存在自体がそれを妨げるような事になってはそれこそ本末転倒の結婚生活になってしまうので、特にその部分で法的に揉める必要性を私は感じませんでした。


また、離婚に関して財産分与の話も特になく、この点でもスムーズに話は進みました。

我が家は家計は全て私の収入から賄っていたことと、元奥さんは福岡に来てからは自分の事業を持っていたので、そこで得た収入と家の家計をごっちゃにしてしまうとややこしくなるため、元々家の貯金やその他の財産は全て私が管理していました。

実際のお金の出どころはともかく、貯金と車。あとコロナ直前に海外旅行に行く予定で貯めていたお金等、共有財産という名目で渡せと言われれば渡さなければいけないお金もそれなりにあったのですが、これに関しては元奥さんの方では一言も話を出してこなかったですし、さすがにこの状況でお金まで渡すのは私の方でも納得はいかなかったので、揉めずに済んで良かったという感じです。



今となってはわかりませんが、福岡に来てから5年ちょっと。

最初の3年は少なくとも自営業での稼ぎがほとんどなく、自分の携帯代や、ちょっとしたお菓子をたまに買う等以外のお金を全て私がお小遣いという形で渡して賄っていた元奥さんですが、最後の半年くらいは家にお金を少しづつですが入れてくれるくらいには余裕が出た様子だったので…。

本当はもっと前から離婚をしたかったのを、お金に余裕ができて自立できるようになるタイミングまでずっと我慢してたのかもしれませんね。



■離婚後 その③

元奥さんが荷物とワンコを連れに一度福岡に戻ってくるタイミングで、私の方で元奥さんがやらなければいけないこと(やらないで帰られると後から何度も連絡を取らなければいけないような事務手続き等)をリストにして全て渡しておいたので、幸い…と言っていいかはわかりませんが、元奥さんが福岡を離れて以降は何か荷物が届いたりとか書いてもらわないといけない書類がある等で苦労することもなく、その意味で急に思い出させられてきつい思いをする…ということは、今のところ一度もありません。

また、私は家事は料理を含めて一通り全く問題なくできるため(というか、離婚前から料理や掃除は大体私がやっていたので)、生活には正直ほとんど変わりがありませんでした。
君がいないと何にもできない訳じゃないと、ヤカンを火にかけたけど紅茶のありかがわからない…ということも全くありませんでした(笑)。


元々結婚している間でも、元奥さんは家にいる時間のほとんど仕事をしていたということもあって、福岡に来てからは食事の時間や寝る前以外で会話がほとんどなかった事もあり(それだけが理由ではありませんが、私が離婚を以前から意識していたのはこういう生活のせい)、ほんとに元奥さんがいた時といない時で普段の生活は変わらず、そのこと自体が逆に元奥さんとの生活がとっくに破綻していたことを感じさせて逆に悲しくなってしまう…という感じだったので、そこから半年くらいはとにかく家にいるのが苦痛でした。

仕事が終わっても家に帰らず、ご飯食べに行ったりぶらぶらしたりで家に帰ってくるのは常に夜中。休みは休みで朝からバイクで出かけて家には帰らず…という暮らしを続けていたのですが…。

ほんとに帰ってきてお風呂に入って寝るためだけの場所に家は変わってしまったので、これじゃダメだと思って少し人間らしい活動をしないと…と思えるようになって部屋の片付けを始めた時は、水回り関係がとにかくすごいことになっていました…(;^^A  今はもうキレイにしていますが、台所とかはちょっと【自主規制】な感じになってたもんなぁ…汗


そして、離婚後半年ちょっと。

あるちょっとした出会い(これはそのうち書くかもしれない)をきっかけに、そろそろ次の恋愛を始めてみてもいいのかもなぁ…と思ったことをきっかけに、マッチングアプリを始めてみることを決意。

今に至るという感じです。


■そして今

離婚から半年ちょっとの時間が過ぎ、先月のRさんとお会いした時に大泣きしてしまったものの(笑)、私自身の心の傷は、少しづつですが癒えてきています。

結婚だけでなく長期間続いた恋愛関係が終わった時あるあるだと思うのですが、新しい恋愛を始めることが久々すぎて、実はマッチングサイトをしていた頃はお会いした誰とも恋愛に近い感情を持つことができなかったのですが(お会いした方達のほとんどは(笑)本当に女性として魅力的な方達ばかりだったので、恋愛感情が持てなかったのは完璧に私側の問題です)、最近は「あれ? これってなんか、ちょっとあの人のこと気になってる?」って感じの出会いもあったりなかったりという感じで(笑)、気分も少しづつ前向きに変わってきているのを感じています。(もっとも、ちょっと気になっていた人は諸々の事情で気持ちを先に進める気が私に全くないんですけどね)


まだ婚活を再開するほどの気分ではないのですが、9月くらいになったらもう一回考えてみようかな〜…と言う感じにはなってきています。

色々な方との出会いが私を変えてくれたのは間違いない事実なので…。

少しづつですが、また出会いを広げていけたら嬉しいですね☺️



■まとめ

と言うことで、前回と今回は、私の離婚までの流れを書かせてもらいました。

改めて文章にすると、やっぱりとにかく急な話だったなと思ったと同時に、自分がずっと最後のお別れを直接会ってできなかったことを悔やんでたんだなぁ…と気づくことができました。

離婚自体は受け入れたし、私自身も離婚を意識していたとは言え、やっぱり私にとって元奥さんがずっと守っていこうと誓っていた大事な人であることはいまだに変わりはないので、12年も一緒に過ごした人と、最後に一言も口を聞かずに離れ離れになったと言うことは、私の中ではすごく辛いことでした。

元奥さんにとって既にどうでもいい事になったから何も言葉を交わさないままの別れとなったのでしょうが、私は12年間のお礼を言いたかったし、罵られるなら罵られるで良かったので、元奥さんの本当に気持ちを最後に聞いてからお詫びなり反論なりをしたかった。


もう一生それは叶うことのない望みになってしまったので、せめて私の中で、この半年ちょっとで「これが理由で離婚になったんだろうな」と言うことを、次回からはちょっとまとめて書いてみたいと思います。

夫婦のことは夫婦にしかわからないですし、その夫婦の間だって、お互いが本当のところは何を考えているのか、何をしているのかなんてわからないので、私が書く「離婚の本当の理由らしきもの」を他の方が読んでどう思うのかも気になるので…。


次回からも、お付き合いいただけると幸いです。

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