クロッキーはじめてから半年経ったので、上手くなるのか検証できた気がする。

結構前にクロッキーって効果あるの?という記事をノートに書いた。
前回の記事では『効果あるの?』と言っておきながら、『んまぁ~~やらないよりはやったほうが上手くなるんじゃない?』程度の違いしか示せなかった。

今回はより具体的に、その効果について書いていこうと思う。

ちゃんと続けているよ。

まずはじめに、恐らく一番わかり易いであろう『新旧の比較』をしていこう。
使用したのは前回の記事でも紹介した『CroquisCafe』で、5分で1体を描いたものを載せていきます。

2018/05/10

2018/05/12

2018/05/13

全体的に迷った線が多く、乱雑な印象だ。
最初の時期は、頭が身体に対して小さくなりがちで、頭身に気を使いながら描いていた記憶がある。今日は写真そのままの頭身で描こうとか、今日は6頭身で描いてみよう、とか。
おおむねの印象は伝わるが、細かいところを見ると、時間が足りなくて手を抜かざる負えなかった部分も多々あるように、今見て思う。

次に、大体半年くらい経った、今現在を見ていきたい。

2018/10/28

2018/11/06

2018/11/07

2018/11/08

『これは割と効果あったんじゃない?』と言えるのではないだろうか。
1つ目の効果として、線の乱雑さが無くなった
これは普段描く絵にも影響があった。線画が前よりもキレイに描けるようになったのだ。

キレイになった原因として考えられるのは、時間が限られているので『なるべく一発で、素早く、正解の線を描かないと!』という意識が続けていくうちに自然と芽生えたからだと思う。
線を引く前には、短い時間であるが、どの部位を、どんな体型の人間を、どの空間に、どの方向に描こうとしているのか考えている、もしくは"考えようとしている"。
それが半年かけて少しずつ身についた結果だろうか。


2つ目は、白紙への抵抗感が無くなった(様に感じる)
絵を描く人、また文章でもそうだと思うのだが、白紙は怖い。
自由であるがゆえに、何をして良いのかわからなくなる。
どこまでいっても一番億劫になってしまうのは、白紙の状態なのだ。

CroquisCafeでは1分で5体、2分で4体、5分で1体をベースにクロッキーを行う。
5分もすればA4用紙に5体の人間が描かれているので、脳みそが『白紙怖かったけど、慣れたらこんなもんか~』くらいに意識が変わったからかもしれない。そういう意味では最近、絵に取り掛かるスピードが向上して、絵の生産性が上がっている様に感じる。


3つ目は、苦手が意識できるようになる
クロッキーといえば、『ポーズのストックを手軽に増やせること』を利点に上げる人が多いように思う。最初自分でもクロッキーの一番の利点はここだと思ってました。

もちろんポーズのインプットも利点ではあるけど、それよりも感じたのは、『俺、毎回この角度だと、描ききれないこと多いな…』という描けなかったポーズがより強く脳に刻まれること

ひいては、苦手なポーズが分かるということ。これは結構重要。
模写でも、キャラクターを描くときでも、風景を描くときでも、僕らは何かと『自分の好きな形、角度、構図』で描きがちである。
もちろんそれは自分のスタイルの確立という点で重要だけど、自分の快適なゾーンからはみ出していく練習も効果的だと思うのだ。

クロッキーでは快適ゾーンからの脱線が頻繁に起こる。ポーズは基本的にモデルさん任せだし。たまたま苦手なポーズ取られると『出やがった!クソッ』って気分になる。楽しくおしゃべりしてたら急に右フック飛んでくる、そんな感じ。
ちなみに僕は足が手前にきてる感じの構図だと、顔が極端に小さくなる病気に悩まされていました。過去よりだいぶ改善したと思う。

こうして、何度も苦手なポーズに出会うことによって『どの部分がどうして苦手なのか?どこが上手く言っていないのか?』というのが分かるようになる。

まあこれも『ポーズの引き出しが増やせる』という利点の派生なんだろうけど、どうして苦手なのか?が分かるというのはより重要だと感じる。
何が苦手なのか頭でちゃんと理解していないと対処なんてできない
それを顕にしてくれるのが、クロッキーだと思う。


