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2023 佐渡国際トライアスロン大会 旅行記


9月3日(日)、佐渡国際トライアスロン大会(Aタイプ)に参加し準優勝🥈。
どうも、シルバーコレクターですw
今シーズン振り返りを含めて、レースまでの経過とレースの所感(反省)を記録に残しておきたいと思います。note初投稿なので長文駄文ですがお許しを。



~今シーズンの振り返り

昨年、佐渡Aでロングデビューしたものの、何かの手違いで優勝してしまったのが事の始まり。

(身体面)
シーズンオフ中は、おおむね前年比1.5倍ほどの練習量(20~25hr/week)をこなしていたが、春先にオーバートレーニング症候群を発症した。心拍が上がらない&貧血症状で、高強度(高心拍域)のトレーニングが積めなかった。
身体的には、足底筋膜炎の寛解・再燃と、首の痛み(3年前の追突貰い事故の後遺症)と、何かしら故障のある状態で騙し騙し続けていた。
(メンタル面)
(優勝を周りからイジられる事もあって)順位や成績が気になってしまい、極端に言うと1位じゃなければ意味が無いように感じる時もあった。まぐれで優勝しただけで大した実力も無いのに。
トレーニング時間の確保を含めて時間効率を重視するあまり、気持ちに余裕が無かったり、家族にイライラする時もあった(大いに反省)。

皆生トライアスロン (総合2位)

(時間が経ってしまったので詳細は割愛)
皆生では、心拍上がらない病は完治していなかったが、暑熱耐性のおかげで何とか総合2位。優勝出来なかった悔しさはあれど、バイクのミスコース以外はおおむね実力が発揮できたので、初参戦の大会で挑戦者という立ち位置もあり、それなりの達成感があった。スイムが激遅でいつも借金生活なのが楽しくないので、1年通ったスクールから朝スイムに転校することを決意。

佐渡と違って副賞無いのね…
てか、JTUのポイント対象外なのね…

皆生~佐渡前まで

佐渡まで1.5ヶ月しかないため、皆生後は1週間だけ休んで、佐渡に向けて再始動。皆生前後に練習量を減らした事で、オバトレ症状は良くなった。しかし、皆生のランで足底筋膜と脹脛を痛めてしまい、接骨院で治療しながら騙し騙し練習を積むことになった。(もう少し休養期間を取るべきだったと反省)
ちょうど再始動の頃に、星さん、菊池さん、Greenmanさんに以前お誘いいただいた渡良瀬練に再度参加させてもらった。人数が増えた上に自分より速い人しかいないのだが…
その練習会で、自分の暑熱耐性が完全にリセットされてしまったことが発覚。このままでは佐渡完走も危うかったので、猛暑下でのランニング、龍泉寺サウナ練と、暑熱順化をやりまくった。
8/12の彩湖トライアスロンでは暑熱耐性も戻ってきて何とか優勝。

IRONMAN渡良瀬w
PSYCOの水質は修行

佐渡はなんちゃってディフェンディングチャンプとして臨む事になったが、今年は(特に)、アマチュア最強の星(パイキ)さんがいるので、連覇は無理ゲーだと思っていた。
私のフォロワー様はローディーが多いので富士ヒルで例えると、優勝者とゴールドセイントくらいの実力差…
参加費タダ&遠征費出るとはいえ、むざむざ負けに行くのもなぁと、モチベーションは皆無だった。(皆生との間隔が短くて、燃え尽き症候群の影響もあった)

ただ、今後どういう形でトライアスロンを続けていくか、家族に多大な迷惑をかけているし、家族との時間も大事にしたいのでどうするべきか…と悩んだ結果、今回は遠征費も出ることだし、家族旅行を兼ねる事にした。(仮に来年以降、海外レース出るとすると家族で行きたいし、その予行演習的な側面も)

レース前々日、前日

レース前々日の夜に佐渡入りするため、車で朝9時出発。
が…高速でトラブル発生。お恥ずかしながら…覆面に捕まったorz
(出発直前にスイム行った影響かボーっとしていた)
人生初違反だったのでかなり凹んだ…幸先の悪すぎるスタートや…

食事の時間がズレてしまったりバタバタしたけど、何とか予定通り就寝。前日朝は、やる気勢は試泳していたようだが、少し疲れていたのでゆっくり起きて朝食食べて、息子と海沿いを散歩。フナ虫多過ぎぃ…

マイペースな息子に癒される(レース前なのに緊張しなさ過ぎてやばかった)


レースの準備があらかじめ出来ていなかったので、前日にやるも、SHIVのハイドレーションが詰まってホームセンター行ったり、慌ただしかったのは反省。(ちなみに昨年も、小木坂試走でタイヤカットして、ホームセンターのお世話になった)

甲羅の中は蟹クリームコロッケw偶然パイキさん達に遭遇w

招待選手なので開会式の召集令状が届いており、前日16時~というゴールデンタイムに行きたくなかったのだが、JETTメンバーが集合するとの事で、それだけを楽しみに会場へ。
いつもzwiftでお世話になっている、TsuリーダーとRyoさん、Tomoyoさんはじめ、ようやくリアルでお会いできて嬉しかった。

