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【4/16更新】????・????

私の人生の中で、心の底から幸せだと思えた日はどのくらいあるだろうか?

常に、何かに悩まされていたような気がする。

もう、考えたくはない。

いや、もう何も考えなくてもいいのだ。

お金も、仕事も、家族も、空腹も、そして星のことも……。

もう、いいんだ。


その男は何日も食べていないのか体はやせ細り、小さく丸まった状態で、寒空の道端で発見された。



001 ○○○○○

「この子をまだ神の下には行かせたくないんです。
 どうか、お願いします……」

急に頭痛がしたと思ったら、高熱により起きれなくなり数日が経ち、意識が朦朧としている中、何度も祈る声を聞いたような気がする。

顔や身体には豆粒状に隆起した発疹があり、呼吸が大変困難な状況が続いている。

生まれたときから身体はあまり強くはなかったが、この時は生涯の中でも1,2を争うくらい辛い状態だったと思う。

発熱から3週間がたったあたりから、熱は下がり回復へと向かっていったが、私の目は光を受け取りにくくなった。

これが私が持っている一番古い4歳の時の記憶だった。


そもそも、私が生まれた時代というのは争いが多く、政治情勢と経済状態がかなりひどかった。

そのため、父方の祖父が市長も務めた人物であったにもかかわらず、私が生まれ時には一家の経済状態は傾きつつあった。

そのため、私が5歳の時に父親は家族のため兵として戦場へ行ってしまったため離ればなれとなった。

父親と言われても、顔も声も思い出もなかった。

「お父様はネーデルランドで戦死しました」

全ての家族を居間に集め、母親はそう告げて泣き崩れたのは私が17歳の時だった。

ほかの兄姉も泣いたり、その場に崩れ落ちたり、手を握りしめ何かを噛み締めていたりと色々な思いが交錯していたが、私は父親が亡くなったと言われても特に何も感じなかった。





【2024.4.9】
気が向いたときに更新していきます。
完結した時点で、タイトルと書きます。
本当に気が向いた時なので、いつ完結するかは未定です。

【2024.4.11】
思えばしばらく小説を読んでいないので、
これを機会にまた古典文学読もうかな。
あっ、でも種の起源読み終わっていなかったからそれからか。

【20244.16】
あれ?暗い話題しか更新できない……

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