【振り返り】2023年の取り組み
はじめに
トライアスロンを始めてから約2年
2023年は高い目標を掲げたものの、現実を思い知らされた1年となりました
比較的コミュニティが小さいトライアスロンはSNS等を通して、活躍されている情報が比較的手に入りやすい
その中で結果を出されている方々をお見受けすると、それはそれは落ち込んだりもするわけです
ほとんどの練習を1人で過ごすため、思うような結果が得られなかった今年はとにかくメンタル的にもキツい瞬間がありました
「自分は何をやってんだろう…」
「練習してるのに何も成長してないのではないか…?」
「このままだと強い人とどんどん差がつくだけではないか…?」
とはいえ諦めたくはないので、
いつかの自分のために今日に至る経緯と主に練習への取り組み全体についてまとめて供養しておくことにします
例え今は誰も応援してくれていなかったとしても、これまでの取り組みがnoteにまとめて有料版にしても遜色ないくらいの結果を出したいと思います
そうだKONAへいこう
思えばはじめは友人に誘われて半ばイヤイヤ参加したトライアスロン
気づくとどっぷり沼にハマってしまいました
そして2022年の世界選手権KONAを見て奮い立たされました
自分もKONAに行きたい、KONAを目指してみようと思い立ちました
そもそもロングに出たことないし、どうやったら出場できる仕組みなのかもあまりわからない状態でした
そこでタイミングよくLuminaのKONAチャレンジ企画というものを知って応募
過去のリザルトも決して映えるものでもない中で、伸び代や意気込みを買っていただいたのかは不明ですが、光栄にもメンバーに選出選んでいただくこと
まずはトレーニング計画とメニューの落とし込み
ロングはひたすら長い練習すればいいのか?
でもそれだと速くならなくないか?
そんなことを思いながら、日本語で色々調べても参考になりそうなものはなく、たどり着いたのはSNS
海外のトライアスリートだけでなく、国内でも強豪エイジグルーパーの方々が発信される情報は投げ銭を送りたくなるレベルに貴重なものが多い(もしコメント等いただけたらガチで何かお返ししたいw)
たどり着いたのはどうやら低強度高ボリューム
その中での細かな強度や疲労管理はいまだに模索しているけれどベースはここにありそう
またプロアマ問わずZwiftやStravaアカウントをストーカーのように拝見して、実際の練習内容はどのような強度でどのくらい時間をかけているのかなどを把握
自分の生活パターンで当てはめてみるTrainingPeaksとやらも登録して強度や疲労の目安も管理できる状態に
それとは別に自分なりに2カ年のトレーニング計画表も作成してみて、年間、月間、週間のおおまかなプランニングと進捗が可視化できるように
タイミングよくKONAチャレを通してメンターである竹谷さんからもトレーニングプランのクオリティに関してはお墨付きをいただけたのであとは自分を信じてやるだけ
2023年のターゲット
そしてKONA出場にはIRONMANレースに参加しないといけないので、まずはターゲットレースを選定ロングの経験もなかったのでレース想定
タイムは、IRONMANのリザルトがまとめられたデータベースを参考にしつつ自身のミドルレースのリザルトを基に皮算用で見積もってみる
開催当日の気候やリザルトのボラ等も含めて調べたところ、日本の若造はしこたまトレーニングして大人しくアジアオセアニアのレースにエントリーしてスロット狙うしかなさそう
そもそもほとんどの欧米レースは相対的にレベルが高く、ご時世的にコスト面も優しくはない結局まずは1回灰になる経験をしてみようと思い2023年6月開催のIMフィリピンにエントリー
とはいえ現状の実力ではスロット獲得は中々にハードルが高い
どのくらい練習すれば速くなるのかもわからないけど、目指すと決めたならコミットするしかない
そんなこんなで2022年末のKONAチャレ募集と同タイミングで、2023年4月開催の宮古島トライアスロンの存在を知り応募
2023年の宮古島はセミロングのフォーマットで気候的にもフィリピンに近そう、かつ冬から春のトレーニング進捗を確認する意味でもちょうど良かった
そして今思えばここで両方とも選ばれたのはかなり幸運な気がする
地味で地道なトレーニング
とはいえこの自分を信じるというのが意外とツラい
正直今現在も試行錯誤しながらである
これで成果が出るかはわからない
何よりスイム以外は1人で淡々とトレーニングをすることになる
平日は出社前をメインに朝スイム、ZwiftやJog等で2時間程度
休日は時間をかけて平均でも4~5時間はトレーニングに費やした
トレーニング内容も地味で極まりない
スイムこそ毎度メニューやドリルが変わるものの
バイクやランは基本的にベーストレーニングと呼ばれるものがメイン
まさにベース
一定のペースで淡々と
トレーニングが終わったらGarmin等を見ながら簡単に振り返ってみる
その日の調子は体感的な強度としてどうだったか?