JETT(このために開会式来たと言っても過言では無い)
公開処刑の図。
パイキさん欠席でザワザワしてましたよ!w

レース当日(スタート前)

足底筋膜炎は血行良くすると改善傾向にあったので、早めに起きて宿の温泉で身体を温めた。朝食は昨年は菓子パン食べていたが、今シーズンは小麦を節制しているので、餅を初試行。
会場の駐車場は4時過ぎに行ったら、満車になりかけていて焦った。準備間に合わないかと思ったが、前日にドリンクの調合を大方済ませていたので何とか。

レースプラン

猛暑で距離短縮の可能性もあったそうだが、短くなったら早く終われるなぁとか考えていた。冒頭の通り、順位や成績が気になってしまうプレッシャーから早く解放されたかったし、シーズンオフに入って楽になりたかった。
一応、レース目標としては以下の感じに。

①焼肉を17時に予約したので、間に合うようにゴールする(競技10時間なら16時ゴールなので間に合う算段)。
早くゴールすれば、その分家族と遊ぶ時間が増えるし・・・
というのは半分冗談で、
②昨年の自分より早くゴールする(10時間切り)。
③星さんになるべく離されないように粘って、万が一トラブルがあれば抜きに行く。
バイクでもぶっちぎられるだろうけど、獲得2000m以上あって登りが比較的得意な自分に向いているコースだと思うので、登りはガンガン行く作戦で。

スイム (4km: 1hr10min)

昨年と同じく一番内側からスタート。
スイムは激遅なので、ちょっと速めの人を見つけてコバンザメ。それなりの人は居たのだが、どうも蛇行している気がしたので、見限って(失礼)いろんな人に無賃乗車していく。1週目は34分でまあ想定通り、2週目は3~4人のグループが形成されたけど、周りがタレているのに合わせてしまい、結局70分でスイムアップ。昨年よりは速いが、相変わらず遅すぎて泣きながら走った。

T1

隣の星さんのバイクは既になかったので、5分以上差が付いてるだろうなと思いながらバイク準備。
ハイドレーションを腹に仕込むのだが、焦ってホースが抜けてしまい腹から噴水状態w
ゆっくりし過ぎて4分もかかった・・
バイクの補給は、3L腹ハイドレ+1.3LSHIVハイドレ+エアロボトル1本で、エイド全スルーするノンストップ作戦。補給食はドリンクにMAURTENと電解質混ぜて、後はアミノザウルスとかジェル系を少々。

バイク (190km 2500up: 5hr12min)

乗り始めはついついパワー出てしまうので自重しながら、心拍・パワーの調子を探る。心拍上がらない病は治ったようで、脚もそこそこ軽い、皆生より調子が良いと判断。前を追うためには、登りで踏むしかないので平坦テンポ、登り4倍程度で攻めることに。

20~30km地点で宿泊先が見えてきた。妻と子供が沿道で待ってて、見つけた時はちょっとウルっときた・・・家族で来た醍醐味。

40km地点でJETTジャージを発見し、Devinかな?と思ったらTsuリーダーだった。いつもzwiftで凹られていて、バイクで追いつかないと思っていたので意外だったが、Ride onして抜かせてもらう。するとその前にもJETTジャージが・・・次はDevinか。同じくRide onしながら、「JETTジャージ黒だし、JETT Stream Attack(黒い三連星)やん!」とかアホな事を考えながら、さらに前を追う。

50km過ぎた地点のコーナー出口で、道路の真ん中の石の様な物を踏んでしまう。(フラグ)

Z坂手前あたりで4人集団を捕まえる(登りだから関係ないが集団…?)。先頭に篠崎さんを発見。篠崎さんには2年前彩湖でラップされたし、バイクで追いつかないと思っていたので、自分が踏めているのを再確認。

その後の海岸線平坦区間は誰とも遭遇せず、まあ2位か3位くらいかなと思いながら淡々と踏・・・みたいところであったが、徐々に腰痛が出て来たので、2週間抜いたカフェインを投入しながら騙し騙し進む。

SHIVのハイドレーションが吸えなくてチューブをシコシコするトラブルはあれど、120km地点まで来て、スタッフに前と8分差と教えてもらう。意外に差が付いてないとぬか喜び。(結果的にここまでバイク互角だったのは褒めたい。今年ずっと凹られてたのでw)

小木坂の手前。ここでフラグ回収イベント。
どうも道路のギャップを拾った時の前輪の感触がおかしい・・・
フックレスなのでもともと低圧だが、それ以上にタイヤ潰れてる感じだったので、50km地点で踏んだ何かでスローパンクした模様。
エイドで降りて空気補充するか悩んだが、前どころか後ろに抜かれるし、昨年超えを目標にしていてトラブルがあればDNFする覚悟でいたので、このまま小木坂を上る事にした。なるべく前加重しないようにして、登りはまだ良かったが、下りがどうにもならなくて徐行運転。Bの人に抜かれる始末・・・
ゴールまで何とか持ってくれと念じながら、約50km、最後の平坦は250W出しても35km/hほどしか出なかったけど、何とかトランジションまで戻ることが出来た。(フックレス28cじゃなければもたなかっただろうな)

