見出し画像

ヒーローになりたかった少年の唄2022①

✨✨🎍𝗛𝗮𝗽𝗽𝘆 𝗡𝗲𝘄 𝗬𝗲𝗮𝗿🎍✨✨

2022年あけましておめでとうございます🌈

年末はツアーでバタバタしていてまた更新が滞ってしまいました💦

色々やることが増え、毎週の発信がかなりスケジュール的にキツい感じになってしまったので、今年からは不定期発信とさせていただこうかと思っております😅

タイトルの数字も2022に改めまして、またちょこちょことつまらぬ話をアップしていきますので、どうぞごゆるりとお付き合いくださいませ🙏

2022年初のお話はコチラ⤵︎ ︎


マトリックス

映画『マトリックス レザレクションズ』が公開された。
僕はまだ観ていないのだが、シリーズ第4作目ということで、ポスターを見るとキアヌ・リーブスもだいぶ歳をとった感じがある。

このマトリックス、第1作目があまりに衝撃的な傑作だったためか、2作目と3作目は結構ネット民などに叩かれてきたらしく、今作もネットの反応を見る限りは微妙な感じだ。

確かに1作目の衝撃はすごかった。
1999年という時代のせいもある。

その頃新しく出た携帯はこんな感じ。

1999

まだカラー画面すらなくて

「ドコモにiモードなんてのがあるらしいぜ、凄え時代になったなぁ…」

とかやってた頃だ。
その時代にあのデジタル美あふれる映像は、誰もが初めて体験するものだった。

その頃はまだ量子物理学の研究も今ほど進んでいなくて、この世が実は「仮想現実」であったなどという発想自体が、超絶にぶっ飛んだものであり、この映画を観て時代性や人生の本質というものを深く考えさせられた人は多かっただろう。

だから僕も4年後の2003年に第2作目の『マトリックス リローデッド』が出るという時には、次はどうなるのかと胸を踊らせて待っていたものだった。

しかし、僕が2作目を観た感想は、マトリックスファンの皆様には申し訳ないが、ぶっちゃけ映像美とアクションを魅せるための娯楽作品になってしまったというものだった。

1作目の時のような哲学的な開眼を、2作目では感じることができなかったので、僕はそのおかげで3作目も結局観ずじまいとなっている。

2003年当時の携帯はこんな感じ。

BBS掲示板などがかなり普及して『インターネット』という言葉を知らない人はもうほとんどいないという時代が到来した。

2003

昔を思い出す時、どの携帯を使ってた時代かを一緒に思い出すことによって、当時の臨場感が鮮やかに蘇るから不思議だ。

そんな2003年からまた更に12年が経った2015年、内閣サイバーセキュリティセンターなるものが政府に設置された。

もうパソコンは普通のものになり、一人一台スマートフォン持つのが当たり前という時代が来た。

これから世界の全てがIT化され、デジタルによって管理運営されていく時代が始まるのだと思うと同時に、映画「マトリックス」を思い出した。

サイバーの世界がドンドン近づくことに、なにか得体のしれない恐怖感を感じながらも、すでに自分の持っている携帯もただの電話機ではなくなっていて、現代人はこいつからもう二度と離れられないということに気づき始めた頃だ。

2015

そんな2015年に、量子物理学の世界に激震が走った。

国立大学の研究所の物理学者たちが「この現実は『観測するまで存在しない』ということが実験によって証明された」と発表し、それが世界的な科学誌「Nature」に掲載されたのだ。

「人間も物も、観測するまでは存在しない」ってどういうこと??⤵︎


仏教を哲学的に学んだ人達は、ついに教えの通りの世界が証明されたと色めきたった。

彼らは、かつて真空のなかで如来から授記を授けられた自分が作りだした仮想世界が、今自分のいるこの世界なのだということを、コンピュータなど想像もできない大昔の時代からずっと説いてきたのだから。

「仮想世界」という概念自体、コンピュータが普及する前は非常に一般人には解釈しづらい概念だったと思う。

しかし時が移り、通信ゲームやSNSなどでアバターの世界が繰り広げられたり、スマホからネット決済で支払いしたりするのが当たり前になったりと、現実の世界とデジタルの世界が融合していくのを見慣れていくうちに「仮想世界」とか「仮想現実」とかいう言葉もとりたてて新しいものではなくなって「この世界は、実は仮想世界であった」などと言われても(まぁ、ありえる話かもな…)と思えるような、すごい時代になってきた。

一般の人達が自分の考えをSNSなどに発信して、そこに関して他の人間の意見なども直接受け取ることが簡単にできる状況になった。

TVが廃れ、人々は圧倒的にインターネットに時間を使うようになった。

匿名性が確保されるツールも増え、その中には内部リークなどの、本来なら絶対表に出ないような情報さえいくらでもあって、探せば色々ディープな資料が無料で出てくる時代。

これはマトリックス第1作が発表された時代とは明らかに違う時代だ。

Facebookの母体は名前を「メタ」に変え、NFTを含んだメタバース世界をこれから更に促進していくという。
当然もっと色々な企業がそこに乗り出していくだろう。

仮想世界の中の出来事がドンドン現実の世界とリンクしていく。
そのうち人間の営みの大半が仮想世界の中での出来事になるかもしれない。
そうなっていけば、映画マトリックスの世界観というのも全くのSFではなくなり、実に現実味のある未来予知作品だったとして評価されていくかもしれない。

そうこうしているうちに2022年がやってきた。
2001年宇宙の旅の世界観から、実に21年後の実際の世界だ。

科学がこれだけ発達しても、相変わらず世界には飢餓や貧困や自殺、争いや諍いが未だ絶え間なく起こっている。

そろそろ問題の根本が「科学の未発達」なんかではなく「人間性の未発達」であったことに気づかねばならない時が来ている。

赤いピルでも、青いピルでもいい。
現実だろうが幻想だろうがどちらでも同じことだ。

全ては真空から産まれた幻想なのだ。

「人間性」がフルマックスに活性化したとき、それは「仏性」に変わる。

そうなれば、自ずと全てを悟るはずだ。

それまでは、どちらにせよマトリックスの幻想の中で人間性を磨く修行をしていくしかないのだろう。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?