トレーニング強度、心拍は適切であったか?
スイムならペーシング、ストローク等はどうだったか?
バイクならペダリング、ケイデンス等はどうだったか?
ランニングであればピッチや接地時間等はどうだったか?
意外とこういうのは嫌いではなかったりする
レースでの現状把握
ただ取り組みを振り返ると結果的には何もかもが課題だらけであった
まだまだ弱いながら、自分の強みすら何もわからなくなってしまった
4月の宮古島では怪我をした
正直エンデュランス系のスポーツで怪我なんてしないとナメていた
おそらくランの強度をコントロールしきれず、膝を痛めてしまった
結果的に宮古島当日もスイムのキック打てないレベルだったが、治療やリハビリだけでなく練習メニューの見直しで今のところ再発はしていない
6月のフィリピンでは嘔吐や低血糖に苦しめられ散々な結果に
ここ10年程体調不良のような症状はなく健康体そのものだったのだが、レース中に吐き気を催してしまい、レース後にも復調せず1週間程苦しめられた
これは現地の過ごし方が悪かったのか明確な理由はわかっていない
ただ発生した要因は洗い出して、次レースのマレーシアでは同じようなことは起きなかった
そこから3~4月ヶ月は仕事以外はほとんどをトレーニングに費やした
とにかく攻めたレースはせずに、現状の実力に見合った目標設定ペースでいいので完走したかった
ただ結果的に10月のマレーシアは、最後のランで走れなかった
※後日TeamYの大西さんに相談したところ、ランパートの直後に一気に心拍が上がったという点を踏まえると、水分不足だったのではないか?といただいた
そもそも完走する体づくりもできていない
コンディションも合わせられていない
2023年はそれなりに練習ボリュームは積んだ
週20時間前後、多い時は30時間程度費やした
その結果がこれなので正直言って笑われても仕方ない結果だった
2023年を通して
総じて
明確なのは今の自分にKONAに行ける実力はない
今年はやれることはやったのでこれが実力
ただロングはやればやるだけ伸びるという手応えは掴めて、継続的にトレーニングを積めたことだけは自分の中で自信となりました
なによりトレーニングボリュームの許容度が圧倒的に広がった
正直なところ取り組み当初は10~15時間程度が限界だと思っていたが、週25~30時間のトレーニングができるようになった
ただ2023年においてレース結果は一切ついてこなかったのでメンタル的には正直かなり応えている
なんならパフォーマンスは2022年の方が良かったのではないだろうかとすら思える…
簡単に3種目のサマリだけ記載しておく
スイム
スイムはLuminaでお世話になっている井上コーチの指導を信じて徹底して泳ぎ込みを実践してきた
朝スイム無遅刻無欠席は我ながらよくやっているとおもう
小学生ぶりに泳いだ昨年と比較するとさすがに大幅な進歩は見られなかったが、それでも進捗のあったと実感できるパート
特にペーシングの感覚は大幅に身につき、今も課題ではあるが沈みがちな足に対するアプローチも徐々に改善傾向にある
またベースとなるスピードは技術面含めてまだ改善余地があるが、同じペースでの心拍は大分抑えられるようになってきた
IRONMANスイムパートの目標はノンウェットで最低でも1時間5分前後では上がりたい(現状1時間10分程度)
そのためオフシーズン含めてベース期間にはある程度余裕のあるサークルで泳ぐ機会も設けつつ動きを見つめ直す機会も作っていきたい
また井上コーチは競泳出身であるが、他種目への理解がとてもある方で、
その中でスイムをどのようにアプローチすべきかという観点でコミュニケーションをしていただけるのはありがたい
そのためいただけるアドバイスは他種目にも活かせる内容が多く、個人的にインプットしたトレーニング理論の肉付けが出来たことは大きかった
バイク
バイクは2023年にかなり時間をかけた
そしてかなり長時間耐えられるようになった
結果的にFTPは多少落ちた気がするがこれはトレードオフなのだろうか…?