ホイール大丈夫かな…怖くてまだ診てない

T2

暑さ対策で、保冷バッグ(+ドライアイス)に入れて置いたフラスク2本を持ちながら走って、最初のエイドは寄らない予定だった。
フラスク、キンキンに冷えてやがる…いやむしろ凍ってて飲めないorz
ランの補給食はMAURTENのジェルとVESPA。(カフェインはバイクから摂ってるので効きが悪いが、VESPA飲むと一時的にキレが戻る(気がする)。)

ラン (42km: 3hr30min)

パンクで相当ロスして、星さんに追いつく可能性は0だと思ったので、とりあえず皆生と同じペースで入る。折り返しから、後ろとの距離を確認すると4kmは離れていた。活きの良さそうな走りをしてたのは星(ヒデ)さんだけだったので、無理せず2位をキープすることに。

ランは10km/1周を4周回だが、1週目終わったあたりから次のトラブルが・・・お腹がグルグルする・・・
原因は不明だが、ガスも溜まってて接地の度に苦しい・・・
(翌日以降も引き摺ったので飲み物or食あたりか?)
後ろとの差もあるので、人間の尊厳を保つために無理せずトイレIN。
(順位が変わる可能性あるなら尊厳を捨てる覚悟もあったけど・・・)
結局ゴールまで4回トイレに行く羽目に。

家族が商店街まで移動して応援してくれたので、毎周回楽しみに走れた。(子どもは遊びに夢中で、毎回通り過ぎてから気づくパターンだったけどw)
また、JETTはじめこの1年で知り合った方々と声かけながら走れて、昨年は1人でそういう楽しみは無かったので、それだけでも佐渡参加して良かったと思えた。

腹張ってるのがわかる…てか後ろ誰w

30kmあたりから足底の痛みも出てきたので、無理せずキロ5のジョグ。
終盤は腹痛で暑さを忘れ、かけ水も要らないほどだった。ラスト3kmで最後のトイレ休憩してからはキロ4'30''に上げてゴール。
トラブル続きだったのでタイムは気にして無かったけど、昨年より早い&10時間切りは達成できた(星さんがダントツだったけど、私のタイムでもコースレコードらしい)。

喜びや達成感は無かったな

フィニッシュエリアで待ってくれてた家族を見た時、ホッと胸を撫でおろした。「頑張ったね」と息子に言って貰えて、何か息子にも経験になっていたら良いな(観てなかった気もするけどw)。

その後、新チャンプの星さんに声かけてもらい、記念撮影。トラブルが無ければもう少し彼を楽しませてあげられたかもしれないので、申し訳無かったったけど…それも実力なのでまた切磋琢磨したいと思った(春からずっと凹られてるけど)。
スタート前は早く終わりたい、何ならトライアスロンやりたくないと思ってたけど終わってみると意外と…一応ベストは更新したけど、また来年リベンジしたいなという気持ちが湧くくらいになってた。

パイキさん強過ぎるわ

レース後

レースプランだった焼肉は余裕で間に合った。レース中は炭水化物摂りまくったけど、タンパク質と脂質足りて無いからね!
シーズン中は好物の牛タンもカルビも我慢していたので解禁。
気持ち的にも、レース前まで感じていた色々な葛藤はスッキリ無くなり、自然と会話も弾んで家族の時間を満喫できた。家族には迷惑かけてばかりだったので、佐渡まで付いてきてくれて本当に感謝。

息子は枝豆食べまくり

翌日は表彰式後に、弁慶の回転寿司(妻へのご褒美)行って、たらい船、砂金すくいと佐渡っぽいことを一通り。息子も楽しそうにしていたので、良い経験になったかな。おススメの日本酒も仕入れて、夕方のフェリーで離島。帰宅は夜遅くなってしまったけど堪能できたのでヨシ(帰りの高速は安全運転ヨシッ)。

悔しかったのは今年BROOKSの副賞あった事w
レースでBROOKS履いてるの私だけでは?
のどぐろ。今思えば佐渡産縛りにすれば良かった。
初たらい舟。水中メガネは気に入ったみたい。
レア酒らしい至の生純米吟醸。飲むの楽しみ。
帰りのフェリーで食べたカレー
レース後1時間しか寝れなかったので、
パパのライフはもう0よ…

来年どうするとか考えて無いですが…とりあえず12月のITJ(トレラン)に向けて、(トライアスロンにとっては)無駄なトレーニングをいっぱいしながら、ギルティな食べ物をいっぱい摂取していく所存。

課題は、皆様おわかりと思いますがスイムなので、もっとトライアスロンを楽しめるように何とかしたいです。(誰か教えてください…)

以上、長文失礼しました。

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