そして4つ目、『楽になる』。

上手くなりたいという思いで始めたクロッキー、最初は上手く描けたり、描けなかったりで、気分が浮き沈みしていた。
しかし、毎日しているうちに、感情が『』になっていく。
その日、上手く描けようが、描けまいが、完全に『』。

朝起きて、歯を磨いて、パソコンを付け、Croquis Cafeを開いて、描き終わるまで『無心』で取り組んでいる。
クロッキーを終えるまで僕は、全自動の機械である。

この状態を何と言うのか。そう、クロッキーが『習慣化』したのである。


頑張らないで上手くなる方法、習慣化


上にも書いたとおり、CroquisCafeでは1分で5体、2分で4体、5分で1体をベースにクロッキーを行う。説明や小話等も含めると、1動画25分くらいでクロッキーは終わる。
25分という区切りで見たとき、結構長いな、アニメ1話分くらいか。と思う。これを毎日休まずやりきる。
正直に言えば、最初はちょっとしんどかった。自分で決めたこととはいえ、時には『なんか面倒くさいな…』と思うこともあった。

しかし、今の感覚としては2分4体のクロッキーが終わる頃、『あ、今日も俺、クロッキーしてるじゃん。』と気づくレベル。
「残りは5分1体か~、楽勝じゃん」とさえ思うようになった。
これはなぜだろう?

起きて、顔を洗い、歯を磨いて、パソコンをつけて、クロッキーを行う。
これが朝のワンセット。クロッキーを除けば、何年も続けている朝の習慣行動だ。
朝起きて、顔を洗ったら、感情が爆発して『やった~~~~~~~~~顔、洗ったぞ~~~~~~~~★★★』というやつは多分いない。
歯を磨いて『今日は上手く磨けなかった!!!』と憤慨して歯ブラシを折る人も恐らく居ない。

大抵は『起きたし、歯磨かなきゃ。』くらいの感覚になってくる。
クロッキーで、それが起きつつある。『顔洗ったし、歯磨いたし、クロッキーやらなきゃ。

面白いのは、朝にたまたま忙しくなってしまい、歯を磨いたあとにクロッキーができなかった場合の取り組み方である。
お昼を食べて、『今日クロッキーまだやってないんだよな…』と頭で考えつつも、スマホでツイッターを見ている。やらなきゃ…と思いつつ、重い腰を上げたのはそれから1日後である。完全にサボっている…。

習慣化している行動セット以外だと、脳みそはクロッキーを回避しようするのに、習慣化している行動セット内ではむしろ『Goサイン』を出す。

同じ25分でも感じる重さが全然違う。これは結構大きな変化だった。
練習を習慣に組み込むと『圧倒的に楽』。実際にあなたも実験してみてほしい。

要は、『クロッキーが意識しなくても始められるようになる』のが習慣化の力。今日は頑張って練習しよう!と意気込んでも、必ずどこかでサボってしまうからね…。


まとめ

5月10日から11月9日までのクロッキーを全部表示したよくわからないもの

半年で感じたクロッキーの効果

1.線の乱雑さが減る。→線画をキレイに描けるようになる
2.白紙への恐怖心が若干消える
3.数多くのポーズをこなすことで、『苦手』が意識できるようになる!
4.決まった時間内で描ききるのが前提としてあるので、習慣化しやすい練習が楽になる!

という結果に。

習慣化といえば、最近『Twitch』『Youtube』『Picart.TV』の3つのプラットフォームで、ほぼ毎日お絵かき配信してます。21:00~から1時間か2時間くらいやってます。
最近は漫画のキャラクターデザインを考えてました。フォローなりしておいてね。

というわけで、長くなりましたが、以上です。クロッキーは良いぞ。

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soguma

辛うじて、人である意識はある。
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