とはいえ上を目指すとなるとパワーはかなり弱いので、パワートレーニングとのバランスを見直す必要がある気がしている
ランカウイでもバイクパートも想定パワー付近で踏んだはずだが、結果的に走れなかったのはもっと抑えなければならなかったのか…?
そもそもペダリング効率も悪いのか…?
この辺はまた冬にトレーニングやフィッティングを通して模索していきたい
ラン
おそらく圧倒的に伸び代があるのがランである
このエイジで戦うにはおそらくマラソン単体で2:40~2:50程度で走れるがないと厳しい気がしている
今一度スピードトレーニングも取り入れて冬はマラソントレーニングをベースに取り組んでみようと思う
正直なところ2023年は具体的な結果が得られなかったので、
まずは冬にマラソンでサブ3という結果を短期的に追ってみても良いかもしれない
そもそも高みを目指す上で走るための脚筋力もまだまだ足りていないはず
あとは直近停滞してきたが、引き続き減量も継続しなければならない
2024年に向けて
トレーニングに関して
当然ながら結果を出している人はトレーニングの継続なんぞ朝飯前に取り組んでいる
2024年はベーストレーニングをオフの期間もある程度維持しつつ、キレのある動きを取り入れながらレベルアップしていきたいと思う
多少なりともお金をかけてインプットするのもありかもしれない
目標をどこに設定するか
まずはこのエイジでKONAスロットを取りたい
とはいえ現状差分を埋めた上で2024年のKONAスロットを獲得できる可能性は先述の通り限りなくゼロに近い
おそらく35~39になると今より難易度も上がる
少し話はそれるが、実際次の35~39カテゴリは国内でも話題のSub9を掲げる方々の存在を中心に層が厚いのはロングの競技者にとっては周知の事実だろう
実際日本国内だけでなく海外においてもIRONMANのリザルトを見る限り、この辺りから選手としての層が全体的に厚くなり始める
おそらくロングではいわゆる脂が乗ってくる世代であり、40~44あたりも同様となっている
逆に50~55辺りから今度は日本人の活躍が目立つ
実際2023年に参加してランカウイでも上のエイジカテゴリでの日本人の活躍は目立っていた
加齢に伴う運動能力の衰えスピードが国単位、あるいは民族的にどの程度差があるのか?とかは普通に興味があるので詳しく調べてみたいところだけどここでは置いておく
つまり何が言いたいかというと、このエイジでKONAスロットを取らないと10~20年はより厳しい状況に立たされる可能性がありそうな気がしている
あとは正直なところ金銭的、時間的な制約もある
今のライフスタイルは非常に充実している反面、個人的にビジネスとしてやりたいこともいくつかあるのでこのトレーニング時間に当て込むのは物理的に不可能である
なので2026年のKONAスロットを視野に入れてトレーニングを継続するのが、まだ現実的かなと考えています
それでもハードルは高いというのは認識しています
とはいえ一朝一夕で強く、速くなることはまずない
雨の日も風の日もトレーニングを継続するしかない
努力のベクトルは大きくズレていないと信じてこれからもトレーニングに励みたいと思います
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